右上、鱗雲の写真。
右端に愛が居るみたいに見えて、
笑ってしまうけれど、
うれしかったんです。
阿呆みたいで、恥ずかしいんですが…。
ひとり言日記ということで、
ウダウダ記させていただきます。
乱文にて失礼します。
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ライブの日、
歌詞カードを探していたら、
今年の1月のメモが出てきました。
……愛が行きたいとねだるから、
ドッグカフェに行ったけれど、
お客さんがいっぱいで入れなかった。
ほんの少し前まで「オヤツ!オヤツ!」と、
喜んでいた愛が、入店できないと判ったみたいで、
途端におとなしくなった……
みたいなことが、愛の唄を作るためのメモ書きとして残っていました。
賢くって、父ちゃんの気持ちを判ってくれる、
本当に良い仔でした。
「でした」って記すことさえ、辛く思えます。
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愛!
今日は水曜ゴミの日だったよ。
ゴミ捨て場の横の空き地で、
7月7日に右半身がよたよたして、
斜面を転がり落ちたんだよ。
あの日、はじめて半身の麻痺がはじまったね。
あれから坂道を転げ落ちるみたいに、
調子が悪くなったよね。
この町、暮らした家、どこを見ても、
「愛が居ない」不自然さが辛いよ。
空き地の斜面をしばらく茫然と見ていたよ。
そしたら、
今、目の前で愛がコケている様に思えたよ。
愛が見えた気がしたよ。
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愛!
キバナコスモスが咲いていたよ。
愛とこのコスモスが並んでいる姿、
好きだったよ。
いつも写真機を向けるのを嫌がっていたよね。
ごめんね。
父ちゃん無理矢理撮って。
可愛い姿、大切にするよ。
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愛!
また愛に逢いたいよ。
別の犬になって会いに来てくれる…そんな気がするけれど、
今は飼えないんだわ。
8時間以上、犬だけを家に置いておくこと、
父ちゃんにはできない。
仕事が手に付かないだろうな。
小さいころは「連れて行って!」とせがんだね。
大きくなってからは「どうせ、タワシは放りっぱなしで、辛い留守番をしなければならないのね」
とふてくされていたよね。
雷が鳴りそうな日でも、
出掛けなければならなくて、
その時の心配そうにする目を覚えています。
それでも「私は連れて行ってもらえないのね…」
と辛そうな顔をしながら、
ねだったり、嘆願したりはしなかったね。
辛抱強い仔やったね。
幼い頃、一度だけ、
玄関でおしっこを漏らしてしまったことがあったね。
可哀そうに、「わるいことをしたわ」と泣いている様に見えたよ。
父ちゃんも母ちゃんも長いこと出掛けていた日だったから。
今更だけど、あの日は本当にごめんね。
昨日、父ちゃん53歳になったよ。
えらく年齢を重ねたのに、
ちっちゃいお金でヒーヒー言っているから、
まだまだ、犬を飼うなんてこと、
出来ないのが現状だよ。
早く犬を飼えるよう、仕事、頑張るよ。
8時間も留守番させるのは父ちゃん耐えられないから、
頑張ってお金持ちになるよ!
愛、お母ちゃんが花をくれたよ。
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昨日の夜、
遊びに来た蜘蛛は愛が乗り移ったのかなぁ?
「父ちゃん、お誕生日、おめでとう!」って、
言いに来てくれた木がして嬉しかったよ。
こんなサプライズ、いつでも歓迎…だけど、母ちゃんは「怖い―!」
と叫んでいたから、今度は形を変えて遊びにきてください!
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