夏の終わり

いよいよ8月最後の日となりました。
すでに新しい生活をスタートされている方も多々いると思いますが、1年の中に何回かあるうちの「一つのスタート」ですね。
それぞれのスタートが希望に満ちたものでありますように


さて、『ひまわりが好き』に引き続き、Essay第2弾です。
これも以前に書いたものですが…


『夏の終わり』（2003/09/01執筆）

9月に入り、どんなに残暑が厳しくても、夏は8月までだと思っている。
そして、夏の終わりには、必ず“切なさ”という気持ちを伴う。

夏の終わりの切なさを上手に言い表した表現をいくつか挙げてみる。

私の友人が、今年応援していた野球のチームが甲子園で負けた時、「そのとき森山直太郎の『夏の終わり』がエンドレスリピートした」という名文句を残している。
これぞ、夏の終わりの“切なさ”を“切なさ”という言葉を用いずにうまく表現している。

何年か前に流行った、Whiteberryの『夏祭り』。
「君がいた夏は　遠い夢の中　空に消えてった　打ち上げ花火」。
もう一つCM等でよく耳にする、井上陽水の『少年時代』。
「夏が過ぎ　風あざみ　誰のあこがれにさまよう　八月は夢花火　私の心は夏模様」。
どちらも夏の風物詩である“花火”を歌詞に登場させている。
花火はとても綺麗だが、ぱっと夜空に咲くのは一瞬で、消えていく。
そして、どちらの曲も心に染み入る旋律と共に“切なさ”が胸いっぱいに広がる。

そして、私の「夏の終わり」ベスト１は、オフコースの『夏の終わり』である。
「夏は冬に憧れて　冬は夏に帰りたい　あの頃のこと今では　すてきにみえる　そっとそこにそのままで　かすかにかかやくべきもの　決してもういちど　この手でふれてはいけないもの」。
これ以上に「夏の終わり」の“切なさ”を表現しきっているものがあるだろうか。
私はこの歌詞に何度泣かされたことだろう。
10代、20代、30代、40代。
それぞれの年代の重さで…

夏はいつまでたっても、学生時代の夏休みを引きずる。
長いようで短い夏休み。
宿題に追われながらも、自由な心で過ごせる夏休み。
小さな出会いと別れの必ずある夏休み。
だから、どんなに暑さが残っていても9月はもう夏じゃない。
どんなに楽しい思い出がたくさんあっても終わってしまう夏は切ないのだ。
昨日私が「2学期も頑張ってね」と言った後の子供たちの答えの「うん…」が何か頼りないのは、すべてこのせいなのだ。
「うん…」という短い言葉の中に、夏の終わりの切なさが凝縮されている。


4年たってもほぼ同じ気持ちなので掲載しました。

日々の生活って何となくだらだら流れていくものですが、何かの区切りにピリオドを打つのはいいことだと思っています。

皆さんは、今日8月31日をどういう気持ちで過ごしましたか？

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今朝、特ダネに徳永英明が出演し、「恋におちて」と「壊れかけのラジオ」を生で歌ったんです。
いいですね～。あの声。
何か涙が出てきましたよ。

それで、娘が出かけるので、ついでに「ヴォーカリスト2」を買ってきてもらうことにしました。１もそのうちね。

VOCALIST 2 徳永英明,坂本昌之,荒井由実,吉田美和,中島みゆき,来生えつこ,谷村新司,Satomi ユニバーサル・シグマ このアイテムの詳細を見る

私この中のプリプリの「M」大好きなんです。
昔はカラオケでよく歌いました