冬桃ブログ

丹後・神秘の旅 籠神社と舟屋の伊根

 宮津二日目は島村さんと幾世さんの案内で、まず元伊勢・籠(この)神社へ。


(この写真は籠神社のサイトからいただいてきたものです)

 ここの宮司を代々務める海部家は、天皇家より古い系図を持つことで有名。
(参照「来週は丹後ミステリーツアー」)
http://blog.goo.ne.jp/yokohamaneko/e/19aaa697b1aaebce78846e20fa5672f6 )

 籠神社の奥の院、真名井神社は「聖地」としてスピリチュアルな方々の間で有名。
 磐座があり、背後の山は禁足地になっている。

(この写真は籠神社のサイトからいただいてきました)

 若い女性を中心に大勢の人が訪れ、ご神水とされる「天の真名井の水」を
ペットボトルに汲んでいた。
 中には大きなペットボトルをワンカートン、持ち込んでいる人もいた。
 私達は明日、この真名井神社よりさらに古い「元伊勢」を案内して
いただけることになっている。
 そこで人の多いここは早々に引き上げ、海に突き出した舟屋で有名な
丹後半島の伊根へ。
 NHKの朝ドラ「ええにょぼ」の舞台になったところでもある。

 まずはオリジナルなお酒がいろいろある向井酒造へ立ち寄る。
 こちらのお嬢さんで女性杜氏でもある久仁子さんが結婚なさった
ということで、この地方に伝わる「お嫁さん菓子」をいただいた。
 お嫁さんを出した家が、近所の子供などに配るものだ。
 昔、宮津でも同じ風習があったことを思いだした。
 
 向井酒造
http://kuramoto-mukai.jp/
 
 島村さんの友達が舟屋を持っておられるというので、さっそく舟屋見学。
 
 一階は舟のガレージ。



 二階は部屋が二間ほど。窓からの景色はこんな感じ。


 船に乗ってぐりると回ってみた。



 伊根には冠島、沓島という二つの島がある。 
 この二島は雌島、雄島 陰陽島などとも呼ばれ、いろんな言い伝えが残っている。
 そのひとつ。

 昔、陰陽の二神がこのふたつの島に舞い降り、夫婦の契りを結んで
龍王を退治した。この時、天女が舞い降りて天の浮き橋に松を植えた。
 それが天橋立だという。
  
 冠島はオオミズナキドリの繁殖地。
 社(老人島大明神)があり、昔は女人禁制だった。いまも原則は立入禁止。
 お祭りの時、地元の人が祭事のために上陸するだけ……ということになってはいるのだが、
こっそり(でもなさそう)船で渡った釣り人が岸で何人も釣り糸を垂れていた。

 舟屋は基本的に住まいではない。通りを隔てた向かい側に住居がある。
 私達は家に招いていただき、地元で獲れた柔らかいシロイカを
ご馳走になりながら、炬燵でくつろがせていただいた。

 この日の宿は私が天橋立ホテル、福井さんが隣にあるオーベルジュ天橋立。
 夜は地元の方々に宮津市長さんが加わり、食事会を開いてくださった。

 
 市長さんとは初対面だが、風水を台湾の先生について本格的に学んだという
ユニークな方である。
 市長さんによると、宮津は風水的にみて理想的な条件を備えた町とのこと。
 風水も陰陽道も詳しい福井さんとは、おおいに話があった様子。

 「でもねえ、風水なんて、へたに言うと、オカルト市長みたいに
思われちゃうから、あんまり言わないようにしてるんですよ」

 とおっしゃるから、「いえいえ、ここは神話伝説の地です。
プラスイメージのことはどんどんおっしゃってください」
 と、たきつけておいた。

 その後は地元の皆さんと市長の「お互い、もっとコミュニケーションを
とりましょう」という前向きの議論に。
 余所者とはとはいえ丹後が故郷の私も、たいへん興味深く聞かせていただいた。

 この日は、出かけるときも帰るときも、空に大きな虹がかかり、
私達を喜ばせてくれた。
 さて明日はいよいよパワースポットへ。
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