週末、友人で女優の美舟ノアちゃんからご案内を頂いて、舞台芸術集団地下空港 http://www.uga-web.com/の舞台を観てきました。演目は、「巨人達の国々」、場所は中野ポケッツ。
中野は私にとって未開拓ゾーンなので、なんとなく1人で行くのが躊躇われてたのですが、
行ってみるとなかなか渋い居酒屋とか佐世保バーガーのお店とかがあって、好きになれそうなディープな雰囲気。
いつもなるべく先入観なく素直な目で舞台を見たいなと思って、なるべく事前情報を持たないで行くようにしているのですが、今回ばかりは当日パンフレットを読んで、ストーリーの難解さにしまったと思いました。最低限のギリシャ神話のストーリー、押さえておくべきだったかと。
しかし、せっかくだからお芝居だけの印象で見るのもまたよしと、パンフレットをしまって着席しました。
始まる前は、赤い布がしきつめられたり垂れたりして、天使と悪魔のような男女が観劇の心得をお芝居仕立てでずっと説明していて「なんか黒魔術の儀式のような異様な雰囲気だなー」と思いつつも楽しみにしていたのですが、
始まると俳優さんの一人一人の個性がかなり魅力的で、ストーリーも終わりが想像つかず、引き込まれます。
休憩なしの2時間だったのですが、「このまま終わらないで欲しい」と思えるほど主人公たちが魅力的で、見ている間ずっと、心地よいテンションが続いていました。
ノアちゃんの役柄は、主人公のどうしよーもないなんちゃってネットシンガーの「ヤスシ」が一目惚れしちゃう、中国人の女の子(チャイナガール)の役柄。
もともと、素のノアちゃん自身が凛々しい美しさと声の持ち主なので、いつも女医さんとか、剣士とか、「志があって理知的で正義のために戦う」みたいな役柄が多いのですが、やはり今回も出た!よっ十八番!というかんじの「故郷を奪った憎い敵の神と闘うために、人間を救うために命をかけて世界で活動している美女」という役どころ。
でも闘う理知的美女といっても、毎回それぞれ全く印象が違うように演じ分けているところがさすがプロだなぁと感心します。今回はコミカルな面もあったり、ダメ男のヤスシに惚れてしまう可愛らしい女の子らしさも鮮やかに表現されていて、架空の人物である「ジョカ」ちゃんに私もすっかり感情移入しちゃいました・・・。
ラーメン屋を訪れたヤスシが、ジョカちゃんに一目ぼれするところなんか、ほんと素敵。
やっぱり恋って人を根本的に変えるパワーあるんだなぁと納得できて。
ヤスシに入れ込む妊婦の妻「スズヨ」さんも仲間ゆきえそっくりの美人さんなのにコミカルでものすごい形相でつわりのうそ演技の演技をしていて、圧巻。相当芸歴長いのかなぁと。
ダンナさん役も、いかにも美人妻に浮気されてしまいそうな公務員タイプの男性をよく表現しているなぁと、地味だけど印象に残る演技。
主役のヤスシのだらしなくてダメな男性の持つ独特の色気とか、なにするかわからないヤバさと、でもいざとなったら折れそうな弱さを醸し出していて、本当にこの役者さんもともとこういう人間なんじゃないかと思うほど、ハマって演じきっていました。
あとはジョカちゃんのお兄さんもいかにも戦士というかんじ、無国籍な雰囲気でオーラがあったし、とび職の彼氏彼女の役作りもかなりサマになってて、他の役を演じる2人が想像できないこと。いや、みなさん役者だなー、って(そうなんだけど)感心してしまいました。
そんなこんなで最後まで飽きることなく突っ走って、その後のトークショーもあって、会場ではノアちゃんと直接話もできて、なんだかとても充実した時間でした。
歌も音楽も幻想的で素敵だったし。あー、アンコールに応えて再演してくれないかな。
そうしたらまた絶対見に行きたいと思えるほどの舞台でした。
地下空港のお芝居、これからもチェックしてまた行きたいと思います。
次回が既に今から待ち遠しい!
中野は私にとって未開拓ゾーンなので、なんとなく1人で行くのが躊躇われてたのですが、
行ってみるとなかなか渋い居酒屋とか佐世保バーガーのお店とかがあって、好きになれそうなディープな雰囲気。
いつもなるべく先入観なく素直な目で舞台を見たいなと思って、なるべく事前情報を持たないで行くようにしているのですが、今回ばかりは当日パンフレットを読んで、ストーリーの難解さにしまったと思いました。最低限のギリシャ神話のストーリー、押さえておくべきだったかと。
しかし、せっかくだからお芝居だけの印象で見るのもまたよしと、パンフレットをしまって着席しました。
始まる前は、赤い布がしきつめられたり垂れたりして、天使と悪魔のような男女が観劇の心得をお芝居仕立てでずっと説明していて「なんか黒魔術の儀式のような異様な雰囲気だなー」と思いつつも楽しみにしていたのですが、
始まると俳優さんの一人一人の個性がかなり魅力的で、ストーリーも終わりが想像つかず、引き込まれます。
休憩なしの2時間だったのですが、「このまま終わらないで欲しい」と思えるほど主人公たちが魅力的で、見ている間ずっと、心地よいテンションが続いていました。
ノアちゃんの役柄は、主人公のどうしよーもないなんちゃってネットシンガーの「ヤスシ」が一目惚れしちゃう、中国人の女の子(チャイナガール)の役柄。
もともと、素のノアちゃん自身が凛々しい美しさと声の持ち主なので、いつも女医さんとか、剣士とか、「志があって理知的で正義のために戦う」みたいな役柄が多いのですが、やはり今回も出た!よっ十八番!というかんじの「故郷を奪った憎い敵の神と闘うために、人間を救うために命をかけて世界で活動している美女」という役どころ。
でも闘う理知的美女といっても、毎回それぞれ全く印象が違うように演じ分けているところがさすがプロだなぁと感心します。今回はコミカルな面もあったり、ダメ男のヤスシに惚れてしまう可愛らしい女の子らしさも鮮やかに表現されていて、架空の人物である「ジョカ」ちゃんに私もすっかり感情移入しちゃいました・・・。
ラーメン屋を訪れたヤスシが、ジョカちゃんに一目ぼれするところなんか、ほんと素敵。
やっぱり恋って人を根本的に変えるパワーあるんだなぁと納得できて。
ヤスシに入れ込む妊婦の妻「スズヨ」さんも仲間ゆきえそっくりの美人さんなのにコミカルでものすごい形相でつわりのうそ演技の演技をしていて、圧巻。相当芸歴長いのかなぁと。
ダンナさん役も、いかにも美人妻に浮気されてしまいそうな公務員タイプの男性をよく表現しているなぁと、地味だけど印象に残る演技。
主役のヤスシのだらしなくてダメな男性の持つ独特の色気とか、なにするかわからないヤバさと、でもいざとなったら折れそうな弱さを醸し出していて、本当にこの役者さんもともとこういう人間なんじゃないかと思うほど、ハマって演じきっていました。
あとはジョカちゃんのお兄さんもいかにも戦士というかんじ、無国籍な雰囲気でオーラがあったし、とび職の彼氏彼女の役作りもかなりサマになってて、他の役を演じる2人が想像できないこと。いや、みなさん役者だなー、って(そうなんだけど)感心してしまいました。
そんなこんなで最後まで飽きることなく突っ走って、その後のトークショーもあって、会場ではノアちゃんと直接話もできて、なんだかとても充実した時間でした。
歌も音楽も幻想的で素敵だったし。あー、アンコールに応えて再演してくれないかな。
そうしたらまた絶対見に行きたいと思えるほどの舞台でした。
地下空港のお芝居、これからもチェックしてまた行きたいと思います。
次回が既に今から待ち遠しい!