またたき街雑記

仕事と日々のあれこれを綴った雑記

2016

2016年01月07日 | Weblog
    


           2016年 新春
       
       皆さんにとって良い年になりますように。
       本年もどうぞよろしくお願いします。

南くんの恋人~my little lover~

2015年12月02日 | Weblog


『南くんの恋人~my little lover~』 現在放送中の実写ドラマです。
原作は内田春菊さん、監督は小中和哉さんでフジTVの月曜深夜に放送
されています。

自分はこの作品で、劇中に登場する一寸法師と一寸姫のアニメーション
そして絵本の挿絵。
それから、ちよみの部屋に飾られた数枚のイメージイラストを担当しました。


久し振りの実写作品ですが、ひととき楽しい時間を過ごす事が出来ました。
良かったら見てください。





演奏会

2015年07月11日 | Weblog



  とてもインパクトのあるバンド名です。

  スペ☆ダン#21 で美しい楽曲を提供してくださった彼等の10周年記念ライヴが
  7月12日、東京赤坂BLITZ で開催されます(大阪公演は既に終了しています)。

  ひと時 彼らの紡ぎだす音楽に身を委ね、別世界へトリップしてみましょう。

  

展覧会

2015年07月04日 | Weblog


  『ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展』

   2015.6.24(水)-8.31(月)毎週火曜日休館 
   開館時間: 10:00-18:00、金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
   六本木にある 国立新美術館 で開催中です。


   第一章から第八章にそれぞれテーマが分かれていて、その中の第八章・作り手の「手業」に
   アニメ 『メトロポリス』 も取り上げられています。

   制作当時、自分が現場で描いた原画も数点展示されましたので、
   よろしかったらお立ち寄りください。

東映アニメーション

2015年04月05日 | Weblog
      

      東映アニメーション 大泉スタジオ



      築60年、老朽化がすすむ東映アニメーションスタジオがこのたび取り壊されることになりました。
      自分が初めてアニメーションを学んだ場所、
      全てがここから始まったと言っても過言では無い、思い出深い老舗スタジオが消えてしまいます。


      若い頃、ここの三階にあった会議室で講義を受けましたが、
      何れも第一線で活躍されていた講師陣の熱い指導は、アニメーション技術から歴史的なことまで
      多岐に渡り、そのお陰で約6カ月の間、厳しくも充実した日々を送ることが出来ました。

      
      当時の経験は今でも変わらず自分の力となってくれているように思います。
      現場で色々なことが押し寄せても、ずっとアニメを好きでいられるのは
      あの最初の一歩で先人たちから“夢”を組み込まれたことが最大の要因といえるでしょう。



      
     
      

      ガランとした三階の会議室



      

      
      

      何気ない通路にも思い出が




      

      噴水のある中庭





      

      セル画時代、多くの作品を撮影したカメラ





      

      ノスタルジックな編集機材





      

      試写室





      

      そして、
      日焼けして色褪せたメモルに会いました




      尚、新スタジオは同地に平成29年夏、竣工予定とのことです。


      
      



  

pen 2/15号

2015年02月08日 | Weblog



  トーベ・ヤンソンさん 生誕100周年に本国フィンランドで「ムーミン」の長編アニメが制作されました。
  pen 2/15号 ではその新作アニメの特集と、日本で作られた昭和と平成ふたつのムーミンヒストリーも
  紹介されています。

  ヤンソンさんの挿絵と日本の浮世絵との比較、関係性等、‘絵‘について深く掘り下げられた内容は
  ムーミンファンのみならず、読み応えのある内容となっています。


  平成に誕生した 「楽しいムーミン一家」 のページでは、自分もお邪魔させて頂いています。

  誌面のインタビュー記事はコンパクトにまとめられていますが、小学生の頃に原作と出会った経緯や、
  昭和ムーミンの印象、平成版「楽しいムーミン一家」の制作裏話 などなど、
  楽しい思い出ばなしも沢山させていただきました。
  

  また機会が巡ってきましたら、いつか何処かでお伝えしたいと思います。

  

MEMORIAL PACK

2014年12月10日 | Weblog


        『とんがり帽子のメモル』 DVD MEMORIAL PACK 表4(部分)
         Ⓒ東映アニメーション

  
  

  
  『とんがり帽子のメモル』のDVDがこの度再販の運びとなりました!
  この機会にパッケージイラストも一新し、新作描き下ろしとなっています。


  彼らを描くのは本当に久しぶりでしたから、自分のキャラとはいえイメージを
  損なわないようにするには一寸した緊張感が必要でした。

  仕上がってみると予想よりも明るい絵になっていて一安心です。
   



       

       


       『とんがり帽子のメモル』 DVD MEMORIAL PACK 表1(部分) 
        Ⓒ東映アニメーション

  

インタビュー

2014年12月07日 | Weblog
     先日、久しぶりに一般誌からの取材を受けました。

     インタビューは若い頃、どちらかといえば苦手な方でした。
     ですが、今回は先方が和やかな雰囲気を作ってくださったお陰か、
     共通の趣味を持つ仲間と話しているような感覚で、取材中は
     終始リラックスして過ごすことが出来ました。

     
     色々と当時を思い出しながらお話をさせて頂くうち、記憶も刺激を
     受けて細部のディテールが蘇ってきました。



     詳細は来年です。


     

     
     



 



     寄り道した先に、ディープな世界への入口が…



 


     そして“面白怖い”看板も待っていました。   

     

   

スペ☆ダン第8巻

2014年12月03日 | Weblog
  うっかりしていました。
  DVD&ブルーレイが既に発売になっているもようです。

  この第8巻には3つのエピソードが収録されていて、自分が担当した
  21話、『悲しみのない世界じゃんよ』 も含まれています。

  今回のパッケージ化にあたり、数カット程ブラッシュアップを施していて、
  後半のポーの色彩を大きく変更したり、放送時とは少し違う箇所が随所に
  散りばめられていますので、よろしかったら確認してみてください。

  
  本編中で使用したラヴェル作曲の 『亡き王女のためのパヴァーヌ』 ですが、
  これは自分が若い頃から好きだった曲です。
  絵コンテ作業中に21話の世界観に合うと思い、どこかでこの曲を使いたいと
  考えていました。
  自分は今までピアノ演奏でしか聴いたことがなかった曲ですが、先に設定を
  終えていた、リュートを持つ天使リュートナーに演奏させたらピッタリだと考え、
  楽器もそのままリュートで録音することにしました。

  酒場でのグレゴリアンたちの台詞を讃美歌にしたてた事も絵コンテを描いて
  いる時に突然思いついたもので、2曲共に総監督の渡辺信一郎さんから許可を
  頂き、新録という形で実現しました。

  両シーン共に原画を担当してくださったのは、女性アニメーターのKさんです。
  本当にお疲れさまでした!



  それから、

  美術ボードを担当してくださったフランス在住のサンティアゴ・モンティエルさん、
  TVシリーズでのタイトなスケジュールの中、美しくて面白いボードを沢山描いて頂き
  本当に有難うございました! 
  この場を借り、あらためてお礼を申し上げます。

  ブックレットのコメント、心に染みました(泣)  またいつかご一緒させてください。


   

               21話、『悲しみのない世界じゃんよ』 から   ポーと幽霊バイク
                Ⓒbones