静岡地元クワガタ採集飼育記

主に静岡のクワガタの記録。silenthill.stagbeetle@gmail.com M

富士山に只々、ルリを求めて 2016記事

2017年11月01日 | 高山性クワガタ
2016年10月20日 晴れ

春に富士山で採集したプラティ系幼虫のうち3匹がタダルリ(すべて♀)として羽化した。
館長が富士山産タダルリを持っていないとのことで差し上げると採りに行こうということになり現地へと出かけた。




春に富士山で採ったものは一日にスクーターで何か所も横付けし斜面を下るという採集方法が多く、この時期どの場所でどの個体を採った事までは覚えておらず唯一別ラベルになるものはケースを分けていた程度であった。
タダルリは立ち枯れや太めの白枯れにいることが多いので、その様な材を削った記憶のある場所からラベルの場所を回ることにした。



材を調べる館長

タダルリに絞って調べてみると確かに立ち枯れは少なく、あっても産卵マークが無い。ボウズの危機感からだんだん「とりあえずコルリ」モードに切り替わってしまいコルリの入っていそうな材も削り始める・・・。




コルリは出る。



細い枝にはもちろんコルリ



この材は太さといいマークの大きさ形状といい確実にルリだと思ったのだが幼虫すら入っていなかった。




館長もコルリを何匹か採っていたようだが全盛期の採集数と比べるとかなり少ないようで、体力を殆ど使ってしまった我々はだんだん目的が帰りながらの「良心的なツヤハダ」にシフトしていく。
帰りのルートで見つかったツヤハダ材は先行者が残した材の切れ端のみ。あまり期待せずにクワを入れる




成虫になったものが残っていた



しかし材は固くガス欠になったためここで終了。




館長お疲れ様でした!また富士山タダルリが出た際は写真の日付管理とブログ内容で場所を自分が特定できるようにしておきます。






この日採集した幼虫に残念ながらタダルリはいませんでした。しかし・・・・