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冬桃ブログ

出雲の旅 続き

 さて、出雲といえば、歌舞伎の始祖といわれる出雲の阿国も忘れてはならない。
 稲佐の浜の近くに、彼女の墓があった。
 踊りや歌のうまさに加え、舞台のプロデュース能力にも長けていた阿国。
 全国区レベルで有名になった女性芸能人の草分けといえるだろう。



 出雲市にある鰻料理の「ひがしや」で、薬膳料理のコースをいただいた。
 出雲市には神西湖という汽水湖があり、鰻やシジミで有名だ。
 この店でもそれを食べることができる。
 写真は「鰻のアライ」。初めて食べたが、あっさりしていて歯ごたえがあり
たいへんおいしかった。
 



 神西湖は大国主命の正妻であるスセリビメが生まれたところでもある。
 正妻というからには愛人だのお妾さんだのもいて、大国主命には「絶倫」と
いう下世話な噂もある。
 が、じつは大国主命というのは個人名ではなく役職名で、何代にもわたって
何人もの大国主命がいたらしい。
 なるほど。
 
 ところで、「ぜんざい」はこの「神西」が発祥の地だという。
 出雲大社の周辺でも、ぜんざいを売る店がたくさんあった。
 私も「おこげぜんざい」など数種を購入、帰宅してさっそく食べ、即、体重が増えた。

 さて最後に境港市へ出ると、町には妖怪がいっぱい。
 NHKの朝ドラで水木しげるの奥さんが主人公になるというので、「水木しげる
ロード」までできているのだ。
 街灯も橋の欄干も店で売ってるお酒もお菓子も雑貨も、すべてが妖怪グッズ。
 自分の生み出した子供達が大活躍しているさまを、水木先生は静かに見守って
おられた。
 「なまけものになりなさい」という深いお言葉とともに……。




 



 
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