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ハワイ留学*珍道中

のんびりハワイで猛勉強への挑戦!?

ゴーイングマイウェイな日々を大中継!

黒い島 その2

2006-02-05 13:29:20 | ハワイ島をめぐる
冷え固まったマグマはハワイ島の黒い海岸を作り上げた。
白い砂浜を求める観光客からは支持されない。
街さえも飲み込んだマグマは、
人々にとっても暴力だったのかもしれない。

だけれど、マグマは残酷でしぶとい命のあり方を教えてくれる。

すべてを奪い焼き去り、不毛の黒い大地を作り上げた。
その後に、すかすかした溶岩の間に落ちた一つの種。
しばらくすると、うす緑色の葉が風になびきだす。
どこにでも根を張ろう、風に負けないように頑張ろう、
という植物の健気ででも何にも変えがたい命の強さ。
自分の生まれた国とは違う国で暮らす人が増えた今、
人もこうやって頑張ってるんだろうな。
必死に大地にしがみつく、この健気さ見習わないとな、
柔らかな葉を見ていると、そんな気持ちにさせられる。

一見、すべてを奪い取ったように見えたマグマだけど、
実は植物にとって必要な養分をたっぷり含んでいる。
この生き物を寄せ付けないような黒い景色の中に、
そんな命の可能性が込められていたことに、驚いた。
マグマは大地をリセットして、肥沃な大地として生まれ変わらせたのだ。
もちろん普通の土に帰るまで、とてつもない長い年月が必要なのだけれど。

地球の中心から吐き出されたこの液体。
地球が命の星であることを改めて教えてくれる。
地球が命を生かすためにある星であることを教えてくれる。
(生き物が環境に順応して進化しただけかもしれないけど)
だから、私たちのこの星を大切にしないと。
生かされていることに感謝をしないと。

黒い島

2006-02-05 13:05:17 | ハワイ島をめぐる

以前ハワイ島を訪れた事のある友達は、ハワイ島を
「黒い溶岩の島」と言っていた。

うん。そのとおり。

ヒロから南へ下ったところに位置するボルケーノ・パークを
訪れれば、さらに納得。

パークに入るのには車1台ごとに10ドルかかるけれど、
そのちょっと高めの入園料だけあって、一見の価値あり。

パーク内には色々と観光スポットが点在する。
360度の地平線を見渡す高い丘から見るクレーター。
熱帯雨林の中に隠されたようにトンネル。
(霊感の強い人は入れないとかいう・・・)
でも一番のクライマックスは、やっぱり山の斜面を流れ出るマグマ!

空がやみに包み込まれたころ、マグマを見るためのハイキングに出る。
溶岩がくねったまま冷え固まったその上を歩く。
毎日マグマの流れる量は違うので、日々見学のコンディションは変わる。
黒いでこぼこの地面が空の漆黒の闇と繋がるハイキング道。
もちろん、電灯なんてないから、自分の手元の懐中電灯だけが頼り。
ふと空を見上げると、降りしきる星たち。星雲までくっきり。

1時間ほど歩く。
でこぼこ道で体は予想以上の疲労を感じている。
右手の山の斜面には、煌々と赤い光を放ちながら、
ゆっくり流れ落ちるマグマが見える。
黒い世界に浮かび上がる赤い命の光。
遠すぎて、光っているだけしか見ない。
けれど、一日、一日、マグマは海に向かって進んでいる。
だから、陸から海になるそこでは、湯気が空へとあがる。
赤い湯気が空へとあがる。
遠くから眺める私にも分かるくらいに、ボコボコと冷え固まる様子が見える。
深紅のどろりとした液体が、青い海の水と出会い、一瞬にして固まる。
時々、勢いよく爆発してみては冷たい水に抵抗をしてみる。

地球は生きている。動いている。変化し続けている。

そんな当たり前のことが動きとして目の前に広がると、
新鮮な感動として胸を揺さぶる。
疲れなんて、忘れていた。

マウナ・ケア

2005-11-19 19:18:50 | ハワイ島をめぐる
マウナ・ケアはハワイ諸島で一番の高さを誇る火山。
ハワイ語で「白い山」という名を持つとおり、
1月、2月ごろ、山頂は白い雪をかぶる。
海抜4000メートル級で、富士山より少し高いくらいなのだが、
何がすごいって、海底からの頂上までの高さは世界最高の

「1万203メートル!」

富士山3個のっけっても、まだマウナ・ケアのほうが高いのか・・・


てわけで、このたかぁい山を、雲は登れない。
なので、マウナ・ケアの頂上には世界各国の望遠鏡が設置されている。
代表的なのは、日本の「すばる」。
晴れていれば、ヒロの街からも山頂に白い球状の屋根が光って見える。
なんでこんなに天体観測に向いているかというと、

「一年で300日以上の晴天が続く」から、だそう。

ワォ。一年って365日ですよね。


このたかぁい山のおかげで、雨雲はぜーんぶこの山にぶつかる。
その雨雲の恩恵を受けて、風上に位置するヒロの年間晴天率40%!
1年の半分以上が雨ってどういうこっちゃい。
年間降水量に直すと・・・

「3400mm!!!」

東京は、1400mm。
2倍以上です。ええ。がーん。。。


あら?
マウナ・ケアから見える星がいかに素晴らしいか、書こうと思ったのに、
なんだかまたヒロの雨のぼやきになってしまった・・・。
これだけ、乾燥した山頂から見える星がどんなに人を感動させるかなんて、
書いたところで、言葉じゃ伝えきれない。伝わらない。
なので、ぜひ見に来てください(笑)

この写真は、マウナ・ケアの途中にあるvisitor centerにある
望遠鏡からのぞいた「満月」。
これが肉眼でも見えるんですから。


☆小話☆
なんとこのデカイ山、自分の重さに耐え切れず、
年々つぶれてきてるらしい。
なんかマヌケ・・・

(公式HP http://hvo.wr.usgs.gov/volcanoes/maunakea/)

Akaka falls♪

2005-11-18 05:13:14 | ハワイ島をめぐる
ヒロの街から北へ、車で30分くらいのところにあるアカカ・フォールズ。
(公式HP http://www.hawaiiweb.com/hawaii/html/sites/akaka_falls_state_park.html)

アカカ・フォールズの名前の由来は、
アカカという神話の中の男性の名前にあるそう。
その物語と言うのは・・・
アカカは村でモテモテゆえに、愛人が二人いたのにもかかわらず、
彼の妻はいつでも彼を信頼し、信用していた。
しかし、アカカが愛人のところに行ってるときに、妻は発見し、
「家に戻ってきて」と隠れている彼に向かって叫ぶ。
それを彼はうまいことかわし、家に逃げ帰った。
そして、ベッドで仮病で妻の追及をかわそうとした。
しかし、彼は罪悪感と恥に駆られて、崖から身を投げた。
「もう水に流しましょう」と妻が言ったときには、時は遅し。
あまりの悲しみに、妻と愛人の涙が滝となって、今日も落ちている。
というお話。

愛人二人って!
調子乗りすぎ、アカカくん!(笑)


まぁ神話はいいとしても、滝の周りには散策路がたくさんあり、
ハワイ島のこれでもかって成長したポトスとか、
白いハイビスカスとか、誰が持ち込んだか分からない竹やぶとか、、、
が生えてて、不思議な植生を見ることができます。
森林浴に最適。
また、滝つぼにはよく虹がかかるらしい。
私が行った日にはお目にかかれなかったけれど。
ちなみに、アンオフィシャルなハイキングコースで、
滝の裏側を通ることができる道があるらしい!
でも足を踏み外すと・・・・
アカカくんに出会えることでしょう(笑)

マウラ・ラニ・ホテル 【のんびり編】

2005-11-13 10:58:57 | ハワイ島をめぐる

久々&初シュノケーリングの私たちは、ちょっとお疲れ。

そんなときは、ホテルの椅子でお昼寝が一番。
(ヒロから来た!と言って一般客には貸してくれないタオルとチェアカバーを借りた笑)

大きな傘を広げると目の前に、傘が写真フレームのように海までの美しい景色をかたどる。
傘の中には、二つのリゾートチェア。
なんだ、ビーチというパブリックスペースに登場したこのプライベートスペース!(笑)
ガイドブックに「太陽を独り占め!」って書いてあったけど、
このフレーズほんとだったわ・・・。
なんだか、新婚旅行下見ツアーのようだ(笑)
みなさん、新婚旅行にはぜひマウラ・ラニ・ホテルでスウィートな時間を♪

熱い肌を焼く日差しを眺めながら、日陰のチェア中に入ると、海風が吹く。
きらきら輝く波を目の端で感じながら、TEXで買ったマラサダ(フィリピン・ドーナッツ)をほうばる。
あぁこれぞ、ハワイの休日!
おなかが満たされるとウトウトと眠気が。
レポートに追われて睡眠不足の上に、シュノケリーングの全身運動が効いてきた。
海から吹く乾いた風は、海で濡れた私の髪を乾かしてくれる。
髪がすっかり乾いた頃にやっと眠りから覚めた。

どれくらい時間が経ったのだろう。
どれくらい時間が経ったとしても構わない。まだ日が出ている。
芝生の上では白い椅子を並べ始めて、結婚式の準備をしている。
海に沈む夕日をバックに、結婚式か。
白いウエディングドレスが映えるだろうな。
ロマンチックなことを考える人がいるものだなぁ。

やっと起き上がった私たちは、ビーチのレストランでピタを夕食にして、
帰路に着いた。
(今日の出費:夕飯=激安!、今日の日:プライスレス)


帰りの道、少しずつ日が沈み始めるのを感じ始めた。
近くのビーチに行き、夕日が沈むのを見ることに。
ロコの子どもたちが元気に遊んでいる。
夕日は静かに、決められた線を辿りながら、海に入っていく。
ヒロからは海に沈む夕日は見れないから、これは貴重。

静かに沈みいく夕日は、青い海にオレンジの道を作る。
太陽が今日の日を名残惜しんでいる。
その反対方向を見ると、ヤシの葉の上に白い月が現れる。
早く白い光りを放とうと意気込んでいる。

毎日、当たり前のように繰り返されている、自然の営み。
毎日同じなのに、毎日違う景色。
それは、静かで力強く、深い感動を心に残していく。

東京にいるあの人に、私の悪友たちに、見せてあげたい、
と夕焼けの刹那に感傷的になってしまった。

マウラ・ラニ・ホテル 【アクティブ編】

2005-11-13 10:19:59 | ハワイ島をめぐる


週末にコナで買い物&ピザを食べに行くという友達のひそひそ話しを聞き逃さなかった私。

これは、シュノーケルに連れっててもらおう!
(誰もビーチに行くとは言っていないが、ここはわがままに、独断。
運転してくれたDaisukeくん&Katsuさん、あんがちょー♪)


沖縄でのダイビングを経験してから、
世界には海の上と海の下という二つの世界があるというのを知ってしまった。
もう好きでたまらない。
波の揺れも、魚の群れも、遊んだ後の夕暮れもたまらない。

というわけで、トランジット以来(【コナでリゾート気分】参照)のリゾート・コナへ。
いくらハワイがリゾート・アイランドでも、
住民はスーパーと学校か仕事場を往復するの毎日を送ってるから、
やっぱりビーチは非日常なわけ。

といっても実はコナの街の中心までたどり着いてません。
ヒロより少しマシだとしても、寂れてることに基本的に変わらないし、
別段興味ありません。


目的は、一つ!いざ、スノーケリング!

遊べよ、自然と!
感じろ、風を!

だって、ここはハワイなんですもの。
(休日だけ、ハワイにいるんだと実感できる笑)


乾燥したコナ付近には、たくさんの五つ星ホテルが並ぶ。
雑誌クレアなんかで紹介されるような、リゾート、リゾートなホテルたち。
私たちの行った「マウラ・ラニ・ホテル」もそのうちの一つ。
ビーチやプールは一般客にも解放されていている。

ビーチは、エメラルドの海に黒い溶岩がところどころのぞいているところが、
ハワイ島らしい。
真っ白な砂浜には明るい青のビーチパラソルが並ぶ。
ブルーのパラソルの上には、風に揺らぐヤシの葉。
いやぁいかにも「リゾート」だわぁ。

日向ぼっこしてる海がめちゃんを横目に、水着になり、ザブーン!
ゴーグルとフィンをつけ、水の中を飛び始める。
フィンでぐいっと水を押す感覚が、先週末見たマーチ・オブ・ペンギンを思い出させる。
しかし、このエメラルドっぷりに反して、
透明度がかなり低く、2~3メートルってところだろうか。
これじゃ、一緒に泳いでる人がどこにいるか把握するだけでも一生懸命だよ(泣)
岩の間にちらりと魚が泳いでいるのをやっと見ただけで終わってしまった・・・。
それに加え、一緒に泳いだ子が初シュノーケリングだったので、
今回は練習の回ってことでしょうか。

まぁいいさ!焦らず行こう!
こんどはボートで、ハワイ島一のシュノーケリングスポットへ行きたいな!
車出してくれる方、大大大募集中。