河川敷でヤスミーンを保護した時のことを、
ブログに書くため思い返していたら、ふとあることに気づいた。
友達にヤスミンとシロちゃんの写真を見せた時、言われたのだ。
「白い方が可愛いじゃん。どうしてこっちにしたの？」
そして、草むらでヤスミンを見つけた時、ぜんぜん怯えてなくて、
むしろ甘えて来たこと。
もし直前に恐ろしい目にあっていたら、怖がって出てこなかっただろう。
・・・誰かシロちゃんだけ連れて行ったんじゃないの？
河川敷はもともと猫が多くて、餌やりおばさんおじさんもちらほら来ている。
そもそも僕自身、同僚と職場に来る猫を養っていた。
保護活動家っぽい人も見かけたことがある。
もしかして、せめて一匹だけでも・・・と思った人がいても不思議じゃない。
もしかしてヤスミン、君は売れ残り？
ちょ～失礼寝！zzz....
売れ残りでもなんでもいい。
ヤスミンが来てくれてうれしいよ。
そしてシロちゃん、どうか、どこかで幸せでいてほしい。
ヤスミン登場編、おしまい。
こんな話の後で何ですが、
今夜は興奮して悪さばかりで叱られてます。
５月２４日（火）
これはお目覚めの顔か、はたまたおねむの顔か・・？
・・・・・・・・・。
ネコ砂に再挑戦。紙から作ったタイプ。
２１日と違って、ネコ砂をトイレだと思ってくれたらしい。
毎日成長著しい。
朝、ちゃんとうんちした。
夕方、リビングで遊んでいたヤスミン、自分からケージに入ってまたうんち。
やればできるじゃない！（←はじめから親ばかでした）。
５月２５日（水）
朝の４時にヤスミンに起こされる。５時まで遊んだらもう眠い。
カリカリ食べて自分でケージの中の座布団に入って朝寝。
こっちはこれから仕事だ。うらやまし～。
帰宅したらトイレ成功してた。よしよし。
ヤスミンの動きにも力強さがでてきた。
おてんばはこの頃からず～っと変わらない。
５月２６日（木）
3時２０分に鳴く。ウエット２０g与えて寝る。
出勤前にもう２０g。カリカリも１０g。すごい食欲になってきた。
夜カリカリ１０g。
５月２７日（金）
朝、カリカリ１０g。
夕方ウエット２０g。
夜ウエット２０g。
1缶あっという間になくなる。
５月２８日（土）
午前中カリカリ２５g。午後は寝てばかり。
夜は欲しがらなかったので与えず。
８月１１日（木）
今では立派な中猫ナリ。
これからもよろしくニャ。
環境省が動物愛護管理法の改正について、国民に意見を求めています。
詳しくはジュルのしっぽさんをご覧ください。僕の一番好きだった猫ブログです。
生き物と人間がより良い関係を築けるようご協力をお願いします。
５月２２日（日）
朝、いきなり掛け布団の上におしっこ。
トイレシートと区別がついていないんだ！
その後洗面器で作ったトイレに無事うんち。砂はないけど
念入りにエア砂かけ動作。
お昼、はじめてカリカリをあげたらむせちゃったので、
お湯でふやかしたら食べた。
ケージ生活は好きじゃニャイ。
左が新品のネコベッド。右が洗面器トイレ。
５月２３日（月）
土日はヤスミンに振り回されてあっという間に過ぎ去った。
今日からまたヤスミンを置いて出勤しなきゃならない。
朝トイレについてきて、そのままタイルの上におしっこ！ショック。
ケージに入れて出勤。新調したネコ座布団の寝心地はいかがかな。
＊＊＊
仕事が終わって帰宅したら、新品のネコ座布団の上に大きなうんち。
本人は洗面器トイレの中で寝ている。逆だ～（涙）！！
そしてヤスミンも臭くなってるよ。。。
トイレで寝ているヤスミンさん。
ついに初めてのシャワー。きょとんとしてる。大物だ。ドライヤーも平気。
あああ、帰宅してからヤスミンの面倒みてたらもう夜中だ。
トイレの不安があるから目が離せない。
ネコ座布団はベランダで洗剤使って洗ってから洗濯機でもう一度洗った。
やれやれ。
やっぱりシートじゃなくてネコ砂に慣らさないといけません。
次回ヤスミン登場編さいしゅう回だニャ。
３日目、ヤスミーンの性格が分かって来た。
人なつこくてミャーミャー寄ってくるし
ひざにも乗るけど、べったりじゃない。
一人遊びも好き。マイペース。お留守番もできる。
ヤスミンちゃん何してるの？
いま忙しいの！
捕まえたっ！
洗濯バサミ好きはこの頃からずーっと変わらない。
エアハンティングしたり、
足に飛びかかってきたり、
いかにも子猫。
しかし、とにかく、人やものをじっと良く見る。
よく観察している。
保護されるまでからすに襲われたり
ひかれそうになったりしていたらしいけど、
トラウマもないみたい。
ケロッとしている。
眠い時はべったり。
そしてこれまでトイレの失敗なし。
この日はじめてのうんち。
良かった。猫っぽくない香り。霊長類系。
おしっこもツンと来る香りがない。
子猫ってそうなのかな？
さて３日目まで順調だったトイレですが、次の日から一転
心配のタネに。つまづき始めは猫砂。
せっかく猫砂買ったのに、遊んで口に入れちゃう。
誤飲が心配であえなく挫折。
ペットシートを洗面器に敷いたトイレで代用したのですが。。。
うちの子になったちびヤスミーン。
内容量１５６gの猫缶をすっかり食べ終わるまでに
まる二日かかった。小分けにして少しずつあげていくのだけど、
ちょっと食べておしまい。一日に何回も食べる。
ちょっとずつ食べる子猫の頃。食いつきは良かった。
少食は今も変わってなくて、キャットフードはいつもお皿に盛ってあり、
好きなだけ食べさせている。でも食べ過ぎることはないみたい。
相変わらず、ちょっとずつ食べる。
食べたら寝る。
ちびヤスミン登場編、もうちょっとつづく。
５月２０日、仕事が終わって大急ぎで帰宅した。
「ヤスミーン！」返事がない。
段ボールハウスに駆け寄る。「居ない！」
この高さをもう乗り越えるとは。甘かった。
あせって探していたら、
ミーミー鳴き声がする。脱衣所からだ。
洗面の下の狭～い隙間で熟睡していたらしい。
引っ張りだして抱きしめる。
やっと猫缶をたくさん食べてくれた。
♪うみゃいうみゃいうみゃい♪
この頃はご飯を食べるたびうまうまと鳴いていました。
段ボールハウスをよく見たら、トイレシートの上でおしっこしていた。
良かった。でもうんちはまだ。食べてないからかな。
その夜、ヤスミーンをお風呂場に入れて（リビングでの事故防止）、
ツマとキャリーやフードを買いに行く。
外まで聞こえるほど大鳴きしていたが、
帰ったら敷いてあげたバスマットの上で熟睡。
この子、お留守番できそうだ。
♪うまかったにゃー♪
起きだして２時間くらい家を探検。ビーズクッションが気に入ったらしい。
夜はキャリーに入れようと思ったけど、昨夜の大鳴きにこりて
ビーズクッションに寝かしつけ隣にふとんを敷いて眠った。
この頃はクッションの真ん中をへこませてヤスミーンをのせ、
クッションを揺すってあげるだけでコトンとすぐ寝た。
コトン...zzz。
夜中に起こされてご飯をあげたり、
けっきょくふとんに入って来て寝たりしたけれど、
僕らも朝７時まで寝られた。いい子にできました。
うあ、昨日より大きくなっている！間違いない。びっくり。
赤ちゃんの頃の話は、はずかしいよ
ヤスミーンが来た夜、お医者から帰ったら午後９時過ぎ。
家にあったプラスチックのカゴに段ボールを分解して囲いをつくり、
中にバスタオルを敷いて、急場しのぎの猫小屋を作った。
僕は出勤時間がかなり早いので、朝は遅くとも５時前には起床。
そして睡眠不足が大の苦手。だから午後１０時過ぎ、くらくらしながら
トイレシートを買うためクルマに乗る。
コンビニ２軒まわったけど置いてない。近くのドラッグストアは閉店。
さすがに隣町のドンキまで行きたくはないなあ。
と思っていたら遠い方のドラッグストアが開いていた。助かる！
最初のヤスミンの寝床。ボロ小屋ですまん！
手前の段ボールが足りない部分は壁に密着させる。
これで出られまい。と思ったら・・・。
なんだかんだで日付が変わってやっと就寝。
ところがヤスミーン、一晩中大鳴き。大暴れ。
布団に入れてやればいいのだろうけど、くせになったら困っちゃう。
けっきょくほとんど眠れず。４時半にあきらめて起きる。
僕はいつでもどこでも眠れる自信あったんだけど。
今回ばかりは、まさかこねこに鳴かれてオールとは。。。
初日の夜中は大暴れ。朝から仕事なのに～。
ヤスミーン、寝てないくせに早朝からよく遊ぶ。さみしかったんだね。
しかし猫缶食べず。そしてあっという間に出勤時刻。
段ボールハウスに押し込んだらシャーっと怒られた。
その日、５月２０日の朝は後ろ髪を引かれつつ出勤。
今日は金曜日。とにかく一日仕事頑張れば休みだ。なんとかなるさ。
ボロ小屋から出してくれ。
河川敷からの帰り道、動物のお医者に連れて行きました。
目がきれいだし、風邪もひいてない。健康状態は良好。
普通の猫缶を食べさせていいよ、とのことでした。
体重は４６０g。本当に小さかった。
家についてさっそく猫缶をあげました。きっとお腹が空いているはず。
でもちょこっと食べただけで、あとは家の中をひたすら探検。
ここが君の新しいお家ですよ。
抱っこしてあげると、ゴロゴロ甘えます。
遅い時間に帰宅したツマはびっくり。突然こねこが現れた・・・。
突然現れたこねこ。まだ両目がブルーでした。
キジトラの名前はジャスミンの咲く季節にやってきた子だから、
ヤスミーンにしました。アラブや欧州では女の子の名前です。
おうちが見つかったんだニャ。
ヤスミンが鳴き続けているので
シロが聞いたら必ず出てくるはず。
そう思い、ヤスミンを入れた洗濯かごをかかえ
日が暮れて真っ暗になった河川敷を探し続けました。
でも２時間探したけどシロはいませんでした。
後輩から迷い猫を知らせるメールが来た時、
僕が保護することをはっきり伝えれば良かった。
２匹とも確保しておいてもらえば良かった。
後悔と自責の念が押し寄せました。
シロはきっとまた職場に現れる、と期待して
職場の後輩に捜索を託しました。
翌々日の日曜日、僕はシロを探しにふたたび河川敷へ行きました。
でも結局シロと会うことはかないませんでした。
たった一枚だけのシロの写真（撮影：後輩くん）
シロは注意深く賢い子だったそうです。
ヤスミンは鳴いてカラスを集めてしまうのですが、
シロはじっと様子を伺って慎重に行動していたそうです。
シロがどこかで無事でいてくれることを、僕は今でも祈っています。
シロちゃんに会いたいニャー。
＞今土手のほうに避難してったのでとりあえずは大丈夫そうです。
＞今日の夜には家で温かいミルクを飲んでいることを期待しています。
後輩は僕のねこ好きを知っていたのでメールをくれたのでしょう。
僕はこれがご縁かと思い、
あまり迷わずに迎えようと決めました（ツマに相談なし）。
早く行かないとまたカラスに襲われたり事故に遭うかも知れない。
土手の向こうの河川敷にはおそろしい大きな猫たちもうろうろしています。
ケージを買う時間もないので洗濯用のかごとネットを家から持ち出して、
海岸道路を西へ向かい、夕暮れ時の河川敷で子猫達を探しました。
するとニャーニャー鳴きながら、
草むらの中からキジトラの子猫が出てきました。
これは僕をおびき寄せるため後輩が送ってきた写真。
ヤスミーンはこんなにちびだった。
のちにヤスミーンとなるキジトラの子猫は
僕を見上げて逃げずに鳴いていました。
手を伸ばすとフーッと威嚇しましたが、あっさり捕まりました。
威嚇しながらもゴロゴロのどを鳴らしています。
人慣れしているし、毛並みもきれい。目やにもない。
ノラには見えない。
僕はヤスミーンを洗濯ネットに入れて、
もう一匹の、おなかの白い子猫を探しはじめました。
ねえキジトラちゃん、ずっと一緒だったシロはどこへ行ったの？
おうちがないんだニャ
僕の猫好きは生まれつきらしい。ものごころ付いた頃には
親戚からもらった手作りの猫のぬいぐるみを離さなかった。
僕がぬいぐるみを抱いて言った「ねこちゃん、よしよし
は、いまだに母の語り草。
それから縁あってたくさんの猫たちとの出合いと別れがあった。
もう20年近く自分の家では飼ってなかったけど
ツマといつか飼いたいねと話していた（幸いツマもねこ好き）。
動物病院のガラス越しに里親を待つ仔猫達を眺めたり
インターネットの里親サイトを真剣に見たり。
それでも思いとどまっていたのは、予感があったから。
きっといつか、見捨てたらおしまいの命との出合いがくる。
だから、その子を待とう。
今年の５月１９日、僕が転勤になる前にいた職場の後輩から、
とつぜんメールが届いた（抜粋）。
＞職場の前で迷子の子猫が２匹にゃーにゃー鳴いてます。
＞２０ｃｍくらいのとそれより少しでかいのです。
＞先輩の話では昨日からうろうろさまよってるみたいです。
＞みゃーみゃー鳴くからカラスの標的にされてますよ～
＞子猫達をほっといて帰るんですか！！？
＞今すぐ駆けつけて抱いて帰ってあげてください！
そして僕は仕事が終わると６０キロの道のりを西へ向かった。
つづく
ヤスミーンが落ち着かない。
窓際をウロウロ。網戸越しに外を見て、しっぽを振りながらニャーンと鳴く。
まるでお友達が来た時のよう。。。あっ！
自分の影だ。
いつかお友達に会った時、そんな勢いじゃびっくりされちゃうよ、
ヤスミンさん。
お母さんのことを思い出しているのかな。
それとも、行方不明になった君のきょうだいのこと・・・。
本当はヤスミンにはきょうだいがいました。
次から、ヤスミンがうちの子になった時のことをお話したいと思います。
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