ワフィネ・デ・日誌in花岡

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行者にんにく

2017-04-19 09:28:31 | 日記
 山にはまだ雪があるけれど山菜採りは始まっていて、管理人さんから「ぼんな」「あざみ」「行者ニンニク」をいただきました。
 「ぼんな」はお浸しでたべますが、年が明けると栽培ものの「ぼんな」が居酒屋などではつきだしでほんの少し出てくるのですが、それでも春の香りが味わえます。味付けは醤油か味噌を少々。
 「あざみ」は、葉ぎざぎざしているのですが、湯がえてジャガイモと一緒に味噌汁に入れると美味しいのです。
 さて、今年の行者ニンニクは甘くて美味しくて、栽培していつでも食べたいと思い、農協の専売所で苗をみつけたので、畑に植えてみましたが、ひょろひょろして心配していました。
 ところがまた農協で太い苗の行者ニンニクを50ヶほど台車2台に乗せて運んでいる小父さんを見かけたので、一つ売って下さいと言ったら、これは自分が注文して買ったモノだと言って断られました。そこから小父さんの講釈がはじまりました。
 「あんたは行者ニンニクをどうやって食べているか」と小父さん。「おひたしです」と私。
 「いやいやそれだけじゃあ駄目だ、豚肉と行者ニンニクを炒めて食べてみたまえ、凄く美味しいぞ」
 「ところであんたはスパゲティは食べるか」「はい食べます」「行者ニンニクをスパゲティに入れるとうまいぞ」
 と、料理講習まで受けて花岡記念館の当番に遅刻してしまいました

方言のこと

2017-04-18 15:09:20 | 日記
 最近向かいの席のH嬢と方言研究者になっていて、思わず口をついて出る方言に笑いこけつつ、実は標準語ではないかという疑問がわいたりすると、H嬢はスマホをチェックしています。
 美徳をあらわす「もったいない」をこちらの方言では「いたわしい」というのですが、「いたわしい」「いたわし」という言葉をよく考える、と時代劇で「おいたわしや」と身分の高い人の苦難をいうことばと重なって、これは古語ではないかと思いました。
 前回髪の毛のことを書きましたが、髪を梳るとか髪を梳くとか、無理して標準語を使って書きましたが、実はこちらでは髪の毛を梳くことを「とかす」といいます。これも「とく」というのは「解く」で絡まったものや糸をほどく古語ではないかと思っています。
 私が成人する頃まではまだ集落()が独立していて、その村の言葉や常識、生活習慣が人それぞれに染みこんでいるのを感じたものですが、交通の便が良くなって、町村合併が進んで、テレビから標準語が流れるようになると少しづづ個性が無くなって、みんな町の子のように振る舞うようになってしまいました。高校に入学したとき、在(周辺の村)からきた同級生たちの言葉が分かりませんでした。
 最近では、会議の後の懇親会で、特に男性ですが何かの拍子に自分の感情や痛みや驚きを表す方言が口をついて出ることがあり、お酒の席で男の人がひょいと口に出す言葉をH嬢と一緒に面白がって揶揄したり、真似したりするようになりました。
 最近のヒットは「あぽしい」と言う言葉で、喉が渇くでもない、つまるでもない、ひらい(これも方言)ような感じで、説明できないけれど、煎餅とかおかきとか食べてのどが潤っていない感じを「あぽしい」というのだそうで、面白くって何度も使って笑いこけました。
 方言は何とも微妙で標準語では表現できない肉体が伴う言語で、それが地域ごとに違っていて、肉体や感情が伴うからこそ、その言葉での表現でないとしっくりこなくて、なんとも面白おかしいのです。
 東京山手線で、美しい女性が電車が揺れて足を踏まれたトタンに、「イデ!」と言ったというエピソードを聞いたことがありますが、足を踏まれては「痛い」ではなくホントに痛くて「イデ!」なのです。笑いながら本当にいたかったんだなあと肉体の痛みまで思われるから同時にほほえんでしまうのです。

靴です

2017-04-03 09:12:26 | 日記
 昨日は雪が消えた後の枯れ枝を集めて燃やしたのに、今朝はまた屋根に雪が積もっていました。春先は毎日履く靴をお天気にあわせなくてはいけません。
 雪が固まっている日は短い冬革靴を履きます。10センチ以上雪が積もった日は膝下までのブーツ。みぞれで地面が濡れているときは革靴だと水が浸みこんでくるので、ビニールの冬靴を用意しています。その日の雪の状態で靴を変えないと、靴が傷むのと転んで怪我をします。一番いいのは雪が入らないよう上に毛がついて底に滑り止めの金具がついている長靴ですが、これは男性用しかありません。しかも、いかにもオヤジという感じなので、最近は履いている人が少なくなりました。ぴかぴかの毛がついた長靴をホテルのパーティに履いてきた人を見かけたときは笑いこけましたが、10年以上前のことです。
 冬にホテルで行事があるときは、パンプスを持って行って履き替えます。おしゃれと同時に、ずっと冬靴だと足が蒸れてしまうからです。そういうわけで天候に併せて冬靴を何足かもっていますが、雪かき用長靴も必需品で、職場に長靴を置いておくか車に積んでおきます。仕事を終えて帰るときは車が雪に埋まっているのです。空港へ車を置いて帰ってきたら車が雪に埋まっていたという事態に対処するためには、長靴のみならずスコップも積んでおきます。
 そんなわけで冬は天候に併せて素材やデザインの違う靴が何足か必要なのですが、近年女性用のヒット商品が出てきました。膝下までのロング長靴です。ゴムも固くて重く、色も薄茶とか薄緑でおしゃれにデザインしているので、外出用にも雪かき用にも対応できて水にも強いのです。向かいの席のH嬢も冬の間履いてきていました。
 先日、車に荷物を取りにいくのに雨雪だったので、H嬢の長靴を無断借用してみました。むうう、長すぎる、重い! と言うわけで私には向かないと言うことが分かりました。年齢制限がある長靴だったとは・・・・。