情報教育雑記帳

都立高校の情報科教員。2007年度から学校が変わり、「情報B」と「マルチメディアデザイン」を担当。

IT推進校研究発表会

2005年11月19日 | ITを活用した教育推進
昨日 勤務校の都立府中西高校でIT推進校研究発表会及び公開講座を開催しました。
都立高校での研究発表会ではありましたが、約90名の方に参加して頂きました。
感謝です。

富山県や京都府からの参加者もいました。

やはり、ITを使った授業をやっている学校、特に高校はそんなにないので、
そのような実践を見学しようと思ったら、県境を越えなければならないのが現実です。

まだまだITはトラブルが多くて、授業で使うにはその点が不安です。
なんせ、1人に1台使わせるつもりでいても、1人でもネットにつながらないと
それで授業が進まなくなってしまう。(本校は無線LAN接続)
でも、
校内ネットワークは使うといいですよ~。
使った人でないと、この良さは分からない。

ホント、校内ネットワークのよさを、使ったことがない人に説明することほど難しいことはない。

異文化を言葉で説明するようなモノ。
異文化を知るためにはその中に入ってみないと。


校内ネットワークを広げたい、売りたいと思うなら、
40台規模のネットワークを体験できるところをつくって
いろいろと体験してもらわないと。
と、参加された業者さんに言いました。




情報リテラシー

2005年11月13日 | ITを活用した教育推進
近所の公共図書館に子供を連れて行った。

IT関係の棚を見ていたら、
「情報リテラシー」という語句がついたタイトルの本を見つけた。
目次を見てみたら。
情報リテラシーに関するページは最初の数頁程度で
あとは、
Wordにおける文書作成、Excellによる表計算とグラフの作成、、、、
などとなっており、内容を見てみたら、
操作の方法が書いてあった。
結局この本はコンピュータリテラシーについて書かれたものだった。

日本では、
「情報リテラシー」と「コンピュータリテラシー」の定義が曖昧なまま使われている。

勝手な解釈だが、
「情報リテラシー」の本は、5年以上前に書かれた本であっても活用価値はあるが、
「コンピュータリテラシー」の本は、5年以上前に書かれた本は今と使用OSが違っていたり、アプリケーションソフトのバージョンが違っていたりして、今では使えないものになっている。
このあたりが、その本が情報リテラシーについて書かれているかコンピュータリテラシーについて書かれているかの見分けるポイントだと思う。

ちなみに、図書館学(?)関係の書籍にある情報リテラシーの記述は今でも参考になる。