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~2010

ありがとうございました。

疑心暗鬼…

2008-07-04 23:20:57 | 家族

今日、ダンナが私に指輪を買って来た!

夕方メールが来て、ネックレスと指輪どっちがいい?って。

バッグも買ったし、もう充分だよって返信したのに、
指輪のサイズいくつ?って聞かれて、
自分のサイズを返信したら本当に買って来たからびっくり

(あ、バッグ買いました
これは後日別記事で。)


プラチナにブルーダイヤのシンプルな指輪で、
普段使いも出来そうだし気に入ったことは気に入ったんだけど…

せっかくボーナスよかったのに、
こうして使っちゃったら貯金も出来ないじゃん…

それに、なんでそんなにやっきになって私に何かを買おうとするの?
絶対なにか裏がある!! と、どうも素直によろこべないワタシ…


もしかして浮気とか…!?
それとも、不治の病でも宣告された!?
実は私に隠れて借金でもこしらえたか!?


そんな疑いの目でダンナの一挙手一投足をくまなくチェック。

だって、今までこんなこと滅多にしない男だもの。
絶対ヘンだよー!!



怪しい…

絶対なにか隠してる…





短冊

2008-07-03 21:54:17 | 家族

5歳になったら、
すごくいろんなことが出来るようになると思っている娘。

そんな夢の5歳はもうほんの2週間さき。



母は、ただただアナタの幸せを願う。





娘の話

2008-06-26 22:58:20 | 家族

今日、療育センターでドクターとの面談があった。

ずっと念願だったはずなのに、
いざ求めていたものが目の前に差し出されると、
こんなにもうろたえてしまうものなのか。




今日、娘の診断が下りました。


「高機能自閉症」


・・・・の枠に、今のところは入るかなぁ、という感じだそうです。




なんてあやふやな診断でしょうか
でもこれが今の時点で言える精一杯だそうです。



もっとハッキリ判明するもんなんだと思ってたよ。
だけど、「自閉症」ということだけはとにかくハッキリしたわけだ。



私もいろいろ知識を身につけ、たぶん高機能なのかな、とは思っていたわけで。
今更思っていたとおりのことを聞かされて、ああやっぱり・・・と思うんだけど、
意外にもショックを受けている。

いつの診察だったか、「自閉症かどうかは保留」といわれたことが、
一縷の望みじゃないけど、もしかしたら違うのかも・・・?という期待をしていたのかも。

これでやっと娘の問題と真正面から向かう心構えが出来る。

なのに・・・



まったく自分でも情けなくなるけど、
今までの紆余曲折を経てしても、私はちっとも受け入れてなんかいなかったんだな。
まつ毛の乾くヒマが無い。


まぁ今日は仕方ないよな。
今日の今日だもんな。

明日になれば少しは気持ちも変わってるだろう。
立ち直りの早さだけは自信あるんだ(苦笑)



とにかく昔から育てづらい子ではあった。
腹の立つこともしょっちゅうで、自分の理性との戦いみたいな感じ。

だけど、それを補ってあまりあるあの子の愛らしさに、
いつも頬は緩みっぱなし
これが奪われない限り、私はだいじょうぶだわ。






娘の話

2008-06-12 22:28:36 | 家族

今日は、再び娘の療育センター。
先日まで通っていたたまごグループの、最後の面談だった。

ちょうど今週はダンナが休みのため、一緒に行った。
臨床心理士の先生の話を、真剣な顔して聞いていたし、
質問もたくさんしていた。
つれて行ってよかったと思う。

いつも私からの又聞きだから、イマイチ信じ切れないところがあったようで、
娘のことにもあまり乗り気でなかったし、「こいつは大丈夫だよ!」と、
なんの確証もなくそう言って話を終わらせてしまったり・・・。

それが今日はちゃんと専門家の先生から、きちんとした説明を受けて、
ようやく本当に娘のことを理解する気になったようだ。
・・・というか、「覚悟」が出来たというか・・・
ちゃんと向き合おうという心構えが出来たようだ。
それだけで、ダンナはもちろん、私や娘にとってもかなりの進歩である。



来年からまた新しいクラスでお世話になることになりそうだ。
まだはっきりしたことは分からないけど。
再来週、またその辺をもっと詳しく詰めていく話し合いがある。
たぶんそのときに、娘の抱えている問題のもっと詳しいことが分かると思う。


今日、帰ってきてから、昔のノートを開いて読んでみた。
書いた当時はいまいちピンと来ていなかったことが、
今読むと、書かれている言葉がものすごい意味のある言葉に感じる。

たとえば、「言葉の数」より「通じる感じ」が大切だ、とか。
娘の特性のことを、「持ち味」として不利にならないようにしていく、とか。
他にもいろいろ、今の私には「なるほど、こういうことか!」と思うようなことばかり。

娘もずいぶん成長したけど、
私の意識もずいぶん成長したなぁ・・・と、感慨深い気持ちである。



でも、すごいなと思う。
こういう問題もそうだし、病気なんかもそうだと思うけど、
どんな状況になっても、ちゃんと理解してくれる人はいて、
どうするべきなのか、どうすればもっとよくなるのか、
その道しるべの役割を果たしてくれる人や場所がある。

おかげで私は、孤独も絶望も今はそれほど感じることなく、
正しい知識を提供してもらったり、様々な支援を受けさせてもらっている。
お金もかからずにだ。

本当にありがたいことだ。



だから私も誰かのために役に立てる人間になりたいよ。
受けた恩を社会にお返ししないとね。









娘の話

2008-05-29 20:48:23 | 家族

4月から通っていた娘の『たまごグループ』が、
とうとう今日で終わってしまった。

あっという間に終わってしまって、
一抹の淋しさを感じている。
短い期間だったけど、いろんな話をしたり聞いたり、
とても内容の濃い2ヶ月だったな。


私の勉強不足や認識不足のせいもあると思うけど、
私はこのたまごで学んだことが実にたくさんあった。

娘はイマジネーションの力が弱く、
なにか予想外のことが起きたときに、自分でうまく対処することが苦手だ。
そういうときにパニックを起こしやすく、
私やダンナはそのパニックしている姿を見て、なんとかなだめようと四苦八苦するわけだけど、
でも、パニックという表面に見えているものより、
その下に隠れているものに目を向けていくことがコツなのだそうだ。

氷山モデルというのがあって、
まず表面に見えていることに目を向けて書き出していく。
例えば娘で言えば「ささいなことで癇癪を起こして手に負えなくなる」など。
(普通の子でもこういうことはあるだろうけど、程度がその比では無いのだ)

そして次に、水面下に隠れている「行動の理由」を、
親が推察して書き出していく。
例えば「自分の期待通りにならなくてくやしい、自分の気持ちをわかってもらえない」など。

最後に、その理由を基にして、どう対応するのが望ましいと思うか、
いろいろ思い巡らせて書き出していく。
こういう一連の作業により、娘のことを非常に客観的に見られるようになる。

実際、ここまで深く娘の状況に関して考えたことも想像したことも無かった私にとって、
娘の気持ちになって解決策を探っていくこの作業は非常にためになった。
よくよく考えれば当たり前のことなんだろうけど、
あまりに娘の表面に出てくるものが強烈であるため、
なんとかそれを阻止しようと、そっちばかりに目が向いてしまい、
どうしてこの子はこんなに~~なの。
どうして普通の子みたいに~~出来ないの。
どうしてこんなにいちいち手が掛かるの。
・・・と、いつでも疑問から入っていた。
娘の隠れた心理に思いを馳せることが無かったんだなぁ・・・とつくづく思った。


一番印象に残ったのは、
「障害」というものの捉え方についての話の中で、先生の言われたある言葉。

障害を、「生物学的」と「機能的」と「社会生活上」に分けて考えてみる。
例えば目の悪い人がいる。
この人は、生物学的には「目が悪い」。
機能的には「目が見えにくい」となる。
社会生活上では、「メガネで支障なく補える」。
メガネというツールを用いることで、障害は解消し、
普通の生活が問題なく送れるわけである。

だから、娘たちの場合も「メガネ」の役割になるようなものを探していけばいいのだ。
もちろん、メガネのように簡単にその辺で買えるようなものではないだろうけど。
それでも工夫次第でやりようはある。
その手伝いをしてくれるのがこの場所なんである。

「本人の特性を生かしながらメガネを探していく」

↑この言葉になんだか感動しちゃって・・・。


これまで、私の気持ちを占めるのは、もうほとんどが「諦め」だったのです。
でももしかしたら、もっともっと娘の可能性は広がるのかもしれない。
それを突き詰めていくのもまた気苦労が多くて大変なんだろうけど。
でも、とにかく小学校に上がるまでが一つの区切りだと思っているので、
それまでに何か出来ることがあるなら何でもやりたい。


再来週にたまごを終えての個人面談がある。
そこで色んなこと根掘り葉掘り聞きまくってやるんだ。

もっと普通の子のように、とかいう思いはもはや無い。
娘が娘らしく、安心して生活できて、
そして生き生きと個性を発揮できて、娘なりに自分に自信を持てるようになるために、
その状況を整えてやるのが今の私の役目だ。

いつか娘が自分で自分の未来を切り開いていけるようになるまでは。