本田雅一の「週刊モバイル通信」
Intelは今後30日以内にMLC(マルチレベルセル)、90日以内にSLC(シングルレベルセル)のSATA SSDを発表する。一般クライアントおよびコンシューマ向けのメインストリーム製品にはMLCの80GB版、160GB版が、それぞれ1.8インチ型と2.5インチ型、2つのフォームファクタで提供され、より高速で信頼性の高いSLC版は32GBと64GB(フォームファクタは2.5インチ型のみ)が用意される。いずれも出荷は第4四半期。
SLCタイプは「X25-E」という名称で、シーケンシャル読み込みが250MB/sec、シーケンシャル書き込みで170MB/sec、リード遅延時間は75μsの構成で、アクティブ時の消費電力が2.4W、アイドル時には0.06Wで動作する。動作保証時間はMTBFで200万時間、1,000Gの衝撃に耐えることもできる。
MLCタイプは「X25-M」(あるいは1.8インチ型の場合は「X18-M」)でシーケンシャルライトが70MB/sec、稼働時間はMTBFで120万時間となるものの、アクティブ時の消費電力は0.15Wしかなく価格も安い。
Intelが公開しているX25-Mと他社同等品とを比較したグラフを見る限り、その性能は圧倒的だ。SATAエミュレーションを行なうLSIが高速なのか、特にランダムリード時の速度差は驚くばかりだ。
驚くほどの高速性を実現できた理由のうち、もっとも大きなものは何かと訪ねたところ、担当者は「10チャンネル並列でフラッシュメモリを読み書きする高速LSIが一番大きい」と答えた。
モバイルPC向けには、低所費電力や小型化、軽量化といった利点を提供できるのは明らかだが、Intelはその高性能を活かしてサーバーやゲームPCなどでの需要も見込むようだ。
価格は未定だが、発表会では「容量単価は従来の製品と同等で、性能だけが著しく高い」といった説明を繰り返し行なっていることから、価格は相場並で大幅に高価、あるいは安価といったことにはならないと考えられる。
<2008年9月21日追記>
「X25-M」の価格について、一部記事の予想では、8万円前後ではとの情報もありますが、某USサイトからの情報では、1000個ロットでUS$595との事です。
US$1=107.57円(9/21時点)で計算すると約64,000円となりそうです。
Intelは今後30日以内にMLC(マルチレベルセル)、90日以内にSLC(シングルレベルセル)のSATA SSDを発表する。一般クライアントおよびコンシューマ向けのメインストリーム製品にはMLCの80GB版、160GB版が、それぞれ1.8インチ型と2.5インチ型、2つのフォームファクタで提供され、より高速で信頼性の高いSLC版は32GBと64GB(フォームファクタは2.5インチ型のみ)が用意される。いずれも出荷は第4四半期。
SLCタイプは「X25-E」という名称で、シーケンシャル読み込みが250MB/sec、シーケンシャル書き込みで170MB/sec、リード遅延時間は75μsの構成で、アクティブ時の消費電力が2.4W、アイドル時には0.06Wで動作する。動作保証時間はMTBFで200万時間、1,000Gの衝撃に耐えることもできる。
MLCタイプは「X25-M」(あるいは1.8インチ型の場合は「X18-M」)でシーケンシャルライトが70MB/sec、稼働時間はMTBFで120万時間となるものの、アクティブ時の消費電力は0.15Wしかなく価格も安い。
Intelが公開しているX25-Mと他社同等品とを比較したグラフを見る限り、その性能は圧倒的だ。SATAエミュレーションを行なうLSIが高速なのか、特にランダムリード時の速度差は驚くばかりだ。
驚くほどの高速性を実現できた理由のうち、もっとも大きなものは何かと訪ねたところ、担当者は「10チャンネル並列でフラッシュメモリを読み書きする高速LSIが一番大きい」と答えた。
モバイルPC向けには、低所費電力や小型化、軽量化といった利点を提供できるのは明らかだが、Intelはその高性能を活かしてサーバーやゲームPCなどでの需要も見込むようだ。
価格は未定だが、発表会では「容量単価は従来の製品と同等で、性能だけが著しく高い」といった説明を繰り返し行なっていることから、価格は相場並で大幅に高価、あるいは安価といったことにはならないと考えられる。
<2008年9月21日追記>
「X25-M」の価格について、一部記事の予想では、8万円前後ではとの情報もありますが、某USサイトからの情報では、1000個ロットでUS$595との事です。
US$1=107.57円(9/21時点)で計算すると約64,000円となりそうです。