はつらつ弁当

　旧田代町の社会福祉協議会では、一週に一度「はつらつ弁当」を申し込みのあった高齢者に一食３００円で配達しています。民生委員の私には３カ月に一度ほど当番が回ってきますが、昨日弁当作りに行ってきました。社会福祉協議会の調理室で４４個の弁当を７人で作りました。ご飯を炊く、魚を焼く、煮つけを煮る、サラダを作るなどを主婦ばっかりなので献立に沿って仕上げていきます。ゆで加減や味付けなどはこれでいいかなと同意を得ながら仕上げていくのですが、オリンピックが終わったばかりなので、「盛りつけこんな感じかな」というと、「そだねー」と返事を返しながら時間までに４４個の弁当を仕上げました。
　仕上がった弁当はボランティアのオジサン２～３人が各地域の申込者に配達します。私の地域でも申込者がいますが、昨年新しく申込んだ人もいて、その際の手続きも民生委員がします。夫婦で申し込んだＳ田さんは、「週に一度でも食事の支度をしなくてもいいと助かっています。はつらつ弁当は量が多いので、昼ごはんに半分食べて、残りは晩御飯にしています。」と言っていました。
　さて、弁当作りの民生委員はおばちゃんばかりなので、弁当を渡した後はお茶の時間となります。おしゃべり仲間のいない私にはいろいろ為になる話が聞けて、「勉強」になります。民生委員になってから世間に疎い私には視点が違う話がきけて、これも｢勉強」になることばかりです。全く利害関係のない、スタンスの違う人たちと会話すると、ちょっと世間と接したような気分になった半日でした。