冬桃ブログ

映画「婚約者の友人」

 失恋の痛みなんて、どんなものだかもう忘れていた。
 だけど、この映画を観て、苦しいほど甦った。



「婚約者の友人」公式サイト
http://www.longride.jp/frantz-movie/

 レンタルビデオのDVDで観たのだが、監督はフランソワ・オゾン。
 ヴェネツィア映画祭で主演女優が賞も獲っている。
 そういう先入観はなく、どうやらミステリーっぽいというだけで
借りてきたのだが、いやあ、それ以上の傑作だった。
 
 何度か、ミステリーでいうところの「どんでん返し」がある。
 でも基本は、第二次世界大戦で人生を狂わされた、
ドイツとフランスをまたぐ切ない物語。

 ヒロインは戦争で婚約者を失ったドイツ人のアンナ。
 亡き婚約者フランツの両親と一緒に暮らしている。
 そこへ現れた「フランツの友人」が、フランス人のエイドリアン。
 揺れ動くアンナの心。
 優れた物語はみなミステリーである、という言葉を
あらためて実感した。
 ネタバレになるからこれ以上言わないが、お勧めです。
 

 

 
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