今日の出来事…しんがーそんぐへるぱー

亡くなった私の弟と同じ年齢の利用者さんから昨日、
「６月末日。僕！誕生日だったんですよ！！」
って聞かされました。
今朝、ちいさな相棒バックパッカーのギターを持って、
彼の家事支援に入りました。


玄関に入るなり、
「じゃんじゃかじゃぁ～ん♪」
「♪遅くなったけどお誕生日やったねぇ～♪おめでとぉ～♪」

昨日、さりげなく、
「誕生日やったん？そやったら明日、ギターを持って唄いにくるよ！」
という私の言葉は、
まったくの冗談！と信じきっていたのでしょう。
鳩が豆鉄砲を喰らった顔をしていました。

二時間半の支援が終わって、
彼にことわって、
彼も「好きだ！」という
“上を向いて歩こう”
“酒と涙と男と女”
一緒に口ずさむことが出来ました。




利用者さんとヘルパーという間柄…。
後者が前者へのサービスとしての唄。
唄った瞬間、前者の喜んだ顔をもらった、
後者はとてつもなく大きな幸せを、
逆にもらったのです。

（後者の思い込みかもしれないけれど、
　前者は今まで後者には見せたことのない、
　「自らが歌う喜び顔」を見せてくれたので、
　その顔から、後者は「唄ってよかった！」
　「唄えてうれしい！」と思ったのです。）

近々、入院される利用者さん！
「また、唄いましょ！」
「また、唄ってください！」
そんなキャッチボールも想定外でした。

ちょっとした記念日として…ひとりごととして…。



２０１７年７月６日（木）梅雨入り３０日目