平地トレイルランナーの憂鬱 

~7年掛かって信州三大100kmレースを完走。まだまだFinishの充実感を求めて走ります。~

野沢温泉4100D ①レース

2016-07-19 | 野沢温泉4100D


スタートはロングレースでは珍しく遅めの7時。
脚の調子が不安なワタクシはほぼ最後尾からのスタート。調子を見ながら行く作戦で臨みました。

 
野沢の温泉街をラウンドして、朝市の人々の応援を受けます。


10km先で登山道に、ここが最初のリタイアポイント。どうやら無事にここまで来れました。
左脚の痛みはあるものの、酷くなってはいないようです。リタイアという選択はなしです。

 
登山道の傾斜はかなりきつめ、シングルトラックなので流れのままに進みます。
途中、鎖場や階段もあり。以前の渋滞ヶ所には丈夫な梯子が付けられてました。

霧雨が強くなっても雨具を着る方はおらず。うまい具合に体温を下げてくれたようです。
その代り足元はマッドに、シューズが滑って難儀するランナー多しでした。
(ワタクシのラプター君はちゃんと食い付いてくれます)


稜線に出てからも長く感じましたが、やっとこ毛無山山頂到着です。
1000mの上りクリア。第1セクションのボスをやっつけました。

 
下って程なくゴンドラ駅のエイドに。
エイド食は上のエイドも下のエイドもほぼ同じで、バナナ・おやつゼリー・オレンジ・トマト・おにぎり・塩・水。
これに下のエイドには味噌汁が加わるくらい。
2か所を4回利用するので、品物は次々補給されてきます。

 
いつしか雨も止みました。
風硴(かざごうろ)と言われる苔の生えたガレ場が難所とされてますが、慎重に下ればなんてことないです。
高速ランナーは要注意。


標高が下がって来ると無風で蒸し暑い・・・。


スタート地点へ戻ってきました。
ここを起点に変形クローバー型に3つのループを描くコースレイアウト。
エイド・デポバックもここです。私設のサポートテントを張っている方もいます。


15分の休憩の後、第2セクションへ。
距離は14km標高差は400mだけど、ここの上りが一番きつそう。


時刻も正午、陽射しが出てきて暑い~~。


林道を経て奥社の石段へ。コース中すれ違ったハイカーはここでの数組のみでした。


石段もいつしか急登に変わり、シンドイ時間が続きます。
奥社の冷たい自然水に癒されます。顔を洗って被り水をしました。
少し大き目な社殿が有りましたがコースより逸れていたので見学せず。


さぁ、後は下りと思ってましたらまだまだ登りがありました。
奥社がピークじゃなかったんですね。これには心折れるでした。


大したピークも無しにトレイルは下り基調に、周りは美しいブナ林。
2つ目のピークを制覇したわけです。

それにしても無風で暑い、陽射しに当たると痛い位です。
被り水用の水を汲んでおかなかったのを激しく後悔。
もうこの頃には、ほとんど走れなくなってました。



2つのセクションを終えて完走も見えてきました。
この時の時刻が午後3時。早いランナーはもう帰って来ちゃってますよ。
明るい内にFinishっていうのは無理そうだし、時間はまだたっぷりあるので少しのんびりしましょう。
デポバックのオレンジジュースを飲んで、夜に備えてライトを準備します。
2つ持ってきたけど重いし、もう走れそうにないから1つでいいや。



30分の休憩で第3セクションへ。
スタートゲートには門番がいてチェックしてくれます。
第2セクションは右に、第3セクションは左に。

第3セクションは最も長く28kmもあります。標高差も800m。
午前中に登った山の上のエイドまで行くのかと思うと気が重いです。
それにここまで37kmのトレランやった以上の疲労感です。

 
天然水や温泉街を見下ろすポイントがあって楽しませてくれます。
このレース、自然水や自販機の利用はOKで、コース中に数か所あります。

 
林道を延々上って行くこのセクション。全然走れません。
山脚が出来ていたなら走れそうな傾斜も走る気にさえなりませんでした。
もはやパワーウォークで進むのみ。それさえも気持ちが折れそう。
歩くには長いんですよ、長い!。
コーススタッフに毎回距離を聞いてる様じゃ、心が折れている証拠。

中腹から雲の中に入り、やがて雨具着用。
スキー場を上がって行きます。何処をどう進んでいるのか最早分からない。

 
50kmでエイド到着。やっとこさ3つ目のボスもクリアしました。
3時間かかりました~~。Orz。
午前中とは違ってランナーも疎らで寂しい。エイドスタッフさん、ご苦労様です。

あとは15kmの下りを残すのみ、8割はロードだそうです。
まだまだ長いなぁ。
  
エイドを出て間もなくライトON。霧で視界が悪い。
トレイルでは足元だけを見て慎重に進みます。とても走れたもんじゃない。
ロードに出ると走れる様になりましたが今度は濃霧帯に入り視界は5m!、路肩を目安に走りました。
こんな状態が温泉街まで続きました。これはこれでシンドイ。走らなくちゃ終わりません。


午後10時前、ようやくFinish。
長い一日が終わりました。
故障のの為、調整不十分で臨んだレースを完走できて、ひとまず安心しました。
はぁ~、この安堵感、達成感は他では味わえませんなぁ。


第1セクション 4:45
休息 0:15
第2セクション 2:50
休息 0:30
第3セクション 6:25







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2 コメント

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Unknown (しらちゃん)
2016-07-20 21:53:38
あら、完走できたんだ。おめでとうございます。直前はかなり気弱でしたが、レースになれば火事場の馬鹿力になるんですね。

このレースは写真で見た限りではかなりバリエーションに富んだコースでエイドも充実していそうな印象です。温泉街を走るのは気分よさそう。私はおんたけをあと2回は走るので(通算10回)、そのあと野沢温泉を検討してみます。
Unknown (平トレ)
2016-07-23 13:36:28
なかなか攻略し甲斐のあるレースです。
温泉地ともセットになっているし、なんで人気大会にならないか不思議なくらいですよ。
(おんたけに負けている?)

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