PRESS START 2007に行ってきました。

2007年09月17日 | ゲームミュージック
いやあ良かった良かった。とりあえずS席7500円分の価値はありましたよ、ええ。
今年はステージの頭上にスクリーンが垂れていて、演奏中のゲームの映像やら画像が出てたのはなかなか良い趣向。海外でお馴染みのVideo Games Liveがちょうどこんな感じなのでそれに倣ったのかな。

今回の曲目は以前のエントリを参照。
PRESS START 2007 のプログラムが発表されてた
これに加えてアンコールの「ゼルダの伝説2006」と「再臨:片翼の天使」の16曲。
中でも気に入ったのが「大乱闘スマッシュブラザーズX」「シューティングメドレー」「エースコンバットZERO」「ファイアーエムブレム」「セガサウンドユニット[H.]」「ゼルダの伝説メドレー2006」「再臨:片翼の天使」の7曲。中でもなんて書いたわりに半分近くなわけですが。


■大乱闘スマッシュブラザーズX
公式でも公開中のメインテーマのフルサイズバージョン。
去年はオーケストラのみでコーラスが無かったのであっさりとした演奏だったけど、今年はテノールの錦織健、ソプラノの高橋織子両人と更にコーラス隊が加わったおかげで迫力満点の演奏に仕上がっててもう初っ端から大満足ですよ。
目の前で高らかに歌い上げられるコーラスはまじ圧巻で、そして一層スマブラXの発売が楽しみに。


■シューティングメドレー
「ギャラガ」に始まり「スターソルジャー」で〆の全17曲のメドレー。
順番までは覚えてないけど内訳は以下。
・ギャラガ
・グラディウス
・ツインビー
・サラマンダ
・ファンタジーゾーン
・アフターバーナー
・ダライアス
・スペースハリアー
・スペースインベーダー
・スターフォックス
・スターラスター
・戦場の狼
・R-TYPE
・シルフィード
・ゼビウス
・スターフォース
・スターソルジャー
前述したスクリーンに演奏中のゲームの映像が流れたりしてたわけですが、一部のタイトルのみ「大人の事情」で差し替えになりますとのMCよりのアナウンス。そして現れる火山の噴火口(グラディスウ)や、揺れ動く野菜の群れ(ツインビー)に、こっちを睨む青大将(沙羅曼蛇)。これは噴いたww仕掛けた人自重www
そして戦場の狼。これがまずシューティングってとこで不意打ちを喰らった感じですよ。意識したことは無かったけど、ああ確かにシューティングだなあと。パンフにカプコンのシューティングだなんて書いてあるからてっきりソンソンかエリ8辺りだろうと思ってて油断した。演奏もカッコ良過ぎでこれはかなりのサプライズですよ。


■エースコンバットZERO
原曲は1、2回耳にしたことのあるって程度だったけどこれはなかなか。
フラメンコ調のギターのフレーズにオーケストラと女性コーラスが響き渡っていて、原曲を知らない身としてはなんだか不思議な感覚の曲。
今日一緒に行った友達がちょうどこれのサントラを持っていてその場で借りてきたので、後でじっくりと聴いてみるつもり。


■ファイアーエムブレム
ファイアーエムブレムは予想通りあのCMの曲をフルサイズで歌ってて噴いたw
サビを歌うコーラスがやや聴こえ辛かったのは惜しいけど、「あ~ぶ~な~くなった~ら」のところはスマブラXと同じく錦織健、高橋織子の響き渡る声で歌い上げられていて笑いを通り越して感動物。
もう二度と無いだろうけどこれはまた機会があるのなら是非聴きに行きたいすげえ演奏でしたよ、ええ。

ちなみに今回の演奏ではないけど、そのフルコーラスバージョンはこちらのCDに収録。
ファイアーエムブレム~封印の剣~オリジナル・サウンドトラック (7&Y)


■セガサウンドユニット[H.]
いやもういつも通り過ぎるほどにいつも通りでした。
演奏曲は定番の「カルテット」とデイトナUSAの「Let's Go Away」。
流石にオーケストラコンサートの一部としての演奏だったからか恒例の光吉さんのノリノリなMCは控えめで、まことちゃんのグワシッみたいな形のHサインも出して無かったけど、それ以外はほんといつもと変わらず熱いと言うか暑っ苦しい演奏を披露。
他のオーケストラ編成の曲からは思いっきり浮いてるけど、これも流石に良い演奏。カルテットのドスンと響くブラスは何度聴いても堪らんですよ。


■ゼルダの伝説メドレー2006
アンコール曲その1。タイトル通り去年のPRESS STARTで演奏した物の再演。去年の演目の中で最もアンケートの結果が良かったために再演したのだとか。
メドレーの内訳は、
「タイトルBGM」「(神トラ) 裏の地上」「(時オカ) ハイラル平原」「(時オカ) ゼルダ姫のテーマ」「タイトルBGM」
だっけな。アンケートで1位取るのも納得の演奏ですよ。タイトル曲が掛かった時点でもう無条件で震えが。
以前マリオ&ゼルダビッグバンドライブでタイトル曲を聴いた時も泣きそうになったし、ゼルダはやっぱ自分の中での格が一段違う感じ。だからトワプリのサントラ出してください…。あと4剣+の全曲収録版も…。


■再臨:片翼の天使
アンコール曲その2。言わずと知れたFF7のセフィロス戦ですが、アドベントチルドレン版の編曲なんだとか。
TheBlackMagesが揃ってて、オーケストラがいて、コーラス隊もいるんだからそりゃこの曲だろうけど、植松さんが演奏の直前のトークで「エアリスのテーマです!」なんて言ったのを鵜呑みにしてたのでかなりの不意打ち。
ぶっちゃけそれほど好きって曲でも無かったわけですが、目の前で聴くと迫力のすげえこと…。見たことも無いアドベントチルドレンのサントラがちょっと欲しくなりました。


他にはというと、悪魔城ドラキュラも良かったと言えば良かったんだけど、メドレーの曲数を増やしすぎて1曲辺りの時間が短すぎたのが惜しい。
ちなみに内訳。
「(初代) Prologue」「(初代) VampireKiller」「(2) BloodyTears」「(X 血の輪舞) 乾坤の血族」「(悪魔城伝説) Flash Back」
あと1、2曲あった気がするけどなんだったやら。
すぐに曲の途切れるいまいち落ち着きの無いメドレーだったので、いっそ初代の曲だけでまとめても良かったと思うなあ。でも〆が悪魔城伝説のFlash Backだったのはポイント高め。



とりあえず感想はこんな感じ。
で、まあ全体的には満足の行く内容だったけど、悪いとこがなかったこともなく。
まず、値段がちょっと高いんじゃないかなあと。自分みたいなゲ音オタならほいほい付いていきますが、一般のお客さんにもゲーム音楽やオーケストラの魅力を知って欲しいって意図ならせめてもう1000円下げてA席5500円くらいにはならないかなあと。
あとこれは去年もだったけど、メドレー曲がどれもぶつ切れでくっ付けてるだけって感じなので、これは何とかならないものかと。演奏や会場でなく編曲の段階の話だし、メドレーにせずとも1曲を上手くアレンジするなり、手はいくらでもあると思うのでこれは頑張って欲しいところ。

何やら桜井さんや植松さんの口ぶりからすると来年もありそうな感じなので、次は更に色々と頑張っていただきたいもんです。もしやるのなら勿論行きますよ、ええ。



例によって特に何も撮ってこなかったのでパンフ。


パンフに入ってたライフガードのチラシに軽くワロタのでなんとなく。

むしろ死にそう。



最初に挙げたVideo Games LiveのCDが10月に海外で出るってことなので、リンク。これもかなり楽しみですよ。
Video Games Live (@TOWER.JP)

なんかHaloがハロとかって書いてあるけど、見なかったことに。