台高山脈を歩く

高見山から大台ケ原までの尾根道トレイルを歩いた記録です。

大台ケ原川上辻から歩き出し大台辻で熊モンに出会う 2013年6月14日

2013-06-15 17:01:56 | 台高山脈の縦走

台高山脈縦走路の終点近く、川上辻から大台辻へ向かって歩いた。

添谷の頭(1250m)まで行ったつもりで、引き返す帰路に 金明水付近で

熊モンに出会った。真っ黒で大きく、走り去る時後ろ足の肉球がはっきり

見えた。

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スタートアンドゴールの川上辻。

手前の道路は「大台ケ原道路」で右へ3キロほど行くと山頂駐車場だ。

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2

いきなり「通行止め」の看板。

しかし先日岩湧山でお話した女性は「大台辻まで普通に歩けました」

とおっしゃってたので、そのまま進む。

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3

石垣を積んだきれいな道。

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橋も架かっている道。

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きれいに整備された 新緑の道を軽快に進む。

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鹿避けネットと立派な道路標識もある。

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左手には「鹿避けネット」が延々と続く。

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石垣を積んだ入り隅には、湧き水もある。

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10

突然鋼鉄製の吊り橋が見えた。

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名前は書いてないが、地図には「安心橋」と書いてある。

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やがて所々で 大きく崩れた場所が出てきた。

しかしそんなところには、ロープやザイルがフィックスしてあり、

安全に通れるから、ありがたい。

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47

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岩の穴から水がどんどん湧いている。金明水と書いてあり、地図にも

その名前が表示してある。

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154

やがて道は不明瞭になる。このあたりの景色と雰囲気は この台高縦走路の

「明神岳」から「池木屋山」の間にとても景色が似ていて、前後左右が分かり

にくくて とても迷いやすい場所だ。

赤のビニール紐をぶら下げながら進む。先人たちもビニールテープ

などを要所要所に付けてくれていて、非常に助かる。

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16

倒木だらけの場所もあるが、先人のビニールテープを探して進む。

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しっかりした標識に出会うと、道をそれていなくてほっとする。

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19

所々には、石垣を積んだ立派な道も残っている。

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広い「大台辻」に到着。地図には「キャンプ適地」と書いてある。

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23

前回歩いて登ろうとして、斜面崩壊の為に途中で引き返した「筏場道」は

通行止めのロープが張ってあった。左下へ降りる道である。

あれだけ大規模に山道が崩れたので、当分通行止めだろう。

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243

247

先へ進むと、巨木の森が続き、しかもアップダウンがきつくなる。

踏み後は ますます不鮮明になり、ピークをいくつも超える。

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25

奥駈道と思われる高い山が時々見える。右手の高い山が

山上ヶ岳かも。

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28

道は不鮮明になる一方なので手作りの標識が所々にあり、大変助かる。

先人たちの付けたテープを探し、私も帰路のため 紐を結ぶ。

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しかし標識があっても、どちらへ進むのか不明な場所もある。

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30

テープを探しながら歩く。

時々GPSを見て道を外れていないことを確認。

特に90度、直角に曲がるところが 危ない。

そのまままっすぐ進んででしまうからだ。

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30_2

踏み跡は、人間なのか獣なのか よく分からない。

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33

あのピークを 添谷の頭(1250m)と勘違いして引き返した。

手元のGPSでは標高(1298m)と出ていた。

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3495

大台辻から 筏場道を少し下り、前回の引き返しポイントを見に行く。

しかし途中で 雲が流れてきて雨が降りそうなので、引き返した。

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金明水の近くで真新しい熊モンのウンチ発見。往路には無かったものだ。

緊張して歩く。

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曲がり角を曲がったとたん、大きくて真っ黒な熊モンが10メートルくらい先

を走り去っていった。後ろ足の裏の大きなベージュ色の肉球を見せて。

しばらく呆然と立ち尽くす。

それからは大きな声で「おーい、ちょっと通してくれるかなあ」

「少しだけおじゃましますけん」といいながら歩いた。

スタート時点から リュックに熊避けのベルを二つぶら下げて、両手のストック

にも それぞれ大きな鈴を ぶら下げて、うるさいくらいにヂャラヂャラ

チャリン、チャリン鳴らせて歩いていたのに。

でもそれだから逃げてくれたのかもしれない。

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やっと無事にスタート地点に帰ってきた。ここらあたりの熊笹地帯も

熊モンが居そうな危ない地域なので、大声を出しながら歩く。

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2013614_3 

実際に歩いた記録。勘違いした添谷頭はまだまだ先だった。

(GPSには場所の名前表示は出てこない)

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2013614_2

標高1500m付近から下り、標高1200m付近まで降りて、また登り返した。

歩行距離は約12キロ、歩行時間は約6時間だった。

部分的に崩れたり、倒木が多い場所がかなりあったので時間がかかった。

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