明神平から池木屋山までは、やはり遠かった。
前々回2010年9月に大又林道終点から、池木屋山を目指し、時間切れで
引き返したが、今回もやはり、時間切れで引き返した。池木屋山のすぐ手前
の霧降山で、無念にも再度引き返した。やはり、「池木屋山」は
明神平から遠かった。
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ピンクのラインが往復したコースである。
朝6時過ぎに駐車場を出発し、霧降山に12時前到着。そこからしばらく
坂を下ったのだが、12時を少し廻ったあたりで、池木屋山を断念し、
再度引き返した。駐車場帰着が午後6時過ぎ。
昼食に15分ほど休憩したので、ほぼ12時間歩いても 池木屋山は遠かった。
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林道終点の駐車場。朝6時だというのに、日曜日なので
次々に車がやってくる。
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林道はいたるところで崩壊していた。先週奥駈の七面山へ行く
舟ノ川林道がズタズタで、結局七面山をあきらめて、釈迦が岳へ
廻ったのだが、やはり去年の紀伊山地の豪雨被害は物凄い。
台高縦走路も被害が無ければいいのだが。
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明神の滝を過ぎる。この滝の周りは変っていなかった。
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新緑の森を行くと、やがて台高山脈の尾根が見えてくる。
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いつものように、水場で喉を潤す。
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朝日の「あしび山荘」。天王寺高校の山荘だ。
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日曜日なので登山者が多い。このおじさんおばさん連中は、話しかけても
知らん顔の、気分悪いグループだ。キャーキャーうるさい。足早に過ぎる。
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まもなく三塚分岐付近で、別の若者に追いつく。彼らは明神岳から
桧塚まで往復するそうだ。
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明神岳(1432m)までは、たくさんの人が歩く。ここから台高縦走路を分岐して
桧塚奥峰(1420m)までは50分ほどなので、たくさんの人が行くが、
ここから先の台高縦走路はほとんど人に出会わない。
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さっそく縦走路に、グリーンのデカイ糞が落ちている。直径が6~7センチある
大きな糞で、きれいな抹茶色をしている。割ってみると中はやわらかい。
しかも100メートルおきに、5箇所も6箇所もある。
熊の糞は黒くて トグロを巻いたり、大きいがこれは何だろう。少し緊張する。
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次第に道は不明確になる。しかも前後左右の景色が同じだから
迷いそうだ。この縦走路で 以前何回も迷っているので今回は
GPSを持ってきた。そしてピンクの紐を結んで目印にしながら進む。
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所々に付けてある、ビニールテープが唯一の道標だ。
慎重にテープをさがして進む。
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きれいな尾根道で、景色を眺めたいが ますます道は不明瞭になり、
かすかな踏跡とテープを探して進む。
ルートが急に右左折するので 緊張だ。
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千石山(1380m)到着。尾根はそのまま続いているが、ルートは右(南)へ
折れて、急勾配の道を200メートル近く 一気に下る。
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もはや踏み跡どころではない。テープが頼りだ。私も紐をぶら下げながら
藪の中を進む。
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赤�・山(1394m あかぐらやまorこくまたやま)到着。
全山石楠花で覆われて、歩くのがつらい。
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千里峰、奥の平峰などのアップダウンを繰り返す。
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霧降山到着は12時前。そのまま少し下ったところで池木屋山を断念した。
池木屋まで往復すると、もう2時間かかる。
非常にアップダウンが多いので、往復共所用時間は変らない。
このまま進めば駐車場帰着が、午後8時前後だろう。池木屋は断念した。
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今日初めての休憩だ。お弁当を食べて食後の珈琲を飲む。
15分ほど休憩して再び歩き出す。
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引き返してきた尾根。
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帰ろうとする尾根。急勾配の登りが待ち構える千石山はあの尾根の向こう
で、まだ見えない。
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いつもの迷い道。右へ折れるところをそのまままっすぐ進み、テープや
紐が無いのでGPSの軌跡を見て、間違いに気づく。
こんな前後左右が同じ景色が何箇所もあり、余計に復路が時間がかかる。
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帰ってきた明神平。午後5時なので誰もいない。
渓流の渡渉を繰り返しながら下山し、駐車場に午後6時過ぎに帰着。
やはり池木屋山まで往復していたら、午後8時になっていただろう。
「池木屋山」はやはり、遠かった。
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