またたき街雑記

仕事と日々のあれこれを綴った雑記

「メトロポリス」のティマ

2007年09月21日 | Weblog
゛少女の中に宿る少年の光゛
ちょっと解釈が難しく思えることですが
思春期の少女たちの眼差しには
そういうものが宿っているように思えます。

映画「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」
に出てくる女の子みたいな…
(ライカ犬の事も思い出されますが…)

儚く消えてしまいそうな一瞬の輝き…。

「メトロポリス」では、そんな光を内包した
キャラクターを登場させたくてティマを
設計しました。

実際に仕上がったものは少年っぽさが
少し緩めのワリと淑やかなタイプのものに
落ち着きましたが…。

……あれから随分年月が過ぎてしまい
そんな事もすっかり忘れかけていたところ…、
最近、本当に久々にティマたちを描く機会に
恵まれました。

次世代DVD、ブルーレイのカバーイラストです!

イラストの設定は映画のラストから三年後
の世界…

…という勝手な設定で、自分の妄想を忠実に…
只今、イラスト化させて頂いております!  

…本当に良いの??? 


(写真は全体の四分の一の゛部分゛になります)









KENJI MIYAZAWA EXHIBITION

2007年09月06日 | Weblog
萬鉄五郎記念美術館さんから
「絵で読む宮沢賢治展
-賢治と絵本原画の世界」の図録が
届きました。

美しい装丁のこの図録は全268ページ
からなり、全体は2部構成に分かれています。

第1部は、作家宮沢賢治さんの履歴と自筆の
原稿、草稿そして水彩画など、
細かく丁寧な解説と共に紹介されています。
そして第2部では、原作からイメージを触発された
画家たちによる絵画の世界へと続きます。

安野光雅さん、いわさきちひろさん、谷内六郎さん
和田誠さん、棟方志功さん 等、
著名な画家さんたちに混じって、僕の絵も116ページと
117ページにしっかりと紹介されていました。

この様な場所に自分の絵が同席できた事そのものが
自分にとってファンタジーとしか思えないのですが、
諸先輩方の絵の中で、自分の絵もしっかりと
呼吸している姿を見るに…とても感慨深いものが
ありました。

この様な機会を作って頂いた関係者の方々や
宮沢賢治さんに今は感謝の気持でいっぱいです。

今後も゛賢治ワールド゛を絵に出来る機会が
幸運にも巡ってきましたら、
是非また取り組んでみたいと考えています!



萬鉄五郎記念美術館

2007年09月02日 | Weblog
先日ご報告させて頂きました
『絵で読む宮沢賢治展
-賢治と絵本原画の世界』は、
下関市美術館からのスタートではなく、
岩手県は花巻市の゛萬鉄五郎記念美術館゛
からで、9月9日までの開催となって
います!!
その後、平塚市美術館・下関市美術館と
続きます。

今回の展覧会について、僕の方への連絡は
全て゛下関市美術館゛さんからでしたので
カン違いしてしまったのです。

ここにお詫びと訂正をさせて頂きます!

お知らせ下さった神奈川県在住の
「メトロポリス」ファンの方
どうも有難うございました!!