またたき街雑記

仕事と日々のあれこれを綴った雑記

金色の稲穂

2006年09月10日 | Weblog
昨日は、アトリエ付近の田んぼで
稲刈りがありました。

…と云っても、
稲穂が重く頭を垂れている田んぼに
巨大ロボットにでも変形しそうな
大きな赤い稲刈り機が
轟音と共に入って、
轟音と共に動き回って、

…と思っているうちに、
稲刈り終了。

昔話的に想像する稲刈りは
大変そうなイメージしかありませんが、
今はあっという間に稲刈り名人が
さっさかさと機械の手を借りて
痛快に刈り取ってしまうんですね。

刈られた後を見ると、
微妙にトラ刈りになってはいますが…

そんな「イマドキの農業」を
実感しているうちに、
しばらくして辺りに不思議な光景が。

稲刈りが終わったばかりの田んぼの上を、
どこからか大勢のツバメたちが現れて、
空を切って高く低く、飛び交い始めたのです。
その数少なくとも百羽は下りません。

これほど沢山のツバメが
いちどきに飛んでいる様を見たのは初めてで、
正直、その様子を目の当たりにして、
暫くその場を動くことが出来ませんでした。

彼等は長い間あたりを飛び回っていましたが、
夕暮れのはじまる少し前に、
次々と南西の山の方へ飛び去って行きました。

初秋の昼下がり、
高くなってきた空の下で見た
夢のような光景でした。

夜になって、思い当たったのは、
稲刈り後の田んぼから虫たちが
一斉に逃げ出して、
南へ旅立つ前のツバメたちの
格好の栄養補給源になったのかな、
ということです。

さらに、昼間のごとく
煌煌とあたりを照らす、
めっぽう明るい月を見上げつつ、
ふと思い出した事が…。
<ツバメたち、結構低いところも
飛んでたなーツバメが低く飛ぶと
雨が降るとか云うけど…>

      ○
      ○
      ○

…今日は見事に雨になりました!
時々カミナリも……。
















蜂のココロ、その2

2006年09月10日 | Weblog
そう言えば最近、
ご無沙汰かな???

…て、いいますか……

イヤに静か過ぎてチト不気味…
逆に気になってしまいました。

あの独特の羽音も聞こえないし…

今はあの羽音は恐怖の序曲
でしかないのですが…

でも気になる!

恐る恐る…ですが、思い切って
彼等のアジトである
巣を覗いて見る事にしました。

すると、

女王蜂や働き蜂たちなど、
成虫は一匹も見当たりません。

変です!
生活感ゼロ!!
まっ、まさか育児放棄!

あれ?どういう事?

殆どの蜂はどうやら既に
巣立った後…、そこには
まるで忘れ去られたかの様に
゛何か゛が
残されていたのでした。

ヒッ!!

蓋がされたままの状態で
幼虫のままその中で息絶えた子、
巣立つ直前に事切れたのか
その形は殆ど成虫なのに
ピクリとも動かない子たち……

そうなのです…
あの静寂の答えはこれだったのです!!

そこには巣立つ事の出来なかった
哀れな亡骸が残されていたのでした。

…挙句に
どうやら彼等は
お葬式も行なわない様です…


写真、巣の下の方に横たわって
いるのがその亡骸です。

蓋が開いていましたので
ご出演願いました。


合掌!!