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いつも「いいこと」が起きる人の習慣(トマス・レナード著、堀紘一訳)

2009-05-06 14:50:26 | 成功法則
1.うまくいく人は、賢く「自分本位」に生きる
 ・自分本位=自分を大切にして生きること。本当の意味で自分本位な人は、他人
  にも優しくなれる。
 ・自分の意見を持ち、堂々としている人の周りに、人は集まってくる。自分の人
  となりや立場について、相手に曖昧な印象を与えないことが大切。
 ・人を助けようとして自分が燃え尽きてしまわないために、余力を確保する。溺
  れている人を助けるには救命道具がいる。
 ・「いい人」をやめることで、人生の喜びや楽しみが、何もしなくても引き寄せ
  られてくるようになる。
 ・自分本位にならなければ、人生最高のチャンスを引き寄せることはできない。

2.「いいこと」が向こうからやってくる人の生き方のツボ
 ・あなたの魅力が最高に発揮されるのは、今という瞬間に集中して生きている
  時。正面から「今」を見つめてこそ、将来の運も呼び込める。
 ・自分に与えられた現在を、めいっぱい生かしていると、自分の未来を開いてく
  れる“重要な手がかり”が現れてくる。
 ・現在から素早く学べる人のほうが、完璧な計画を立てられる人よりも優れてい
  る。人生の素晴らしい転機は、予想もしなかった形で訪れる。

3.自分が“いい気分になること”を大切にする
 ・すべての出来事に、その場で「過敏対応」(心が動くことに素直に従う)する
  と、人生のチャンスが倍増する。
 ・直観にパワーが宿れば、どんな成功も向こうのほうからやってくる。
 ・魅力的な人間になるということは、自分自身にどんどん元気を献上すること。
 ・体の反応は、頭で下す判断よりもずっと雄弁で、正確で、率直な場合が多い。
 ・感情を、自分自身をもっとよく理解する材料にする。

4.「十分」では不十分と心得る
 ・「私には、満ち足りた人生を送るために必要なものは何でも、常に安定供給さ
  れる資格がある」と自分に言い聞かせる。
 ・人生において豊かさを増やしていくには、金(をはじめ、有形無形のあらゆる
  資源)を、自分にとって価値のあることだけに使う。
 ・資源は消費ではなく投資に回す。時間は原材料であり、金は運用資金である。
 ・時間であれ金であれ、アイデアであれ人であれ、必要なものはどんどん積極的
  に取り込もうという精神が大切。
 ・時間は生産活動の原材料である。思いきって、もっと大きな利益につながるこ
  とに使った方がいい。
 ・給料の十分の一は貯金する。

5.人に「得をした」と思わせると・・・
 ・人に「得をした」と思わせると、他人からの「支え」を引き寄せられる。自分
  が幸せでいられるために、人を喜ばせる。
 ・“幸せな気持ち”で生きると、自分も人も得をする。
 ・魅力的な人間になるには、自分の考えや提案を人に押し付けるのをやめること。
 ・利益を増やすのに、必ずしも商品の数量を増やす必要はない。すでに提供した
  ものを最大限に利用する方法を先方に教えればよい。顧客のニーズに完璧に合
  うようにカスタマイズすればよい。
 ・物質的なグレードアップや、特別なサービス付加がなくても、洞察力を働かせ
  るだけで、自分が提供するものの品質を向上させることはできる。
 ・ネットワーキングは現代人の必須のスキル。

6.自分の才能を“最高値”で売り出す法
 ・これからの時代は、ほんの少しだけ情報をパッケージ化し、魅力的な形で提供
  できる能力がさらに重要。
 ・自分が提供するものをごく短い言葉で集約すること。一般的でわかりやすく、
  しかも独創的な言葉にすることが大切。
 ・「これなら買ってもいい」と思わせる商品を、何かしら用意しておく。
 ・結局、何をするにも「売る」というプロセスがつきもの。他の顧客が乗り越え
  た問題やその際の私の助言を簡単に話す。そうした人々が経験した気持ちや世
  界観の変化を説明することで、たいていの人は感動し、信頼感を抱き、他の人
  へも話してくれる。
 ・クレイマーへの準備にありとあらゆる返答パターンを準備しておく。
 ・「アウトソーシング」できることはないか検討する。

7.「キッパリ断る技術」はこうすれば身につく
 ・自分が魅力的に思えない行動パターンや習慣から足を洗った時、人生のエネル
  ギー効率が格段にアップする。
 ・正しい生活習慣は、すぐに目に見える変化を生むことはなくても、銀行預金の
  ように、だんだん利子が増えていく。
 ・人の期待ではなく、まず“自分の期待”に応える
 ・「いい人」は「都合のいい人」でしかない
 ・緊張感をなくすことこそ、マンネリ化した日常を抜け出す第一歩。
 ・ついつい無理な仕事を引受けてしまう習慣をなくせば、心理的に解放されるだ
  けでなく、自由な時間を大量に備蓄できる。
 ・何かを感じたら、すぐさま行動に移すこと。「現実的」かどうかにこだわる必
  要はない。
 ・ときには、夢を「一時停止」してみる。その夢をあきらめたら、どんな利益が
  あるか。そのエネルギーを何か別のことに、向けられないだろうかと考えてみる。
 ・問題解決のプロより、問題皆無ゾーンを目指す。自分の能力は、もっとも望ま
  しいところで発揮する。

8.頭のいい人はシンプルに生きる
 ・ライフスタイル(うわべの飾り、飽くなき物への執着)の割合を減らせば、人
  生(自由、スペース、満足感)はもっと豊かになる。
 ・新しいことを学べば、それだけで自由な気分になれる。
 ・物・心ともに豊かな人は、ライフスタイルを大いに楽しめばよい。そうでない
  人は、生活をシンプルにしよう。
 ・禁欲する必要はないが、節約は必要。ライフスタイルが本当の自分を殺してい
  るとしたら、それは百害あって一利なしである。

9.“いい仕事”こそ最高の自己紹介
 ・皮肉なことだが、引き受ける仕事を減らすと、自分の潜在能力をもっと発揮で
  き、結果的に高い評価を受けることができる。
 ・「引き受けたこと」と「実際に仕上げる仕事」の差を広げることが肝要。
  (「引き受ける仕事」は少なめに、「提供する仕事」は多めに)
 ・手帳を“予定づくめ”にしない。
 ・いい仕事を惜しまず提供することだけを考えていれば、生産性は自然に伸び
  る。クライアントの要望は、(次の段階へ進歩していくための)仕事の出発点
  に過ぎない。

10.面白いほど願望がかなう“引き寄せの法則”
 ・人やチャンスをはじめ、自分にとって重要なものを、「追いかけてつかみ取
  る」のではなく、こちらに「引き寄せる」というもの。
 ・目の前の目標をこなすよりもビジョンを持って進む方が、あるいは脅されて仕
  事をするより何かに刺激を受けて意欲をかきたてられる方が、はるかにいい仕
  事ができる。
 ・ヴィジョンを持てば、意識の99%を現在に集中させることができる。ヴィジ
  ョンとは「現在起こっていることの延長」である。
 ・現実は、共有される思考や信念を通して、常に進化しつづけているのである。
  思考や行動の突然変異は競争力を生み出すきっかけになり得る。
 ・自己満足に陥ると、実験や前進への意欲がなくなる。自尊心にとらわれると、
  自分が得意なことでしか、自分を評価できなくなる。“向上心”があれば、慢
  心に浸る暇はない。

11.「ムダ・非効率」は徹底して排除!
 ・遅れはいかなる場合でも損失であり、高くつく。フットワークのいい企業・個
  人とだけ取引する。
 ・人は遅れに不安を感じ、即答されると安心する。“迅速な対応”が雪ダルマ式
  にチャンスを増やす。
 ・常に「小回りがきく」状態でいることが望ましい。「考えてから動く」ではな
  く「動きながら考える」。
 ・「先読み力」を鍛えると、人生が有利に運ぶ。
 ・人生の非効率を撃退するには、自分のところにくるものにフィルターをかけ
  て、必要ないものは、はじめからより分ける。

12.「ちょっとしたこと」が運命を分ける
 ・時とともに人生がどんどんよくなっていくようにするには、「一つひとつの些
  細なことが大きな変化につながる」という見過されがちな事実を理解すること
  が大切。
 ・人は時として、問題を一挙に解決したいと願うあまり、すぐに手をつけられる
  具体的な改善点を見落としてしまうことがある。だが、細々としたことに専念
  していれば、問題はいつしか解決していたり、少なくとも気になっていたりす
  るものだ。
 ・今は信頼性と信用が何より大事な時代。どんな仕事も、最後の詰めの10%の
  部分に、最初の90%と同じくらいの時間と努力を要するもの。

13.我慢しない生き方がある!
 ・我慢の背後にあるものを変える。
 ・我慢をやめると素晴らしい解放感が得られる一方、一種の喪失感も覚える。そ
  んな時は、新たに人や課題、日課、行動を取り入れ、充実した、信頼できるサ
  ポートシステムをつくりあげればいい。

14.本当に「気が利く」とはこういうこと!
 ・言うべきことははっきり言う。そして、信頼できる相手なら、あれこれ考えず
  に一任する。
 ・相互に信頼しあい、尊重しあう関係なら、相手に「結果」を求める気持ちは和
  らぎ、互いに満足できる、双方に利益を生む方法を見つけられるだろう。

15.「欠点」には“人生の栄養分”がつまっている!
 ・謙虚さが少し減ったくらいの方がかえってうまくいく。
 ・最大の欠点を直そうとするのではなく、それが何を意味しているかを理解する
  ように努める。
 ・自分の最大の欠点を愛し、それによって大きく飛躍する。
 ・自分らしく生きて嫌われる方が、仮面をかぶって好かれるよりずっといい。
 ・隠そうとするのをやめた瞬間に、欠点が利点に変わることもある。
 ・自分の最大の欠点を知り、受け入れることで、新しい可能性を見出し、自由へ
  と踏み出す。

16.「察知力」のアンテナはいつも磨いておけ!
 ・頭でグズグズ考えるのではなく、体の即断を信じること。
 ・自由な心で、動きは素早く、新たにグラウンドが見えてきたらいつでも競技に
  参加する心構えでいること。

17.“理屈抜き”で人から好かれる人の秘密
 ・「無条件に建設的な人間になる」ことが必要。常に、いかなる状況でも、無条
  件に、例外なく、プラスになる言動しかしない、決して人を傷つけたりおとし
  めたりしない、ということ。ただし、事実はいつも“率直に”伝えること。

18.生活を“スリム化”する「すごい効果」
 ・自分の目的は、ただ勝つことではなく、勝つことを習慣にしてしまうこと。な
  かなか実現しないものがあれば賢くあきらめる。
 ・時間をムダにしたくないからお金で買う。
 ・新しいことに手を広げすぎない。
 ・いらなくなった服はすべて処分する。
 ・つきあう相手は厳選する。
 ・あなたの魅力が増せば、本当に素晴らしい人々、あなたのエネルギーを吸い取
  ったりしない人々が周りに集まってくる。そして、つきあうことでお互いに喜
  びと充実感を得られる人間関係ができあがる。

19.結局、人生ここで差がつく!
 ・成功を手に入れるための一番の近道は結局、自分の仕事を余人をもって代え難
  いほど極めること。
 ・顧客の好みや希望を聞くことで、刺激を受け、才能を引き出してもらう。(顧
  客はあなたの“研究開発部”)
 ・いつも相手に“得をした”と思わせる
 ・仕事を人に教えると、自分もバージョンアップする。
 ・自分の仕事や知識を用心深く守りながらも、自分が損をすることなく一般に無
  料提供できるものはたくさんある。そしてそれは、将来の莫大な利益につながる。
 ・改善の余地は常にある。
 ・気の利いたおまけ(よく利用されている製品やサービスで自分の製品やサービ
  スに組み合わせられるもの)をつける。
 ・自分の技能を進歩させ続ける一番の早道は、「将来を見通す目」の持ち主たち
  と何らかの形で接すること。