テレビとうさん

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「戦争」 と 「軍事作戦」

2023年10月09日 | ニュース
 鈴木宗男氏による「ロシアの勝利を100%確信」の真意は、

「今、特別軍事作戦が継続されていますけども、ロシアの勝利、ロシアがウクライナに対してですね、屈することがない、100%確信をもってですね、私はロシアの未来、ロシアの明日を私は信じていますし」
(中略)
「いや希望ではなくて、私はロシアが勝つと思っているんです。ウクライナが勝つと思いますか、現状で(ウクライナは)武器をもらっている。資金も援助ももらっているから今、長引いているだけで、これをやめただけでも私は収まると思っている。仲に入れる立場に日本はあると思うから、早く私は停戦に持ち込むべきだと(考えている)」

だそうです。つまり、「作戦の成功」では無く、「作戦の勝利」を意味していると云う事です。
 
 「戦争」の結末は「勝利・敗北や停戦・和平など」が有り、「作戦」の結末は「成功・失敗や中断・撤収など」が有ります。この関係性が正しいとすると鈴木氏は、
「特別軍事作戦」は戦争そのものであるか、或いは「(第三次)世界大戦中の一作戦」であると、信じている事になります。

 例えば、サッカーの試合などで、「作戦」の成功でゴールを決めたからと言って勝敗が決する訳ではありません。「作戦の成功で勝利を手にする」には、試合自体を制する必要が有ります。

 例えば、太平洋戦争で、「真珠湾攻撃作戦」が成功したからと言って勝敗が決する訳では無い事は、米国の軍事力を熟知していた山本連合艦隊司令長官自身が認めていました。と言うよりも、作戦成功直後の停戦交渉を目論んでいたと思われ、「真珠湾攻撃作戦が成功しても日本は敗戦する」と信じていたフシも有ります。

 自国が負ける事を知っていて作戦成功直後に終戦交渉しても、「日露戦争」時代とは違い、「第二次大戦」あたりからは無駄である事は明らかです。

 「米国民主党」は民間人を標的に都市空爆や原爆投下する事に何ら躊躇する事のない政党です。また、ソ連は条約を無視して勝に来る国柄で、そのソ連時代をプーチンは誇りに思っている大統領です。

 パレスチナを実効支配している「ハマス(テロ組織)」が「イスラエル(国家)」に無差別ロケット攻撃をし、これに対し「イスラエル」は報復作戦を実行中ですが、「宣戦布告」をしたと言う話も有るようです。

・宣戦布告( declaration of war);紛争当事者である国家が相手国に対して戦争行為を開始する意思を表明する宣言である。

 「宣戦布告」は、通常は敵対国に宣言します。イスラエルは「ハマス」も「パレスチナ」も国家としては認めていない(と思う)ので、国内向けの「戦争状態の宣言」なのかも知れませんが、若しかすると「ハマスに援助している国」に対する宣戦布告かも知れません。

 「ウクライナは第二の真珠湾」、「イスラエルは第三の真珠湾」、そして「台湾が第四の真珠湾」になるかどうかは分かりませんが、「罠に掛かった方が負ける」と云う定説が・・・・これ以上は書けません。




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