Ｂｅｅタワー

花やしきは
江戸時代末期、嘉永６年（１８５３年）に
開業した花園が最初でしたが、
後に、昭和２４年（１９４９年）に
遊園地として再建されたという事です。

…つまり、
日本最古の遊園地なのです。


ここにはＢｅｅタワーという
地上４５メートルから浅草を一望出来る
アトラクション（写真）があります。

…折角なので、
乗ってみる事にしました。

が……、

見た目には
何のヘンテツも無さそで…
何の工夫も無さそな…
超アナログな乗り物だったのですが、

これが、

これが…、、、

鉄が擦れる鈍い音と共に
動き出した時には、
何時壊れても何ら不思議では無い
という……

本来の目的とは違う？？？
別の恐怖が直ぐに押寄せてきました！

お陰で風景を愉しむ余裕は何処かへ
消え失せ…
終始眉間にシワを作ったままの表情で
体験は終了、、、。

結果、
銭湯や民家に突っ込む日本現存最古の
ローラーコースターよりも
数倍も怖いアトラクションである事が
発覚した訳です。

（断じて気のせい等ではありませんって！）



今回、
無事帰還は出来たものの…

とにかく、
Ｂｅｅタワーは花やしきの中でも
ピカイチな恐怖を味わえる
アトラクションには違いない！？　
です。


（…何だかんだで、結局は…
　　楽しかった、という話でした）

花やしき通り

路地裏の闇にさえ　“情”　が
染み込んでいそうな気がします。

柔らかな色をした暗がりは
此処に集う人々が染めた色…


…やっと
秋めいてきたこの時期に

ふと…、

脳裏には浅草の生まれと聞く
山田太一さんの作品、

『異人たちとの夏』　が

ぼんやりと浮んできて、
頭から離れなくなりました…。