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静岡地元クワガタ採集飼育記

主に静岡のクワガタの記録。silenthill.stagbeetle@gmail.com M

一年ぶりのオクシズ 15.IV 2017

2017年12月07日 | 高山性クワガタ
2017年4月15日 霧雨のち雨


2016年に採集したタダルリが羽化していた為、現地に赴いた。



約一年ぶりとなるオクシズである。
3月は仕事が忙過ぎた為疲れがひどく、採集にまともに出かけられる日が無かったが、4月に入りほんの少し仕事が落ち着き、「行くなら今しかない!」と連日採集の計画を立てた。
採集仲間をお誘いしたが予定が合わず、綾瀬氏は翌日同行して頂けるとの事。この日ヒゲちゃん氏が来てくれたようだが、相模ナンバーの車になったことを伝えていなかった為、駐車場に私の車が無かったという事ですれ違ってしまった・・・。





本日の目標はタダルリ。
標本整理をしているとこの地タダルリは、羽化個体以外は譲渡等により手元に下手な展足個体が4ペア程しか残っておらず、他にまだ未採集のホソツヤが採れればといった感じであった。
昨年残してあった幼虫材を調べることにした。



この材は昨年タダルリを1♂のみ採集し残してあった材。



少し削ると表面にぽっかりと蛹室が現れた。





しかし出てきたのはトウカイコルリ。ルリと混在していたのか、いずれにしても2017年初ラベルはコルリとなった。
この場所のコルリは多数採集しているが、自身初採集の地での採集はやはり特別なものがある。



しかし雨は次第に強くなりカッパを持ってこなかった私の体力を奪っていく・・・。ルリクワ採集に特化させる為に購入したメッセンジャーバッグは失敗で、材を手に取るたびに着陸したがるので他の採集に回すことにした。

ガスもひどくなり視界もかなり悪いので3♂1♀採集したところでカメラをまた壊してしまわないよう撤収。
目当てのタダルリは採れなかったが明日は晴れるので問題ないだろう。




再び安倍奥へ 2016年記事 7.Ⅺ

2017年11月23日 | 高山性クワガタ
2016年11月7日



ホソツヤルリを何とか年内に採集したかった私は、再び館長をお誘いし安倍奥を訪れた。
この年館長とは何度か安倍奥を訪れていた為、今まで行っていないエリアを調査することにした。



沢伝いを歩いていくと、どこからともなく削ってくれという声が聞こえたので声の下方向を見ると太めの材が転がっていた。



一刀目で成虫が姿を現す


トウカイコルリクワガタ



削ってくれというだけのことはあり数ペア成虫を割り出すことが出来た。



更に道を進んで行くと瑠璃の産卵マークのあるヒメオオ材を発見した。こんな固い木にルリは産まないだろうと、何気なく手ぐわを振り下ろした一刀目できらりと宙を飛ぶ者がいた。

ルリクワを成敗してしまった・・・。やわらかい白枯れのみだと思っていたがまさかこんな材にいるとは・・・。



ホソツヤを探し急な斜面を登っていくが、ホソツヤのいそうな材は見られず館長とともに可能性のある乾燥気味の立ち枯れを削る。


ルリクワガタ(タダルリ)


この場所特有の青色をしたメスで非常に美しい





コルリとタダルリがいくつか出るがだんだんあきらめモードになり、私は次回採集仲間と来る用のヒメオオ材を探すことにした。



急斜面に横たわる巨大な材。古い個所を一刀目で短小個体が出たので、おいしい部分を残しこの材はキープ(結局翌年もスルー)

その後館長を探しつつ成虫をいくつか出したが、ここのラベルはもう大型以外不要な為帰りつつ再びホソツヤ材を探すのであった。



帰りがけに削った材から出てきたホソツヤの死骸。いるところにいるのだろう



生きた個体は得られなかったが、紅葉が綺麗な中での採集は非常に楽しかった。



そしてヒメオオ材探し中に運よく☆になったばかりの黒スズメバチ♂をGET!



メスと比べるとやはり触角が長い、しかも分割式である


・・・・・・。

姫に会いに・・・ 2016年記事

2017年11月22日 | 高山性クワガタ
2016年10月28日 雨のち土砂降り



以前ヒゲちゃん氏と行こうとした場所だが、その日は3か所以上回った為登山の時間を考え断念した場所がある。
この日は何が何でも採るということで、悪天候であったがカッパを着て採集に臨んだ。



登山開始からしばらくスギ林を歩き、峠を越える頃には雨がかなり強くなってきていた



必死に登山道を上るが標高が上がるにつれ霧が濃くなり我々の行く手を阻む



材を探そうと登山道を外れるが背丈ほどの熊笹が密集しており、なかなか材にたどり着けない。こんな時期に悪天候の中藪漕ぎとは・・・姫に会うのもなかなか苦労するものだ。


登山道脇はどちらも急な斜面で、足元もぬかるんでおり気軽に下りていけるものではない。尾根を挟んで神奈川県との境になるこの場所だが、やはり静岡県産が欲しいということで静岡県側を根気よく探していくと少し古いが削れそうな場所に材があった。
古い材だがこんな斜面、こんな天候で贅沢は言っておれずなんとかヒメオオ幼虫を確保。続いてオスの姫(オカマか)成虫も採集。40mm以下の短小の静岡であったが苦労した甲斐があり喜びは大きい。
日が暮れるとともに身体も冷えてきたので撤収。



この日私の愛用のカメラが旅立った。その為途中から写真が無いのである

雨の日の撮影はやめよう(当たり前だ)



この日採集したヒメオオ幼虫はは全て「姫」であった・・・。

富士山に危険物があった日 2016年記事

2017年11月21日 | 高山性クワガタ
2016年10月23日 晴れ



※初めに画像を載せてしまうとトップページに表示されてしまう為別の画像を先頭に置いた














いつもの駐車場に着くとこんなものが落ちていた























日本一の山ということで燃え上がってしまったのか?













もしくは映画などでよくある男女が肩を組み星空を見上げているシーン、そのままカメラは星空だけを映すように移動していく・・・翌朝までカット。









なのか?












いずれにしても場所をわきまえてほしい(笑)









というか片づけなさい。








てか寒くない!?











一応避けることは知っているようだ。クワガタがそれを知ってしまったら今日という日が無意味な一日になってしまう





















改めて2016年10月23日 晴れ


かねてより計画していた地元ショップオーナー様との富士山の採集。綾瀬氏にも同行頂き、数日前に良心的なツヤハダ材を見つけたエリアにヒメオオ材を見つけていたこともあり、先ずはそちらからご案内することにした。



既に先行者が削った材が大木があったが殆どおいしい部分は無く、近くの材を削るとすぐに成虫が現れた。




もう来年は無いだろうという小型中心の材から成虫がそこそこ出る


「あれ?ここに出たのか」


と言っているようなこの個体を取り出そうとすると






「!!!!!!!!!!」








・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


私の人差し指は一日中痛みを感じていた







そんなところへ綾瀬氏からのプレゼント!




モンスズメバチ。

ヒメオオが脱出後の蛹室に潜っていることが多いがこのエリアでは未採集であり、この年はスズメバチを集めていたので非常に嬉しかった。


地元ショップオーナー様も何匹か成虫を出していたので次のポイントへ移動することにした。




まだホソツヤを未採集であった私はホソツヤがいるであろう木の周りを調べるが成虫は見つからず、心が折れていつものコルリモードに突入した。





ポツポツ成虫が出る中、地元ショップオーナー様から店で使わないからと当たり材を頂いた。



削ってみるとすぐに成虫が姿を現し、短い時間で複数の個体が得られた。



展足が大変になると思いながらも手は止まらない



偏りもあまり無く数ペア採集することが出来た



続いてツヤハダも採集。この付近は良心材が多く採集するのに手が痛まずに済んだ。




ホソツヤこそ採れなかったがなかなか良い結果に終わった



この他にも抑えてあるポイントがあり、翌年案内したのだがこの日の結果からすると散々であった(後に記載)
















富士山に只々、ルリを求めて 2016記事

2017年11月01日 | 高山性クワガタ
2016年10月20日 晴れ

春に富士山で採集したプラティ系幼虫のうち3匹がタダルリ(すべて♀)として羽化した。
館長が富士山産タダルリを持っていないとのことで差し上げると採りに行こうということになり現地へと出かけた。




春に富士山で採ったものは一日にスクーターで何か所も横付けし斜面を下るという採集方法が多く、この時期どの場所でどの個体を採った事までは覚えておらず唯一別ラベルになるものはケースを分けていた程度であった。
タダルリは立ち枯れや太めの白枯れにいることが多いので、その様な材を削った記憶のある場所からラベルの場所を回ることにした。



材を調べる館長

タダルリに絞って調べてみると確かに立ち枯れは少なく、あっても産卵マークが無い。ボウズの危機感からだんだん「とりあえずコルリ」モードに切り替わってしまいコルリの入っていそうな材も削り始める・・・。




コルリは出る。



細い枝にはもちろんコルリ



この材は太さといいマークの大きさ形状といい確実にルリだと思ったのだが幼虫すら入っていなかった。




館長もコルリを何匹か採っていたようだが全盛期の採集数と比べるとかなり少ないようで、体力を殆ど使ってしまった我々はだんだん目的が帰りながらの「良心的なツヤハダ」にシフトしていく。
帰りのルートで見つかったツヤハダ材は先行者が残した材の切れ端のみ。あまり期待せずにクワを入れる




成虫になったものが残っていた



しかし材は固くガス欠になったためここで終了。




館長お疲れ様でした!また富士山タダルリが出た際は写真の日付管理とブログ内容で場所を自分が特定できるようにしておきます。






この日採集した幼虫に残念ながらタダルリはいませんでした。しかし・・・・