のびのびのぶログ

水彩画や好きな音楽について語ります。なんでも伸び伸びと書いていきます。でも忙しくて更新が延び延びになるかも。

現代しつけ考

2010年12月13日 21時31分20秒 | 日記
とあるスーパーマーケットへ買い物に行った。
週末ということもありにぎやかな店内。
そこへひときわ目立つ一家がやってきた。
どうして子どもって広い所に行くと走りたがるんだろう。

男の子の兄弟が店内を走り回っている。
客は迷惑そうな顔をするが誰も注意しない。

そこへ母親がやってきた。
しかし何とも言わない。
自分の子を叱れないし、他人に注意を受けると逆ギレをする。
そのように見えた。

その何日か後にとある病院へ行った。
血圧の薬を処方してもらうだけなのだが、
その日は患者が多くなかなか順番が回ってこなかった。
インフルエンザの本格的なシーズンを前に予防接種をする人や
風邪をひいた人、持病の治療に訪れた人と、さまざまであった。
もう1時間以上待ったときに、二人の女の子を連れたお母さんが私の左に座った。
それから持ってきた文庫本のかなりのページを読み進んだ時のことだった。
さっきまでお行儀よく座ってテレビを見ていたあの二人の女の子が、
待ちくたびれたのか、空いた待合室のシートに寝転がった。
と、時を同じくして
「ピシッ!」と足をたたく平手打ちの音がした。
女の子は、はっとして起き上がった。

間もなく私の番が来て私は診察室に消えたが、
そのあと女の子と母親でどんな会話があったのだろう。
このようなお母さんがいるんだと思うと、
私はなぜかとてもすがすがしい気持ちになった。
体罰どうのこうのことではなく、
他人に不快な気持を与えない子を育てることはしつけの基本のような気がする。
また、他人の目を気にして子どもに理解のある物分かりのいい親のふりをしてしまいがちだが、
ときには「ピシッ!」と行くのもいいなと思った。


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1 コメント

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ビシッ! (Nitti)
2010-12-14 20:55:28
観ていて清々しい子ども達。
わたしの目指す子ども像。
理想だなあと思います。
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