テレビとうさん

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「ムーンショット目標」 と 「昆虫食」

2023年03月26日 | 政治
 「ムーンショット目標」は、内閣府が令和2年から3年にかけて掲げた「人々の幸福(Human Well-being)」の実現を目指した計画です。

 「ムーンショット」は、月に向かってロケットを打ち上げる事のようで、「前人未踏で非常に困難だが、達成できれば大きなインパクトとイノベーションを生む壮大な計画や挑戦」を意味するそうです。

 但し、月面には既に人類は到達しているとされているので「前人未踏」とは言えません。それは兎も角、その内の「目標5:2050年の食と農」では、

【2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出。】
・2050年までに、微生物や昆虫等の生物機能をフル活用し、完全資源循環型の食料生産システムを開発する。
・2030年までに、上記システムのプロトタイプを開発・実証するとともに、倫理的・法的・社会的(ELSI)な議論を並行的に進めることにより、2050年までにグローバルに普及させる。

と、書かれていて、あと7年ほどでゴキブリや蛆虫などが日本の食卓に並ぶかも知れません。「目標5」のイラストには「コオロギ」らしき絵が試験管とスポイト・シャーレと一緒に描かれていますが、「コオロギ食」は前人未踏では無いので、他の昆虫だと思いますww

 イナゴの佃煮は日本でも既存食ですし、ウジ虫やゴキブリも食する国が在る様なので、これらは「ムーンショット目標(前人未踏の壮大な計画)」の対象外だと思います。若しかすると、「試験管とスポイト・シャーレ」の絵から想像するに、遺伝子操作によって新種のIPS細胞やSTAP細胞を作成し、未知の昆虫を生誕させる気かも知れません。そうすると「コオロギ」は食べないで済みますww

IPS細胞 ;人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cells)
STAP細胞;刺激惹起性多能性獲得( Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency)

 何れにしても、「ムーンショット目標」での「人々の幸福(Human Well-being)」と、「
トランスヒューマニズム」による「全ての知性の幸福(Intellect Well-being)」を、矛盾なく整合させるのは困難を極めると思います。「一寸の虫にも五分の魂」どころか「全ての生物には幸福になる権利がある」とされているので、ヒトに食べられる事を幸福と考える知性を人工増殖しなくてはなりません。

 そんな事よりも既存の食料の有効活用を考えた方が早いのですが、それでは直ぐに「持続的な食料供給」が構築されるので、面白くないようです。

 「公金虫虫(チュウチュウ)」は、選挙されない公務員の「天下りシステム」に組み込まれているので難儀ですが、選挙される公務員(議員)を篩にかける方法は未だ残されています。

 私は、候補者に「ムーンショット計画」の賛否を聞いて、賛意を示す人には「ならば、一票は他の人に入れます」と言う予定です。



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