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山口益路のフォトライブラリー。

女峰山登山 3 絶景独り占めの頂上編

2012-10-21 00:49:54 | 白い山(山登り)


                         さて、第3編です。

                         
                         ビッシリと胸の高さの這松です。 初めて出会いました。
                         葉がチクチクと痛いし、急坂だし、枝の反発力が結構あって進み難い  

                   
         唐突に「女峰山」のプレート  山頂か?               頂上はこちら。
         そんな訳は無い。 ここは三角点設置点(2463,5m)             あと、標高差20m。

              
           祠があります。 田心姫命が祀られてます。             頂上は直ぐそこ!  ワクワク!ドキドキ

                      
                       ハイッ!女峰山テッペンです。(2483m)
                      14:10着。 朝、霧降高原を出て、ちょうど6時間。
                      長かった~

                         
                         記念写真!
                         不機嫌なのではありません 風が凄いんです
                                      
             で、頂上からの景色は・・・・・・
              
             むっは~~~~~
                    360度遮る物の無い大展望
                    「あ~!山登りを始めて、本当に良かったー
                    「トレーニングを続けていて、本当によかったー!うっうっ」         
                
 
                                         
                                  残念な事に、「男体山」の上に太陽があって、逆光で写真では色が出ない
                                  この素晴らしさを、100%伝えられないのがもどかしい
                                  だから、この美しさは独り占め

   
日光方面は雲の下。                             右のピークは「前女峰山」(2359m)
       
    
 歩いて来た山々。                          さて、この時点では、まだ今日中に下りるつもりでいます。
                                      日光市内に着くのは、7時を過ぎて真っ暗だろうけど、暗くなる頃は
                                      笹原の一本道で、迷う事は無いと考えていました。
                                             
                                             だから、下りる事に頭が一杯で、多少焦りがありました。
                                             結局山頂に居たのは僅か20分・・・・・・・
                                               
          
         「唐沢小屋」経由日光市内に向けて下ります。      相変わらずの自然な道を下ると・・・・・・

             
      大変なガレ場  ここを下りるんですと               途中で見上げると、これは恐ろしい
                                             下りながら、気が付いた!
                                             足が途方も無く疲れている  踏ん張りが利かない
                                             この状態で、下り一方の4~5時間は無理なようだ・・・・・・
                                             「う~ん!避難小屋に泊まろう 泊りたくないけど」 

                
                15:10 「唐沢避難小屋」

                そもそも、今日の「女峰山」の登山を日帰りでやろうと、若干無理な計画をしたのには理由があります。

                「女峰山」に登る為に色々情報を集めていたら、10数年前に明大のS君がこの小屋で亡くなったという
                オヤジはそこで腰が引けた
                さらに調べていると、数年前、女性二人だけで泊った時、二人とも隣で寝てるのに、小屋の隅でガサゴソと
                音がして、二人で震え上がったと言う記録を読んだ
                オヤジは、こうなると拒絶反応です

                小学生の夏、怪談話が好きな両親がTVで「四谷怪談」なんか見るんだけど。
                当時の実家の、暗~い豆電球の便所に入ったら、お岩さんが背中に張り付いているような気がして、
                おしっこをしているのに、小便チビリそうな恐怖になって、おしっこを撒き散らして駆け戻ってしまった。
                何回も、何回も母に怒られた
                いい大人になった今は、さすがに撒き散らしたりはしないけど、あの恐ろしい感覚は今も変わらない

                だから、この避難小屋には心底泊まりたくない 
                でも今日はここで泊らないと命に関わる。                          
                       
                                
                                この小屋には、シュラフと毛布があると言うので、それを頼った。
                                明るい内に寝床を造って、夕飯も済ませる。
                                小屋の温度計は6度です 夜中にはマイナスになります。 
                                シュラフは夏用だったので、持ってきた着る物を全部身に着けます。
                                ランニング、半そでTシャツ、長袖Tシャツ、ネルシャツフリース。

                                暗くなったのに、誰も来ません
                                一晩、一人のようです

                                日が沈むと、予想以上に冷えて来て、靴下を二重に履いて、フリースの手袋をして、
                                ジャケットを着て、臭い毛布を掛けて寝ます。


                                ・・・・・・お岩さんと、S君が出ない事を祈りながら・・・・・・・ 


                                                          山登りオヤジ


                                                                                  第4編はこちら     

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