いんちき気動車ふたたび・・

 しばらくでした、お元気ですか～？　もっ！もしや皆さま忘却の彼方？ それも無理はないナガウラです・・

いろいろあって時間がとれず、おまけに趣味のモチベーションはほとんどゼロな状態・・このブログもいわゆる放置状態になってました。
そんななかでも、夕食後三十分～一時間ほどチマチマと手は動かしています。モケイを作るため、というより就寝前にオツムを一度空っぽにしてリセットするため、ちゅ感じですな。実際、ゴチャゴチャになっておった脳内が、短時間でも集中するとスッキリ片付いた気分でキモチよく床に就けます。
こういう自己分析？をしつつ、効能を信じて夕食後の習慣を続けておる・・・ちゅのは年寄りくさいよね、やっぱり・・・

で、完成は意識してない、とか云っても二か月チマチマやってれば小さなモケイの一つや二つ出来上がってしまうワケで、作っていたのはコレ

駿遠線キハC１のペーパー製ボディキットです。
四角い窓ひとつ満足に抜けないボク、迷う余地すらなく「未塗装完成車体」を選択、上の状態で届いたのが去年も暮れのことです。

実車はダブルルーフ＆片ボギーという、かなりの「濃ゆ味キャラ」ながら、ソレナリの格調、というのか端正さを感じるのは自分だけ？　かの高井薫平師はこのクルマの写真をみたことが、軽便鉄道にのめり込むキッカケだったとか・・・　それにしても、こんな車輌まで製品で手に入るようになるとは恐ろしい、もとい有難い御時世になったものです。

これぞ正しく「カミワザ」な、サーフェイサー仕上げのなめらかナイスバディ　　
「どうやったら紙でこんなコトができるのだろうか・・」と、しばらくは眺めたり撫でまわしたり…下手にイジルよりも、このまま飾っておいたほうが・・・

キットには「鉄コレ動力を使って足回りを作る」詳しい解説がついていますが、片ボギーの台車枠まで紙プラ板細工で作ってしまう　など自分にとっては異次元のオハナシでありますから、転がっていたトミーのED61だか６２だかの動力にあっさり変更。　あとは手持ちのスパナ型台車枠、アルモデルのエンジン、もろもろ使って（もう）詳しくは書けない下半身の出来上がり。
そうそう、軟質プラと金属の接着には、スコッチのこれ　オススメです。いろいろ使いましたが、今のところ決定版じゃないかなぁ、と・・・

塗装はタミヤの缶スプレー、コーラルブルー＆クロームイエローの綾鹿ツートン。いつもならガササっとやっつけてしまうトコですが、こたびの相手はなにせ「紙」　シンナープールなどもってのほかの一発勝負  なので相当キンチョーしつつの作業になりました。
アイキャッチ？の床下ラジエーターは、みのるさんが山奥ジーゼルでやっていたED61の側面ルーバー流用。
なかなかサマになってます

ウエザリングもまた「ウオッシング」など怖くて出来ない（多分フヤけてぶわぶわに・・）ので、うすめたエナメルのグレーや錆色を墨流し、車体裾と足回りにバフを擦り付けるだけで「辛抱」しました・・・

う～ん、それにしてもアレコレと失敗のパターンばかり予測して、ソコを避けて通るばかりの人生、もとい工作・・・冒険しなくなりました、こりゃもう進歩はないよねぇ・・・