浮世風呂

日本の垢を落としたい。浮き世の憂さを晴らしたい。そんな大袈裟なものじゃないけれど・・・

「麻」「大麻」 日本の伝統的栽培の検証

2015-08-16 08:17:14 | 資料

大麻でまちおこしをする智頭町の取り組み。

いま麻でまちおこしをする鳥取県智頭町の取り組みが注目されている。
移住してきた若者が大麻栽培免許を取得。
地元の古老、町役場、町長、知事らがサポートし、60年ぶりに麻栽培を復活させた。
限界集落の再生を目指す試みだ。

一般的に、日本語で「麻」(あさ)というと繊維のことを連想し、
「大麻」というと麻薬のことを連想するひとが多い。
実は「麻」も「大麻」も同じ植物を意味する言葉。
最近は大麻の繊維でつくった衣服は「ヘンプ」(HEMP)と呼ばれることもある。

古来より日本人の生活に密接に関わっていた大麻草。
伊勢神宮の神札を大麻と呼ぶ由来となった植物であり、
神道とも深い歴史的な関わりを持っている。

戦前、大麻は米につぐ作物として日本のどこでもつくられていた。
しかし戦後は大麻取締法によって、所持や販売が厳しく制限されてきた。
智頭町では麻薬成分(THC)のない安全な品種を使い、
新たな産業としての挑戦を始めている。

かつての麻産業を復活させる。

産業用大麻栽培者、上野俊彦さんは2年前に智頭町へ移住した、いわゆるIターン組。
戦後初めて鳥取県でこの免許を取得した。

「かつての智頭郡では麻が大きな産業でした。
100年前の時点で五十五町歩(約545,000平方メートル)もの栽培面積がありました」

繊維を使って魚網や縄や紐、麻布、畳糸などを生産し、
そしてそれら繊維を取ったあとのオガラ(麻幹)を茅葺屋根や、
焚きつけ用の松明として用いたり、蚊やブヨなどの虫よけに使われたという。

「お盆には先祖の霊の送り迎えの儀式に使われてきたんです」

上野さんは智頭町で麻栽培を行う会社、株式会社八十八やを立ち上げた。
株式会社八十八やは、中国・四国地域で唯一の麻栽培を行っている。
麻を利用した商品やサービスを提供することによって
過疎化・高齢化のまちを元気にすることを目的としている。

http://colocal.jp/topics/think-japan/tsukuru/20140902_36143.html

◆プラスチック、石油建材の代わりになる十分な強度を持つ植物をご存知ですか?

大東亜戦争後、占領軍によって「大麻取締法」が押付けられる以前は、日本では大麻草 を栽培することが国家によって奨励され、学校の教科書でも紹介されていた。

 麻からつくられる工業製品は生態系に優しく、製品自体が呼吸し、循環法則のバランスがとれている。また、麻という植物は成長がはやく一年サイクルの資源であるから、地球温暖化や森林伐採を防ぐことができる。
ようするに無尽蔵で非常に多様性のある天然循環資源であり、地球にとっても人類にとっても、まさに癒しの植物なのである。

★良質な紙や衣類、縄になる

麻の茎からは活用範囲の広い繊維が取れ、良質の衣類(ヘンプウェア)や、腐りにくく保存性の高い紙(和紙・洋紙)、丈夫な縄などになる。

★バイオプラスチックの材料になる

麻の繊維やオガラ、また種子から採れるヘンプオイルを原料に、合成樹脂(ヘンプ・プラスチック)を作ることができる。
ヘンプ・プラスチックは、海外ではメルセデスベンツ、 BMW、アウディなど高級車の内装材にも使われている。

★建築建材になる

麻の繊維をとった後の芯材(オガラ)をチップ化したエコボードは、断熱性、防音性、結露防止効果の高い住宅の建築建材になる。
また、麻のチップは、ミクロン単位の穴が開いているため湿度をコントロールし、さらに虫をよせつけないので防虫効果にも優れた断熱材や内装材にもなる。

★油は食用油やマッサージオイル、車の燃料にもなる

麻の実から絞った油にはα-リノレン酸、γ-リノレン酸が含まれ、精製の仕方により良質の食用油にもスキンケアオイルにもなる。
また、麻のオイルは石油系の燃料と比べて環境や健康への悪影響が少ないバイオディーゼル燃料になり、これで車を走らせることができる。
http://www.ooasa.jp/know/index.php?fuel

★実は栄養バランスに優れた食品になる

麻の実(種)は、天然のマルチサプリと言ってよいほどビタミン、ミネラルが豊富に含まれている。
また、オメガ6に属するリノール酸とオメガ3に属するリノレン酸が理想的なバランスで含まれているのが特徴である。
第6の栄養素と呼ばれている食物繊維も豊富で、さらに近年、カンナビシンAという抗酸化成分の存在も発見された。

★カンナビノイドという成分が医薬品になる

麻は薬効のある植物、つまりハーブである。麻には、痲薬成分は含まれていない。
麻に含まれているカンナビノイドという薬効成分は、戦前の日本では喘息(ぜんそく)やアレルギーの薬に使用されていた。
さらに、近年の研究により心的外傷後ストレス障害(PTSD)やADD(注意欠陥障害)、ADHD(注意欠陥行動障害)といった精神傷害や、緑内障、ガン患者の緩和ケアなどにも効果があると報告されている。つまり大製薬会社にとっては非常に都合の悪い安価な製薬原料と言うわけである。

「麻」と「大麻」は同じものである。大東亜戦争後、GHQの占領政策によって「大麻取締法」が制定されて原則禁止となる以前は、日本では麻(大麻)を栽培することが国家によって奨励され、学校の教科書でも紹介されていた。
石油は何万年もの年月を経て出来た有限の資源だが、植物である麻は数カ月で生産が出来る無尽蔵の資源である。

引用元
http://www.ooasa.jp/know/index.php?useful

◆「マリフアナにアルコール以上の危険ない」 オバマ大統領

2014.01.20 CNN

ワシントン(CNN) オバマ米大統領は19日に発行された米誌ニューヨーカーのインタビュー記事で、米国で解禁の動きが広がっているマリフアナについて、アルコール以上の危険はないとの見方を示した。
オバマ大統領はインタビューの中で、「何度も紹介されている通り、私も子どもだった頃に大麻を吸ったことがある。悪い習慣だという点では若い時から大人になるまで長年吸っていたたばこと大差ない。アルコールよりも危険が大きいとは思わない」と語った。
さらに、「個々の消費者に与える影響という点では」アルコールより危険は小さいとも指摘。ただ、「勧めようとは思わないし、自分の娘たちには悪い考えであり時間の無駄で、あまり健康的ではないと言っている」と釘を刺した。
米国ではコロラドとワシントンの2州が嗜好(しこう)用マリフアナの解禁に踏み切ったほか、18州とコロンビア特別区が主に医療用マリフアナの使用を合法化している。一方、米連邦法では依然として乱用性の高い薬物に指定され、医療目的の使用も認めていない。ホワイトハウスによると、オバマ大統領はその現状の変更は支持していないという。
大統領はニューヨーカー誌のインタビューで「若者や使用者を長期間刑務所に閉じ込めておくべきではない」と述べ、使用者に対する公正な扱いを定めた法に重点を置くべきとの考えを示した。

http://www.cnn.co.jp/usa/35042744.html

オバマはとうとう本当のことを言ってしまったな。100年もの間アメリカがごり押しをして、世界中で「大麻」を禁止させてきた理由は、製薬会社の利益のためである。安価で利用価値が高い麻は、製薬会社にとって非常に都合の悪い植物なのである。

大東亜戦争が終わり進駐軍が日本に来てみると、その大麻が昔からの伝統産業として根付いていた。さっそく「大麻取締法」が制定されて原則禁止となる。だが焼け野原の日本には、衣料繊維や梱包材として何もない。仕方なく「大麻栽培免許」として限定的に栽培を許可していた。 ダンボール箱に変わるまでは、玉ねぎやジャガイモを入れる麻の袋が「ドンゴロス」という名で流通していた。

現在,日本において大麻は大麻取締法等の法規制等によって麻薬取締り行政の規制の対象となっている。しかしながら大麻は規制が行われる以前の日本において繊維採取目的,いわゆる「アサ」として盛んに栽培が行われていた植物であった。

現在、その栽培面積は衰退の一途を辿っているが、伝統工芸品などの特殊需要に支えられ今なおその栽培を続けている地域が存在する。

「大麻」という言葉を聞いてどのようなものを思い浮かべるであろうか。おそらく,犯罪,非行,中毒といった暗くて陰湿で恐ろしいもの,非社会的で社会の道徳と秩序,健康と衛生を脅かすマリファナという恐ろしい「麻薬」というイメージがメディア等によって作り出されており,新聞報道などメディアによって大麻という植物に対する言説には,そのほとんどが有害な薬物,犯罪の対象 という,負のイメージが付きまとっているように感じられる。しかしながらこれは単なるイメージではなくその社会的な有害性の観点から他の逸脱行為と同様に,日本において大麻に対する様々な社会的統制が執り行われている。

マリファナ喫煙における主要な社会統制は,マリファナの供給およびそれへの接近機会の制限による統制,非使用者にマリファナ使用者の存在を隠蔽することによる統制,マリファナ喫煙の行為を不道徳と決めつけることによる統制,の 3 つが挙げられている。

大麻を含む麻薬を「悪」と位置づける考え方は国内法だけではなく 、国際法においても規定されており、不法な麻薬の取り扱いを犯罪として位置づけている。また,厚生労働省の認可を受けて大麻を含む麻薬の危険性を説いた財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターのホームページを開いてみても、画面に大きく映るのは「ダメ。ゼッタイ。」という文字である。このホームページの中を見てみると,薬物乱用がいかに個人の健康を犯し、社会秩序を乱し,究極的には国家の存亡にまで関わる深刻な社会問題であるのかを主張し、その恐ろしさを説いている。この中で大麻も他の麻薬と同様に扱われ、その効用がいかに有害であるかということが謳われている。

以上のように、厚労省、警察を主とする麻薬取締り行政は「大麻」を法の下で規制し、身体・精神双方に有害な薬物として語り、取り締まってきた。その一方で、麻薬取り締まり行政が語ってきた「「大麻」が有害なものである」という言説に対して、主にカウンターカルチャー、近年の海外、特に欧米諸国での大麻取締り政策の変化の流れを受けて、大麻は無害なものであり、今まで行政が語ってきた大麻に対する言説は科学的な根拠が乏しい神話であるとして、大麻取締法の違憲性、それに伴う大麻解放、大麻の非犯罪化を主張する解放論 があり、この両者において大麻に対する語られ方には大きな隔たりがある。
このように大麻解放論、大麻取り締まり行政双方において、大麻が社会に与える効用というものを薬物的観点からの有害性如何という一面からしか捉えられてはいない。

しかしながら、厳密な意味で言えば「大麻」はマリファナではなく、マリファナの原料となるものであり、大麻の社会的効用というものは薬物的利用だけではない。他に大麻の産業的利用、つまり大麻から採取される繊維を加工し,「アサ」として利用してきた地場産業としての伝統大麻栽培が日本では古くから全国の各地で行われており、重要な換金作物としてその栽培が隆盛を誇っていた時期もあった。

その後日本における「アサ」としての大麻栽培は、そのほとんどが綿製品や化学繊維、木材紙、代用穀物の普及による需要の低下などにより衰退の一途をたどってきたのだが、現在でも小規模ではあるが実際に栽培が行われている地域が存在する。このような地場的な伝統大麻栽培は、薬物的な利用ではなく繊維採取目的であるがために麻薬取締まり行政からはその取り締まりをある程度考慮され、その生産が継承されてきた。

薬物的観点から

大麻が有害な薬物であるとしてその乱用を防止するために厳しく取り締るべきだと主張する大麻についての言説には、主として次のようなものがある。

(1)マリファナを使用することによって、さらに強い作用を求めて覚せい剤、ヘロイン等の使用にエスカレートするおそれがある。

(2)身体的にも精神的にも依存性があるので長期間多量に摂取すればやめることができなくなる。

(3)運転技術に影響を及ぼし、交通事故を引きおこすおそれがある。

(4)無気力になり、勤労意欲が低下する。

(5)多量を摂取すれば、あるいは少量でも常用すれば、幻覚・妄想を生じ、また、それが原因で犯罪を引きおこすおそれがある。

(6)人を攻撃的にして暴力犯罪を引きおこす。

以上のように大麻は有害であるとする一方で、「大麻」は無害なものであるとして規制の緩和を求める大麻解放論は「大麻」を以下のようなものとして主張している。

(1)大麻有害論者が主張する「大麻」の有害性は科学的に実証できず、客観的な事実がない「神話」である。

(2)マリファナを吸ってみても雰囲気がなごやかになるとか、くつろぐとかいうリラックス作用をもたらす程度で身体上の有害性はない。

(3)マリファナは酒やタバコより害が少なく、酒・タバコが法の許容範囲であれば当然マリファナも許容範囲である。

(4)「大麻」の作用は嗜好の範囲に属することであり、刑事罰の対象となるものではない。個人が「大麻」を摂取して感覚が鋭くなったり、幻覚が生じたりしても社会的な害が具体的に存在しない以上、「大麻」を摂取するかどうかは個人の自由裁量に委ねられる。

(5)大麻を所持しただけで懲役刑というのは厳しすぎる。欧米諸国のように罰金程度にしたらよいのではないか。

このように、同一の植物である大麻ひとつにしても有害論と無害論との間ではその意見に対して相違が見られ、その主張は二極化しているのだがその理由については岸田(1978)が言うように「有害・無害論は、一方は、多量に毎日摂取した場合を、他方は少量を時々摂取した場合を想定して論じているようなのが多い」というように、お互い自分たちの都合のいいように解釈しているためにこのような対極的な主張が生み出されている。

法律的観点から

上記のような大麻についての認識の相違というものは法廷の場でもしばしば争われており、その数は相当数に上っている。これらの裁判における判決はいずれも大麻の有害性を否定または疑問視する見解を棄却し、大麻取締法の合憲性を認め、大麻の有害性を肯定する内容となっている。

このような中、1985 年には最高裁においてはじめて大麻の有害性についての判断が示されている。この裁判は大麻には「有害性がないこと、あっても極めて低いことは公知の事実であり」(『判例時報』,1985,pp.183),
大麻取締法が憲法 13 条、14 条、31 条、36 条に違反する無効な法律であるとして、その判断が最高裁にまで委ねられたものである。この判断において最高裁判決は「大麻が所論のいうように有害性がないとか有害性が極めて低いものであるとは認められないとした原判断は相当である」として上告の棄却を決定、大麻取締法は合憲であるという判断を示しており、大麻の嗜好目的における有害性に関する裁判実務上は一応の決着がみられている。

だが、禁酒法の米国で酒の販売がマフィアの資金源になったように、大麻が「マリファナ」として闇で取引されれば当然組織暴力団やマフィアの資金源となる。

昨今米国や欧米において、次々と大麻栽培やマリファナが、単なる嗜好品として開放される傾向にある。日本においては「大麻取締法」が廃止されるも改定されるも国会の決議次第なのだが、まず決議案として国会に付託される状態でないのは確かだろう。

しかしながら、伝統産業としての麻の栽培は、大麻栽培免許を取得すれば可能であるのが現実だ。タバコなど嗜好品としての肩身の狭い傾向を考えれば、たとえ解禁されても煙害としてその存在が疎ましいものに見られるのも必定である。

日本は大麻の薬品としての効能や、様々な資材的観点からその栽培を見直して行くべきではないだろうか。


アフガニスタン

現在のアフガニスタンは黄金の三角地帯をはるかに抜き去り「アヘン」の栽培が世界の7割を占める大麻薬国である。そこには今も米軍が駐留している。

町には街路樹のように大麻が栽培されている。

それが何を意味するかだが、大麻がマリファナの原料として、立派に資金源と成り得るからに他ならない。国際的に禁輸品、麻薬品に指定されているために、高額な値で売れるからだ。

◆大麻が合法化された時代をまじめに考えた結果、相当ヤバイことが分かった

2014/12/30 ナチュラルガイド
http://www.natural-friends.jp/blog/2014/12/%E5%A4%A7%E9%BA%BB%E3%81%8C%E5%90%88%E6%B3%95%E5%8C%96%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%82%92%E3%81%BE%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AB%E8%80%83%E3%81%88%E3%81%9F%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%80%81/



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