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総合診療医からの健康アドバイス

健康や医療に関する情報をわかりやすくお届け致します
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国民の大多数が血圧の薬を飲む社会とは

2024-05-29 08:56:25 | 医療情報

 皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

 今日も沖縄は梅雨空。予想最高気温は28度です。今朝は寒さで目が覚めました。ずっと熱帯夜気味でしたが、急に気温が下がり驚きました。今日はずっと曇りですが、夜には晴れ間もありそうです。ただ、台風1号が大東島に近づくようです。気を付けた方がよさそうです。しかし、バスケットボールBリーグの年間王者を決めるファイナルでは、琉球は勢いのある広島に敗れ、連覇を逃しました。来年に期待しましょう。では、本題へ。

 

 高血圧症と診断されてもただちに薬を飲まないといけないわけではない。

 

 生活習慣の改善が効かない人や、リスクの高い人たちでお薬を飲む必要性が出てくる。

 

 アメリカの新しいガイドラインで、そのような人々の数は何人となるのか? 

 

 アメリカでは750万人、中国では5500万人が薬を新たに飲む必要性が出てくると試算されている。

 

 日本でも数百万人が新たに飲む必要があるとされる恐れがある。 

 

 今後注目すべきは、アメリカの新しい高血圧ガイドラインに追随する国が出てくるかどうかだ。

 

 もし、ヨーロッパがアメリカに追随することになれば、日本高血圧学会も同じようなガイドラインを提言することもありえる。

 

 そんな状況の中、アメリカ内科学会は、アメリカ心臓協会のガイドラインに対して批判的な意見を発表した。

 

 過剰治療による有害性を考慮したコメントだ。

 

 また、2018年7月、イギリスの権威ある医学誌、ブリティシュ・メディカル・ジャーナル誌は、アメリカのガイドラインの導入には反対する編集長意見を発表した。

 

 アメリカ心臓協会の新ガイドラインは世界的規模で高血圧治療のあり方に大きな影響をもたらす可能性があり、議論を巻き起こしているのだ。

 

 

 

 沖縄本島中部、うるま市周辺の風景です。

 

これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

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