観劇とジャズと宝籤

　珍しく二晩続けて東京。
　一夜目は新宿紀伊国屋ホールで東京ギンガ堂公演「孫文と梅屋庄吉」を観る。
　中国建国の父、孫文と、彼の革命を支えた日本人、梅屋庄吉の熱い友情物語。
　テンポが良くて、なかなかおもしろい舞台だった。（今月24日まで）
　
　
　

　そして二夜目は銀座で野村佳乃子さんのライブ「上海ＪＡＺＺナイト」。
　華やかなオールド上海をテーマに、名曲を集めたステージを三回。
　佳乃子さんのノスタルジックで甘い歌声を、たっぷり楽しんだ。
しつこい秋の花粉症も、ありがたいことにこの夜だけは引っ込んでてくれた。



　さて、ステージのあいまに行われたプレゼント・タイム。　
満席（100人余り）の客の中から、たった一名に、
佳乃子さんとバンドのメンバー全員のサインが入った色紙がプレゼントされる。
　なんとそれが私に当たった！　１００分の一の確率だったのに！
　
　私は昔からクジ運が悪い。年賀状だって切手シートしか当たったことがない。
　でも前日、友人から鳥取県日野町にある金持神社のお守りを貰っていた。
　「だから当たるかもね」なんて冗談を言ってたら、ほんとに私の番号が読み上げられた。
　おまけに店で会った知人から、思いもよらぬお宝ＤＶＤをいただいた。

　帰り道、こうなったら賭けてみるしかないでしょ、と友人に強く勧められ、
生まれて初めて宝籤を買った。１０枚も！
　帰宅してすぐ、籤の袋に金持神社のお守りを入れた。
ついこないだ、カンボジアの占いで「行くてに金銀財宝が待ってる」という
ご託宣が出たばかりだし、ほんとに当たっちゃったらどうしよう。
一億だの二億だの当たると怖いから、一千万くらいでいいな。
いや、百万とか十万でも充分、嬉しいけど……。