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保証書の期限すぎればそののちは壊れてもよい電気製品

この電車は三宮まで停まりません。パニックとなりし各駅停車 (ああびっくりしたぁ所収)

考察 プリウス暴走の仕組み

2020年10月13日 | 日記
プリウスは燃費がいい。それは走行で発電した電気をバッテリーにため、その電気でモーターを回しても走れるから。
エンジンとモーターの併用ですね。異種結合だからハイブリッドと呼ばれています。
ハイブリッド車は多数ありますがプリウスは最も燃費がいい部類の車です。

少し詳しく書きます。モーターの軸を回転させると電気が発生します。
この電気を利用してモーターを回します。
モーターにはこの2つの作用があります。後者は日常目にする動作ですね。
さて運転していて加速が必要なくなったとき

1)アクセルペダルから足を離します。
2)さらにブレーキペダルを踏むこともあります。

減速状態に転じますね。タイヤはまだ回転しています。
この回転を利用してモーターを回すのです。つまり、これまでの回路を一瞬にして発電回路に転じさせるのです。
逆からみるとモーターは回転する車輪に抵抗し車を止めようとします。
エンジンブレーキと同様のブレーキ効果が生まれます。

そうするとモーターの場合は電気が作れます。この効果を回生ブレーキと言います。
回生とは生き返ること。エネルギーを回収します。

この発電でバッテリーを充電しますがバッテリーが満充電ならそれ以上充電できません。
バッテリーが満充電だとバッテリー側からモーターに電流が逆流する可能性があります。
モーターを回す回路のスイッチが入る恐れ。

コップに水を注いで溢れるだけなら支障ないのですが。
バッテリーからモータ-への電気供給は主要な回路ですね。
またモーターで作られた電気をバッテリーに持っていくにも専用の回路がいります。
複雑なんですね、コップと違って。こう書けば分かっていただけたと思います。
うまくやるには綱渡り的なことをミスなく完璧にやらねばなりません。

バッテリーからモーターに電流が逆流すれば当然暴走します。
暴走の本質はこの辺りでしょうか。ややこしい処を完全にコントロールできていないのでしょう。

アクセルペダルから足を離した瞬間に異常な加速を引き起こす。
あるいはブレーキを踏んでもそうなる。どっちも怖いことですね。