さて、第3編です。
ビッシリと胸の高さの這松です。 初めて出会いました。
葉がチクチクと痛いし、急坂だし、枝の反発力が結構あって進み難い
唐突に「女峰山」のプレート 山頂か? 頂上はこちら。
そんな訳は無い。 ここは三角点設置点(2463,5m) あと、標高差20m。
祠があります。 田心姫命が祀られてます。 頂上は直ぐそこ! ワクワク!ドキドキ
ハイッ!女峰山テッペンです。(2483m)
14:10着。 朝、霧降高原を出て、ちょうど6時間。
長かった~
記念写真!
不機嫌なのではありません 風が凄いんです
で、頂上からの景色は・・・・・・
むっは~~~~~
360度遮る物の無い大展望
「あ~!山登りを始めて、本当に良かったー」
「トレーニングを続けていて、本当によかったー!うっうっ」
残念な事に、「男体山」の上に太陽があって、逆光で写真では色が出ない
この素晴らしさを、100%伝えられないのがもどかしい
だから、この美しさは独り占め
日光方面は雲の下。 右のピークは「前女峰山」(2359m)
歩いて来た山々。 さて、この時点では、まだ今日中に下りるつもりでいます。
日光市内に着くのは、7時を過ぎて真っ暗だろうけど、暗くなる頃は
笹原の一本道で、迷う事は無いと考えていました。
だから、下りる事に頭が一杯で、多少焦りがありました。
結局山頂に居たのは僅か20分・・・・・・・
「唐沢小屋」経由日光市内に向けて下ります。 相変わらずの自然な道を下ると・・・・・・
大変なガレ場 ここを下りるんですと 途中で見上げると、これは恐ろしい
下りながら、気が付いた!
足が途方も無く疲れている 踏ん張りが利かない
この状態で、下り一方の4~5時間は無理なようだ・・・・・・
「う~ん!避難小屋に泊まろう 泊りたくないけど」
15:10 「唐沢避難小屋」
そもそも、今日の「女峰山」の登山を日帰りでやろうと、若干無理な計画をしたのには理由があります。
「女峰山」に登る為に色々情報を集めていたら、10数年前に明大のS君がこの小屋で亡くなったという
オヤジはそこで腰が引けた
さらに調べていると、数年前、女性二人だけで泊った時、二人とも隣で寝てるのに、小屋の隅でガサゴソと
音がして、二人で震え上がったと言う記録を読んだ
オヤジは、こうなると拒絶反応です
小学生の夏、怪談話が好きな両親がTVで「四谷怪談」なんか見るんだけど。
当時の実家の、暗~い豆電球の便所に入ったら、お岩さんが背中に張り付いているような気がして、
おしっこをしているのに、小便チビリそうな恐怖になって、おしっこを撒き散らして駆け戻ってしまった。
何回も、何回も母に怒られた
いい大人になった今は、さすがに撒き散らしたりはしないけど、あの恐ろしい感覚は今も変わらない
だから、この避難小屋には心底泊まりたくない
でも今日はここで泊らないと命に関わる。
この小屋には、シュラフと毛布があると言うので、それを頼った。
明るい内に寝床を造って、夕飯も済ませる。
小屋の温度計は6度です 夜中にはマイナスになります。
シュラフは夏用だったので、持ってきた着る物を全部身に着けます。
ランニング、半そでTシャツ、長袖Tシャツ、ネルシャツフリース。
暗くなったのに、誰も来ません
一晩、一人のようです
日が沈むと、予想以上に冷えて来て、靴下を二重に履いて、フリースの手袋をして、
ジャケットを着て、臭い毛布を掛けて寝ます。
・・・・・・お岩さんと、S君が出ない事を祈りながら・・・・・・・
山登りオヤジ
第4編はこちら
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