総合診療医からの健康アドバイス

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気管支炎で受診が必要なとき

2019-10-31 11:37:08 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
 今日の沖縄は晴れ時々曇り。予想最高気温は28度です。朝から耳を疑うようなニュースが飛び込んできました。首里城が火事で焼失したそうです。正殿だけでなく、周りも燃えてしまったそうです。沖縄県の重要な観光資源が一つ無くなりました。残念ですね。最新の防火設備があったのではないでしょうか。原因はこれから調査するようです。重ね重ね残念です。では、本題へ。
 
 

 下記はその患者説明の例です。


 もし眠れないほど咳が強くなったり、痰が増えて息苦しさを感じたり、高熱となったりするようでしたら、受診してください。



 その場合には肺炎を考えて、レントゲン写真を撮ったり、血液検査をしたり、痰を顕微鏡で調べてみる必要性が出てきます。


 そのような場合には、1週間経っていなくても受診してください。



 レントゲン写真を撮って肺炎がないかどうか確認する必要もあります。


 最初の受診の時にレントゲン写真に異常がなくても、後で取り直すと肺炎像が見られることがあります。


 この場合、肺炎の見逃しではなく、気管支炎に、あとから肺炎を合併したと考えます。



 インフルエンザでも、後から肺炎を合併することがあります。


 息苦しい、非常にだるい、呼吸が速い、などのような症状があれば肺炎を疑います。

 

この日はよく晴れていました。

 

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