冬桃ブログ

ことばは世につれ……で、しょうけど。

 ブルゾンちえみと一緒に出てくる「ウィズ・ビー」。
 「ビー」というのは「ボーイズ」の略だろうと
ずっと思ってた。
 「ブリリアント」なのだと、最近知った。


 ずっと前から「おやりになっている」という
言葉遣いが気になっている。
 
 「◯◯さんは、スポーツをおやりになっている」
 「お店を、おやりになってましたよね?」

 「やる」というのは、そもそも乱暴な言葉づかいではないのか?
 丁寧に言うなら「なさる」ではないのだろうか。

 「スポーツをなさっている」
 「お店をなさっている」

 そういえばいいのではないかと思うのだが、
テレビを観ていると、有名キャスターも有名作家も
「おやりになっている」と言っている。

 「お」をつければ丁寧語になるのか?

 気になって仕方がないのだが、まあ、間違いの多いわたしのこと。
 これも長年、勘違いしているだけなのかもしれない。
 誰か教えて。

 Jポップスの人たちが、外国語のような発音で
日本語を歌うのが、どうにもいやでたまらない。
 桑田佳祐がやった時点ではよかった。
 だって彼だけの個性だったのだから。

 でも、大勢があんなふうに歌うようになったいまは、
個性でも何でもない。
 「何語だ? あれは」と、いやな気分になるだけ。
 素人も、カラオケに行くとあんな発音で歌うの?
 恥ずかしくないかなあ。
 

 先日、某テレビで三浦大知の特集を放映していた。
 彼のダンスは素晴らしいと思う。
 でも歌は、テロップが出なきゃ、なにを言ってるのかわからない。
 この人もこうなのかと、少々がっかりした。。

 私は終戦から二年後に生まれた。
 第一次ベビーブームの世代だ。
 戦争を体験していないのに、欧米コンプレックスはあった。
 日本は貧しかったが、欧米は豊かだったから。
 欧米への憧れは強く、物でも文化でも人でも、
欧米のすべてが輝いて見えた。

 でもそんな時代は終わったのだ。
 いまや日本は、経済においても文化においても
他国が憧れるほどの大国になったはず。

 なのになぜ、あんな、英語もどきのみょうな発音で歌うのか。
 日本人なら、ましてやプロなら、日本語に誇りを持ち、
きれいな日本語で堂々と、世界に向けて歌って欲しい。
 
 ……などと思ってしまうのは、私が世代のコンプレックスを
いまだに捨てきれていないせいだろうか。

 

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