テレビとうさん

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「熊の木彫り」 と 「中華の料理」

2023年03月16日 | ニュース
 「熊の木彫り」とは言っても、クマが木彫りする訳では無く、木彫の熊のことですww

 荒削りの「木彫り熊」は、尾張徳川の徳川義親が1921年(大正10年)から1922年の欧州旅行の際に立ち寄ったスイスのベルンでお土産として購入し、1923年に、北海道二海郡八雲町にある旧尾張藩士たちが入植した「徳川農場」に送り、農場で働く農民たちや付近のアイヌに、冬期の収入源として「熊の木彫り」を生産するよう勧めたのが起源のようです。

 いまから1世紀ほど前の話なので、伝統と言えるかどうかは分かりませんし、「アイヌの伝統」ならば、動植物や人物の姿を写実的に木彫や絵画・織物にせずに「アイヌ文様」として抽象化するのが通例のようです。カムイ(神:霊的な存在)とされるヒグマを「リアルな姿で木に彫り込む」のはあり得ないとされ、寧ろ「アイヌ文化の破壊」と言えるかも知れません。

 このスイスのお土産を、何故か「アイヌの伝統文化」と考えている人が多いようです。これが正しいのなら、「中華の料理」は日本の伝統文化と言っても間違いではない事になります。

 最近、中共に占領された中国や、独立国の台湾では、漢字の間に「の」を挿入して「日本らしさ」を演出するのが流行っている、と風の便りで聞いた事が有ります。「中華料理」や「日本料理」ならば当事国の料理なのですが、「中華の料理」や「日本の料理」となると、日本らしいことは確かですが、国籍が不明になります。

 「ラーメン」や「焼き餃子」等々、「中華の料理」は圧倒的に日本の方が美味しいようで、外国のモノを取り入れて日本人に馴染むように加工するのが「日本の伝統文化」であり、これを日本人自身が「自嘲的」にも認めている事から、欧米の料理も既に「日本料理」と言っても過言ではありません。

 但し、同じ日本人でも「極一部のアイヌ系日本人」は、「アイヌ伝統文化の保存」を主張しながら「熊の木彫り」や「間切り(ナイフ)」等を、ウポポイなどで伝統文化として展示しています。それどころか、北海道の郷土料理である「石狩鍋」や「三平汁」に似た「伝統的なアイヌ料理」が創作されているようです。

 これらの行為が、アイヌ文化の破壊につながる事を知ってか知らずか、日本政府の公金支出が継続しています。

 「今だけ、金だけ、自分だけ」が、「日本の伝統」なのか「アイヌの伝統」なのかは判りませんが、いい加減、目を覚まして貰いたいと思う、今日この頃です。




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