
別山乗越からみた剣岳
(S.36.6.30初版第八印刷発行 渡辺 公平著「写真.山雲表の魅力」より)

映画のチラシが手に入らなかったので、原作本のカバーを参考までに。
(原作 昭和52年8月30日第1印刷)

原作本の剣岳周辺の地図
原作を読み終わったのが昭和54年4月であると、メモしています。
この本が映画になればいいのになーと思っていましたが、あまりにもスケールが大きいので、まず現地ロケは不可能だろう、だから例え映像化されたとしても、大きな感動はおぼえないだろう、と思っていました。
ところが現地ロケ100パーセントの映画をつくるんだ、との監督の構想が打ち出され、俳優、スタッフ全員が実際に山にのぼり、2年間の歳月を費やして、困難を極めた撮影のなかにあって、国家の威信をかけた、壮大な明治の三角測量の記録映画が完成されたのです。
一言で表わすならば、「素晴らしい記録映画」といいたいです。
地元の関係役所への挨拶まわりも測量官の大事な仕事であったことが、よく表現されていました。また長次郎が息子に平手打ちするシーン、そして息子からの手紙を読むシーンがありましたが、ジーンとくるものがありました。
柴崎測量官はすばらしいリーダーでした。気象の急変での事故を最小限に食い止めていますが、多くの生命を預かっての判断ですから、これ一つとっても大変だったことが推測されます。
よくを言えば、地図を利用して、歩いたルートぐらいは、説明がほしかった。
そして27ヶ所に三角点をこの夏に設置していますが、そのあたりも説明してほしかったですね。
それから登場人物の役名例えば、宇治長次郎案内人とか柴崎芳太郎測量官とか…人夫頭とか上司の肩書き…字幕にて表示してほしかったとも思います。
いずれにせよ日本映画史上に金字塔を打ち立てられた、監督をはじめ皆さんに感謝
致すものです。
(S.36.6.30初版第八印刷発行 渡辺 公平著「写真.山雲表の魅力」より)

映画のチラシが手に入らなかったので、原作本のカバーを参考までに。
(原作 昭和52年8月30日第1印刷)

原作本の剣岳周辺の地図
原作を読み終わったのが昭和54年4月であると、メモしています。
この本が映画になればいいのになーと思っていましたが、あまりにもスケールが大きいので、まず現地ロケは不可能だろう、だから例え映像化されたとしても、大きな感動はおぼえないだろう、と思っていました。
ところが現地ロケ100パーセントの映画をつくるんだ、との監督の構想が打ち出され、俳優、スタッフ全員が実際に山にのぼり、2年間の歳月を費やして、困難を極めた撮影のなかにあって、国家の威信をかけた、壮大な明治の三角測量の記録映画が完成されたのです。
一言で表わすならば、「素晴らしい記録映画」といいたいです。
地元の関係役所への挨拶まわりも測量官の大事な仕事であったことが、よく表現されていました。また長次郎が息子に平手打ちするシーン、そして息子からの手紙を読むシーンがありましたが、ジーンとくるものがありました。
柴崎測量官はすばらしいリーダーでした。気象の急変での事故を最小限に食い止めていますが、多くの生命を預かっての判断ですから、これ一つとっても大変だったことが推測されます。
よくを言えば、地図を利用して、歩いたルートぐらいは、説明がほしかった。
そして27ヶ所に三角点をこの夏に設置していますが、そのあたりも説明してほしかったですね。
それから登場人物の役名例えば、宇治長次郎案内人とか柴崎芳太郎測量官とか…人夫頭とか上司の肩書き…字幕にて表示してほしかったとも思います。
いずれにせよ日本映画史上に金字塔を打ち立てられた、監督をはじめ皆さんに感謝
致すものです。
映画を観に行かれたんですね。
そういえば、山に登るシーンはあっても、ルートの説明はなかったですね。
ここはどこなんだろう?という地名がいくつも出てきました。
yanさんの言われる通り、地図での説明があれば
分りやすかったと思われます。
三角点のことは、あまりよくわかりませんので、
これから勉強したいと思いました。
長年の映像カメラマンとして仕事をなさった監督にはこのスケール映像は長年の願望だったことでしょう、映画好きが細かい事に触れると見る側の感性になりますよね・・・・・
この作品を映画にしてくれて有り難うといいたいです、山好きには見たい映像の数々でした
都合をつけて見てきました。
予告編が延々とあって、最初からうんざりしていたのですが、いざ剣岳が始まると2時間、少しの“休憩”もすることが出来ませんでした。
それだけ思っていた通りの素晴らしい映画でした。緊張の連続でした。
地図を使って説明してほしかったですね。
リーフさんは三角点について、お勉強されるとのお話ですが、その節はお教え頂きたいと存じます。私も挑戦したいと思います。
お母ちゃんと一緒に、大スケールを映画にしょうという意気込みの監督スタッフに
〉映画好きが細かい事に触れると見る側の感性になりますよね・・
仰るとおり見る側の気持ちになって作っておれています。
山好きにはたまらない映画でしたね。
剣岳はもちろん立山連峰の峰々、雪渓、大自然の厳しさ…
「うむうむなるほど」とうなづきながら(原作と重ねて)、また涙しながら、感動しながらあっというまの2時間でした。
私も原作を読んでいました。
娯楽映画の感覚を全く持たずに観て来ました。
現地ロケから監督のすごい執念が伝わってきました。
柴崎測量官より、監督の苦闘の軌跡かも~?
いい映画でしたね。
用事がいくつもありまして、遅くなりました。
ganさんもこの映画をご覧になられたようですが、いい映画でしたね。
〉私も原作を読んでいました。
原作は映画の基になっていわけですので、映画が素晴らしいのは、言い換えれば原作が素晴らしいからとも、いえると思いますね。
〉娯楽映画の感覚を全く持たずに観て来ました。
私も全くそうでした。記録映画、教育映画、登山訓練的映画、…の感覚で観てきました。
すごい監督が現れたと驚嘆しています。
いい映画でした。監督、他の皆さんに深謝いたすものです。
若かりし頃読んだ事があったのですが、この機会にまた読み直そうとしたら見当たらず、文庫本を買って来ました。
他の小説でもそうですが、本を読んだ時のイメージと映画の画面から受けるイメージは違ってがっかりする場合が多いのですが、この映画の場合も物語としての構成が少し弱いような気がしましたが、剣山のリアルな画面や主人公の名誉や損得を焦らず、ただ測量をやり遂げると言う使命感、信念というものが伝わって来る素晴らしい映画だと思います。
主人公の周りの、妻や案内人長次郎、仕事の仲間たちの支えてくれる愛や友情、仲間意識などが伝わってきて目頭がジーンとなることもありました。
山岳会の小島烏水とのやり取りで、「遊びですって?」「ではないでしょうか」「失礼しました。やっぱり山岳会は遊びの集団です。しかし普通の遊びとはやゝ違った行き方の遊びです」と言うくだりは記憶に残ります。
当時は山頂に三等点の標石を運び挙げれずに標石のない四等三角点(2998m)になり、「点の記」には記載されなかったのですが、2004年三等三角点になり、GPS測量で2997.7m(四捨五入で2998m)、標石から13m離れた岩石の上が最高標高で2998.6m(四捨五入で2999m)だそうで、当時の機器、技術の正確さに感心させられます。
今春yanさんが言われていた、黒髪山の標高の違いの件を思い出しています。
少し山をかじった者からすれば、yanさんが言われるように、地図の上でどういうルートで行ったのか、どこからみた剣なのかなど分ればもっと分りやすくて見ている人もその画面の中に参加できて面白く見れたのでは?と思いますね。
監督、木村大作のCGを使わないリアルな画面のみのコダワリ、全員が現地に行き演じたからこそ伝わってくる迫力みたいなものがあり、それも見るものを感動させる一つなのかも知れません。
監督初め俳優、スタッフの方々全員に拍手ですね。
ちなみに6月7日「測量の日」、木村監督に国土地理院から感謝状が贈られたそうです。
いい映画でしたね。感動の連続でした。
原作でもそうでしたが、仰るように主人公は名誉や損得を焦らず、ただ測量をやり遂げると言う使命感、信念が伝わってきました。素晴らしい人格者だったと思います。
〉…目頭がジーンとなることもありました。
私もハンカチが濡れてしまいました。
山岳会の小島烏水とのやり取りに、似たような会話を、周りで聞いたような気が致します。
しかし登山は決して「遊び」とは違うと言いたいですね。
剣岳の三角点について、詳しいお話を有難うございました。
〉当時の機器、技術の正確さに感心させられます。
まったくそのように思いますね。
〉今春yanさんが言われていた、黒髪山の標高の違いの件を思い出しています
思い出して頂きまして恐縮致しています。
地図を利用してもう少し、ルート、山名等を説明がほしかったですよね。
〉監督初め俳優、スタッフの方々全員に拍手ですね
改めて拍手したいと思います。
〉…木村監督に国土地理院から感謝状が贈られたそうです。
そうでしたか、初耳です。国土地理院というのが、嬉しいですね。
1回でいいので「雪渓と岩の剣岳」に登ってみたくなりました。 相当な訓練が要求されるでしょう。
ただ長次郎を演じた彼だけはイメージ違いで、最初はなかなか馴染めず、時間を経て何とかなったのは正直な感想です。もっと年長者で寡黙な雰囲気の俳優が彼より似合ったのではないかと、私的には唯一不満でした。
CG撮影をしていない分、自然でかえって迫力を感じましたね。
剣岳の映画のご感想、有難うございました。
〉原作を壊さずうまくまとめてあると思います
仰るとおりで、素晴らしい内容の映画でしたね。 また男達のドラマでもありました。
〉ただ長次郎を演じた彼だけはイメージ違いで、…もっと年長者で寡黙な雰囲気の俳優が彼より似合ったのではないかと…
そのようにお感じになられましたか、なるほどと思います。
〉CG撮影をしていない分、自然でかえって迫力を感じましたね
映画のいたるたころで、大迫力で迫ってくるものがありましたね。 本当に素晴らしい映画でした。