テレビとうさん

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「先住権」 と 「統治権」

2020年07月05日 | 歴史
 「高天原」の九州(宮崎)説が正しいとすると、九州・沖縄地方の種族(縄文海人族)が大和を統一して日本国を成立させたと考えられます。「魏志倭人伝」には邪馬台国は「伊都国や奴国(九州北部)」より南にあると書かれていて、三国志(280年)には「会稽東治(蘇州市)の東(緯度的には鹿児島)」と、後漢書(430年)には「会稽東冶(福州市)の東(緯度的には沖縄)」にあると書かれているそうです。

 
 ”冶”と”治”の何方が正しいかは判りませんが、これは、支那大陸のいつもの癖で、自分の勢力を大きく見せる為に、朝貢国を「年を追うごとに拡大させた」とも言えますが、逆に大和の国の「神代の時代」で、高天原からニニギノミコトが天孫降臨(宮崎)する以前の歴史を、鹿児島から沖縄まで遡ったとも考えられ、「オノゴロ島は沖縄」である事を仄めかしたのかも知れません。

 それは兎も角、日本列島の歴史は南方から始まり、北進して勢力が拡大したと云うのが「定説」になっていると思います。

 そうすると「琉球独立運動」は笑い話にもなりません。普通は、アメリカの様に「侵略元である本国からの独立」の為に戦うのが常識で、侵略国のイギリスが、領土であるアメリカから独立するとは考えられません。若し、日本で独立戦争が有るとしたら、常識的に考えると「本州が、九州・沖縄連合と戦って独立を勝ち取る」事になります。しかし、日本国の正当な「統治者」である天皇家は
「八紘一宇」を宣言しているので、独立戦争は有りません。

 これとは別に、北海道には縄文遺跡が多数あり一万年以上の歴史が有るとされ、アイヌの歴史は800年程しかその痕跡が無いので、「アイヌ独立運動」が有るとしたら、アイヌは侵略者側に「統治権」が有ると主張する事になります。同時に「和人がアイヌの土地を侵略した」と主張した場合は、立場は一転しアイヌは和人の「統治権」を保障する事を意味します。「和人」は「縄文人」である事は明らかなので、日本に縄文人以前の「先住民」がいない限り、和人には北海道を含めた日本列島の「先住権」が有ると言えます。

 日本列島に特有の黒曜石・翡翠や縄文土器・弥生土器が、半島や大陸側から発掘されています。これは、和人の先祖が大陸にも定住していたことを意味し、大陸人によって和人の「先住権」を侵され「統治権」を奪われた証拠になります。

 縄文人の子孫である「私」は、半島や大陸の「先住権」を放棄するので、現在の日本列島の事は放って置いて貰いたいものです。




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