冬桃ブログ

温め酒の季節

 あったかいお酒がおいしい季節になりました。
 お酒の中で、一番好きなのはこれですね。

 ぬくめ酒ー温め酒と書きます。
 俳句の世界では、熱燗と区別するようです。
 温め酒は秋の季語。熱燗は冬の季語。

 私はいつだって熱めにあたためてしまうから、
秋でも熱燗です。

 えらそうに言ってますが、お酒はいたって弱いです。
 アルコールが飛んじゃうくらいに燗をして、一合ちょっきり。

「いやいや、もうちょっといきましょうよ。
いいじゃないですか、たまには酔っぱらったって」

 そう言いながら、強引にお銚子を差し出すおじさんが
日本には多いですよね。
 自分が飲むのに同席者が飲まないというのは
おもしろくないのかもしれませんが、私はこれがいやです。
 お酒がないとつまらないけど、一合以上飲むと
気持ちよく酔っぱらうどころか、頭痛やらだるさやらで
体調不良になってしまいます。

 だから差しつ差されつのない、うちでの独り飲みが好き。
 大事なのは肴ね。

 きょうは、これ。
 友達にもらった手作りのいくら。
 そのまんま、あったかい御飯にのっけて食べたりしたら
すぐなくなっちゃうから、大根おろしと一緒に。
 真ん中の小さいのは、むかご。山芋の子供です。
 近くの小学校の柵に、蔓がからんで、枯れて
むかごも落ちてたから、拾って帰り、塩ゆでしました。
 五ミリくらいのちっちゃいむかごだけど、ちゃんと芋の味がするのね。

 一番奥は、しめじ。
 ころんとした、大きいのを最近、売ってます。
 半分に切って焼き、「こみかんとうがらし」をふりかけ、
ちょっとお醤油をたらしていただきます。
 松茸は買えないけど、これでもなかなかおいしいです。
 家飲みは、肴も素朴が似合います。



 

コメント一覧

冬桃
温め酒
http://members2.jcom.home.ne.jp/noa411/
福さん
 コメントありがとうございます。

 平和とは一合ほどの温め酒

 という俳句を詠んだことがります。
 好きな本を読む、テレビのお笑い番組を観て大笑いする、
少しのお酒をゆっくり味わう……これが一番の幸せだと
このごろしみじみ思います。
初めておじゃまさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
ゆったりと秋の夜が流れるような酒宴ですね。
素敵ですね。

私も神奈川県で生まれ育ちました。
実は境遇もよく似ております。
正直を申しまして山崎様のご本をまだ拝読させていただいてないです。先日どかぁ~んと購入致しました。
配達を心待ちしております。
楽しみが出来ました。
ごめんくださいませ。
冬桃
いえいえ
http://members2.jcom.home.ne.jp/noa411/
酔華さん
 小料理屋にしては雑な肴です。
 路上で拾ってきた食材もありますしね。
 でも、一応、秋を味わっています。
酔華
ほ~
http://blog.goo.ne.jp/chuka-champ
これは「冬桃亭」という名の小料理屋さんみたい。
ムカゴにシメジ、いいですねぇ。
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