はじめてのおつかい

保育園からの帰り道、
「玉子を買いに行かなきゃいけないんだけど、のの一人で行ってくれない？」
と、私が冗談で言うと、
「うん！行く！行く！」
と、嫌がるかと思いきや予想外な答えが・・・・。

まさか行くと言うとは思わなかったので戸惑う父・・・・。
「でもやっぱり心配だからお父さんも一緒に行くよ！」
と、何回か言ったのだが、もう遅し・・・・。
私の心配をよそに、目はキラキラしていた。

よりによって玉子・・・・。
でも、のんちゃんは行く気満々だし、ちょっと心配だったがおつかいを頼む事に。
いつも行っているスーパーで、玉子売り場の場所は知ってるから、
「玉子は両手で持ってレジに行って、お金と玉子を出したら、
おつりは袋に入れてください！って言うんだよ！」
と教えていざ出発。

おつかいに向かう足どりは、後ろから見てても分かるほど軽やかで可愛かった。
私は心配で、見送ったままその場で、のんちゃんが帰って来るまで待っていた。
帰りの足どりもこれまた軽やかで、顔も自信に溢れていた。

３歳半にして、しっかりとおつかいが出来たのんちゃんに、
かなりの成長を感じ、嬉しいを通り越し、
超感動！！してしまった。
ちぃちゃんの『はじめのおつかい』は、確か３歳１０ヶ月だった。
買って来たのはミカンだったなぁ～。
その時は立ち会え無かったから、今回はなお更感動的だった。

子供の、何かをやり遂げた時の顔って、ほんと素晴らしい
親になって良かったなぁ～と思う瞬間である。