台高山脈を歩く

高見山から大台ケ原までの尾根道トレイルを歩いた記録です。

遥かなる池木屋山 2012年5月27日

2012-05-29 00:14:37 | 台高山脈の縦走

明神平から池木屋山までは、やはり遠かった。

前々回2010年9月に大又林道終点から、池木屋山を目指し、時間切れで

引き返したが、今回もやはり、時間切れで引き返した。池木屋山のすぐ手前

の霧降山で、無念にも再度引き返した。やはり、「池木屋山」は

明神平から遠かった。

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Photo

ピンクのラインが往復したコースである。

朝6時過ぎに駐車場を出発し、霧降山に12時前到着。そこからしばらく

坂を下ったのだが、12時を少し廻ったあたりで、池木屋山を断念し、

再度引き返した。駐車場帰着が午後6時過ぎ。

昼食に15分ほど休憩したので、ほぼ12時間歩いても 池木屋山は遠かった。

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林道終点の駐車場。朝6時だというのに、日曜日なので

次々に車がやってくる。

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林道はいたるところで崩壊していた。先週奥駈の七面山へ行く

舟ノ川林道がズタズタで、結局七面山をあきらめて、釈迦が岳へ

廻ったのだが、やはり去年の紀伊山地の豪雨被害は物凄い。

台高縦走路も被害が無ければいいのだが。

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明神の滝を過ぎる。この滝の周りは変っていなかった。

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新緑の森を行くと、やがて台高山脈の尾根が見えてくる。

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いつものように、水場で喉を潤す。

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朝日の「あしび山荘」。天王寺高校の山荘だ。

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日曜日なので登山者が多い。このおじさんおばさん連中は、話しかけても

知らん顔の、気分悪いグループだ。キャーキャーうるさい。足早に過ぎる。

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まもなく三塚分岐付近で、別の若者に追いつく。彼らは明神岳から

桧塚まで往復するそうだ。

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Photo_2

明神岳(1432m)までは、たくさんの人が歩く。ここから台高縦走路を分岐して

桧塚奥峰(1420m)までは50分ほどなので、たくさんの人が行くが、

ここから先の台高縦走路はほとんど人に出会わない。

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さっそく縦走路に、グリーンのデカイ糞が落ちている。直径が6~7センチある

大きな糞で、きれいな抹茶色をしている。割ってみると中はやわらかい。

しかも100メートルおきに、5箇所も6箇所もある。

熊の糞は黒くて トグロを巻いたり、大きいがこれは何だろう。少し緊張する。

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次第に道は不明確になる。しかも前後左右の景色が同じだから

迷いそうだ。この縦走路で 以前何回も迷っているので今回は

GPSを持ってきた。そしてピンクの紐を結んで目印にしながら進む。

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所々に付けてある、ビニールテープが唯一の道標だ。

慎重にテープをさがして進む。

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きれいな尾根道で、景色を眺めたいが ますます道は不明瞭になり、

かすかな踏跡とテープを探して進む。

ルートが急に右左折するので 緊張だ。

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千石山(1380m)到着。尾根はそのまま続いているが、ルートは右(南)へ

折れて、急勾配の道を200メートル近く 一気に下る。

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もはや踏み跡どころではない。テープが頼りだ。私も紐をぶら下げながら

藪の中を進む。

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赤�・山(1394m あかぐらやまorこくまたやま)到着。

全山石楠花で覆われて、歩くのがつらい。

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千里峰、奥の平峰などのアップダウンを繰り返す。

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霧降山到着は12時前。そのまま少し下ったところで池木屋山を断念した。

池木屋まで往復すると、もう2時間かかる。

非常にアップダウンが多いので、往復共所用時間は変らない。

このまま進めば駐車場帰着が、午後8時前後だろう。池木屋は断念した。

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今日初めての休憩だ。お弁当を食べて食後の珈琲を飲む。

15分ほど休憩して再び歩き出す。

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引き返してきた尾根。

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帰ろうとする尾根。急勾配の登りが待ち構える千石山はあの尾根の向こう

で、まだ見えない。

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いつもの迷い道。右へ折れるところをそのまままっすぐ進み、テープや

紐が無いのでGPSの軌跡を見て、間違いに気づく。

こんな前後左右が同じ景色が何箇所もあり、余計に復路が時間がかかる。

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帰ってきた明神平。午後5時なので誰もいない。

渓流の渡渉を繰り返しながら下山し、駐車場に午後6時過ぎに帰着。

やはり池木屋山まで往復していたら、午後8時になっていただろう。

「池木屋山」はやはり、遠かった。

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