冬桃ブログ

丹後・神秘の旅 文珠荘 松露亭

 天橋立一日目の宿は天橋立の付け根にある文珠荘「松露亭」。
    http://www.shourotei.com/index.html

 江戸時代から続く文珠荘グループは名物「知恵の餅」を売る
勘七茶屋、旅館・対橋楼、文珠荘などを擁するが、松露亭は
中でも別格。海を臨む瀟洒な数寄屋造りの割烹旅館だ。
 山口瞳さん、藤本義一さんなど、有名な作家にも愛された。
 上原謙と高峰三枝子が共演した国鉄「フルムーン」のCMで
使われたのもここ。

 ちょっと曇り空で風があったが、チェックインのあと、
さっそく天橋立の松並木を散策。


 四方を海に囲まれているのに真水が湧いている「磯清水」、
与謝野鉄幹・晶子の歌碑、岩見重太郎 仇討ちの岩、橋立明神
(豊受大神と海神の八大龍王を祀る)などが途中にある。
 ほんとうに長い砂浜なので、端までは歩けなかった。
 向こう端にある籠神社は明日のお楽しみだ。

 子供の頃は四季を問わず、この砂浜へ来て、貝殻を拾ったり
海を眺めてその向こうにある世界に夢を馳せていた。
 祖母が亡くなったのもこの海。
 ここへ来ると手を合わせずにはいられない。

 文珠荘グループ会長の幾世さんが車を出してくださって
懐かしい宮津の町へちょっとだけ。
 明治時代、フランスからやってきた宣教師が開いたという
古い教会がある。


 ステンドグラスに彩られた室内は、なんと畳敷き。
 昔から信者達はこうやって祈りを捧げていた。


 それから創業300年という醤油屋「袋屋醤油店」へ。
http://www.mapple.net/spots/G02600166604.htm 
 こちらのご主人、尾藤さんの妹さんは私と同級生。
 お兄さんは秀才で有名だったが、妹さんもきれいで上品で、
私の憧れだった。

 さて、夜は福井さんが泊まられた「雲井の間」で、
旅のセッティングしてくださった陶芸家の島村佳さんをまじえて
食事。
 庭の緑の向こうに見えるのが「雲井の間」
 松露亭の中でも最高の部屋である。 
http://www.shourotei.com/02/index.html 



 出していただいたお料理は、もちろん海の幸を中心とした
素晴らしいものだったが、白眉は、料理長が部屋にコンロを
持ち込んで焼いてくださった秋の味覚(松茸、最高!)。




 それと、いま畑仕事に夢中という幾世会長が丹精込めて作られたサツマイモ。
 これもコンロで焼き芋に。


 これは黄色みが強くてねっとりと甘い種類。
 紫芋を使ったアイスクリームも絶品だった。
 翌日の朝食でも、もちろん獲れたての野菜を使ったサラダを
たっぷりといただいた。

 
 長い砂浜である天橋立には、当然のように龍伝説がまつわっているが
朝、海面すれすれに、龍が泳ぐかのような雲がたなびいていた。
 

 

コメント一覧

冬桃
なにしろ古代丹後王国ですから
http://members2.jcom.home.ne.jp/noa411/newpage35.html
濱のリリーさん

 そうなんです。奥深いんです。
 私がここに住んでたら、スピリチュアルな
古代史にはまってたでしょうねえ。
 歴史はおもしろいです。開港から150年の
浜でさえ、謎だらけなんですものねえ。
濱のリリー
本当だ~☆ 海の上を龍が!!
さすが天の橋立ですね~~~

冬桃さんの故郷は、長い歴史があって
奥深さが感じられます。

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