Merry Christmas、皆様!(モンゴルのクリスマス事情は前の記事をご覧ください。
さて、今日は指、ジェスチャーに関することです。
酒を飲むとき「セレジム」という儀式があります。薬指を酒に付け、ついたお酒をはじく動作を3回し 天 地 神様/仏様 にと捧げてから飲みます。天 地 は決まっているが3番目は神様ではなく何か大切なもの/人に捧げられるときもあります。例えば、モンゴルから離れている私たちは「故郷に向かって」と西へ向けます。またこれは主に男の人がするもので、女の人はあまりやりません。
この儀式の由来は、ヤダムという名前の官人が或宴会で、酒に毒を盛られたか確認するために酒に薬指を入れたら、指の皮膚が剥がれ落ち、毒盛られたことをわかった、という伝説があります。以来その官人の名前で薬指は「ヤダム指」と呼ぶようになったといいます。
小指はモンゴル語では「ほじる指」と言います。「耳をほじれる小さな」指という意味でしょうね。小指を立てる動作は「悪い」「弱い」という意味を表します。「あんな弱いやつなんか相手にしないわ」というときに「小指の運動にもならないやつなんだよ」という言い方があります。
親指はモンゴル語で「エルヒー」と言いますが、意味的に「男の指」となるでしょうか。または、次の伝説があります。
とても優秀な射手がいました。名は「エルヒー・メルゲン」(メルゲンは狙ったものは命中する優秀な射手という意味)。ある時、7つの太陽が地球を照らすようになり、地球はひどい干ばつになりました。そこでエルヒーメルゲンはその7つの太陽を7つとも射落とすと宣言し、もしできなかったら、親指を切り落として地下に住むものになると誓いました。そして6つは射落としたのだが、7つ目は逃してしまいました。誓いを守らなければいけないので、弓をを射るために一番重要な親指を切り落として、地下へもぐり、フレリードッグになってしまいました。
とあるように、強い男のシンボルとなる指です。
「強い」、「いい」、「よくできた」という意味を表すときに親指を立てます。
人差し指はモンゴル語で「なめる指」と言います。茶碗に残ったご飯の残りをなめたりするという意味でしょうね。(ヨーグルトの茶碗は直接舌でなめるという話はしましたね。だからヨーグルトは例外ですね)
そして、人を指差すのはとても無礼にあたりますから「人差し指」はモンゴルにはないわけです。その代わり手全体を向けるか、あごを突き出す、唇を少しすぼめるような動作をして指すようにします。
中指は「ドンダ」ですが、意味はとても普通、中指です。 考えてみたら、他の4本よりも長くて、目だっているのになぜか自分のストーリーも無いのですね、中指って。(それか、私が知らないだけ?…)
モンゴルのじゃんけんは5本の指を使います。親指は人差し指に勝ち、人指し指は中指に勝ち…という風に回って、小指は親指に勝ちます。どれか1本が強いわけではなく、隣同士の指で順番に勝ち負けが決まっていきます。ですから、同じ指、または隣同士じゃない指は「アイコ」です。例えば、中指と小指とでは勝負にならないということですね。
次に指に関する礼儀や身振りの意味から日本人と違うと思われる例をいくつかあげます。
紙、名刺など、物を渡すとき指の間に挟んではならない。名刺を人差し指中指の間に挟んで渡す人がいますが、モンゴル人にはとても目障りな仕草です。
人差し指でのどをはじく 「酒を飲む」という意味を表します。この動作をしながら「… これする?」 ⇒「飲もうか?」
「昨日 … これだから気持ち悪いよ」⇒「昨日飲みすぎて気持ち悪い」など
人差し指でこめかみを指しながら手を回す 「馬鹿」という意味。小さいとき喧嘩するとよくでてきました。
今のところ思い出せるのがこんなところです。
では、また次回
さて、今日は指、ジェスチャーに関することです。
酒を飲むとき「セレジム」という儀式があります。薬指を酒に付け、ついたお酒をはじく動作を3回し 天 地 神様/仏様 にと捧げてから飲みます。天 地 は決まっているが3番目は神様ではなく何か大切なもの/人に捧げられるときもあります。例えば、モンゴルから離れている私たちは「故郷に向かって」と西へ向けます。またこれは主に男の人がするもので、女の人はあまりやりません。
この儀式の由来は、ヤダムという名前の官人が或宴会で、酒に毒を盛られたか確認するために酒に薬指を入れたら、指の皮膚が剥がれ落ち、毒盛られたことをわかった、という伝説があります。以来その官人の名前で薬指は「ヤダム指」と呼ぶようになったといいます。
小指はモンゴル語では「ほじる指」と言います。「耳をほじれる小さな」指という意味でしょうね。小指を立てる動作は「悪い」「弱い」という意味を表します。「あんな弱いやつなんか相手にしないわ」というときに「小指の運動にもならないやつなんだよ」という言い方があります。
親指はモンゴル語で「エルヒー」と言いますが、意味的に「男の指」となるでしょうか。または、次の伝説があります。
とても優秀な射手がいました。名は「エルヒー・メルゲン」(メルゲンは狙ったものは命中する優秀な射手という意味)。ある時、7つの太陽が地球を照らすようになり、地球はひどい干ばつになりました。そこでエルヒーメルゲンはその7つの太陽を7つとも射落とすと宣言し、もしできなかったら、親指を切り落として地下に住むものになると誓いました。そして6つは射落としたのだが、7つ目は逃してしまいました。誓いを守らなければいけないので、弓をを射るために一番重要な親指を切り落として、地下へもぐり、フレリードッグになってしまいました。
とあるように、強い男のシンボルとなる指です。
「強い」、「いい」、「よくできた」という意味を表すときに親指を立てます。
人差し指はモンゴル語で「なめる指」と言います。茶碗に残ったご飯の残りをなめたりするという意味でしょうね。(ヨーグルトの茶碗は直接舌でなめるという話はしましたね。だからヨーグルトは例外ですね)
そして、人を指差すのはとても無礼にあたりますから「人差し指」はモンゴルにはないわけです。その代わり手全体を向けるか、あごを突き出す、唇を少しすぼめるような動作をして指すようにします。
中指は「ドンダ」ですが、意味はとても普通、中指です。 考えてみたら、他の4本よりも長くて、目だっているのになぜか自分のストーリーも無いのですね、中指って。(それか、私が知らないだけ?…)
モンゴルのじゃんけんは5本の指を使います。親指は人差し指に勝ち、人指し指は中指に勝ち…という風に回って、小指は親指に勝ちます。どれか1本が強いわけではなく、隣同士の指で順番に勝ち負けが決まっていきます。ですから、同じ指、または隣同士じゃない指は「アイコ」です。例えば、中指と小指とでは勝負にならないということですね。
次に指に関する礼儀や身振りの意味から日本人と違うと思われる例をいくつかあげます。
紙、名刺など、物を渡すとき指の間に挟んではならない。名刺を人差し指中指の間に挟んで渡す人がいますが、モンゴル人にはとても目障りな仕草です。
人差し指でのどをはじく 「酒を飲む」という意味を表します。この動作をしながら「… これする?」 ⇒「飲もうか?」
「昨日 … これだから気持ち悪いよ」⇒「昨日飲みすぎて気持ち悪い」など
人差し指でこめかみを指しながら手を回す 「馬鹿」という意味。小さいとき喧嘩するとよくでてきました。
今のところ思い出せるのがこんなところです。
では、また次回
モンゴル人は冗談好きですよ。みんなで集まったとき、色々ジョークや笑い話が尽きないし、何かと「さあジョークタイムだ!」と順番にジョークを語り始めるくらいです。
冗談集ですね、いいアイデアいただきました。ただ、実行するのはちょっと難しいかも知れないです。ジョークというものは訳してしまうと面白みがなくなってしまうから。本当に理解して笑っていただける程度に訳せるか、自信がありません。でもやってみます。