26号線の風に吹かれて

50歳半ば好奇心旺盛なオヤジの独り言・・・

☆インサイド トーク by billyken・kid  (改訂版)

2012-08-23 09:53:26 | インポート

「 可能性を信じたって言うか・・・・・

何とかなるんじゃないかな?って気持ちはあったんですよね。

だって、普通は高校から野球始めたって、レギュラーになれるわけないと思うでしょ?

でも、その時は西武ライオンズの秋山選手のように、高校から始めて大成している

選手もいるって、凄くポジティブに考えてたんですね。

でも、現実はそう簡単なものじゃなく、やっぱりレギュラーにはなれませんでしたね。

やっぱりそんなに甘くないですよね、現実は・・・・」

そう言って少し遠い目をしながら、笑ったビリーだが

数日前の試合で痛めた首が、思うように回らないのがもどかしいようで

その笑顔はすぐにしかめっ面に変わった。

そのタイミングを見計らって、少し意地悪な事を言ってみた。

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そういう怪我やアクシデントも年齢的な事が関係してます?

「いや、それは無いと思いますよ。

ただ、油断・・・・・しちゃいけないんですけど、試合中にフッと気が抜けた瞬間に

やっちゃったんですね。 それは、もう絶対あってはいけない事ですから

反省しなくちゃいけないんですけど・・・・

でも、正直 年齢を意識する年になってきたのは事実ですね。

例えば、連戦での疲れのたまり方が若いころとは違ったり

トレーニングでの追い込み方も、自分の体と上手に相談したり・・・

若いころはがむしゃらに鍛えればよかったんですけど。」

今度はハッキリとこっちの目を居抜ながら

苦笑いを浮かべたビリーが、真剣な面持ちに変わったのは

大阪プロレスの今後の展望に、

話が及んだ時だった。

「梅田移転も決まり、クリアしなければならない諸問題もありますが

営業の方や若手の負担が増えて行くのは何とかしなくては…とは思います。

かと言って、我々もレスラーとしての本業に営業を行いながら

どこまで手助けができるのかな・・・・っていうジレンマはありますが。」

年齢的なことも含め、その存在感が

大阪プロレスの中心的な役割を担う彼の立場では

自分のプロレスの事だけを考えていればいいわけではなく

会社の運営、若手の育成、興行の展望・・・・・などなど

考えなくてはならない事や、手をつけなくてはならない事が山積みであろうし

その中で「ビリーケン・キッド」としてベストなパフォーマンスを、リング上で

披露する為の努力を惜しむわけにはいかない。

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「自分は器の小さな男だなぁって、イヤになる事もあります。

些細な事が、気になったり・・・・それを引きづったり・・・」

そういう彼だが、けっしてネガティブ思考なわけではない。

その些細なことの一つ一つを聞いてみると

そこはこだわってもいいのでは?と思わせるものが多い。

そのこだわりは、こんな発言にも表れている。

「子供たちに夢は何かって聞きたいんですよ!

なんだっていいんです。正直な子供たちの声が聞きたい・・・・」

夢は叶う・・・・という講演テーマを依頼した時に

彼がいった言葉である・・・・

 

野球では、立ちはだかる現実の壁に

行く手を阻まれ、挫折を味わったビリーだが

その後、プロレスラーを目指し

単身メキシコに渡って苦しい武者修行時代を経験し、

そこで頭角を現し、帰国後の大阪プロレスに入団した経緯など

持ち前のポジティブ思考が、その後の人生を大きく

切り開いてきた事になる・・・・

そして、怪我やスランプという幾多の苦難を乗り切ってきた

勇気と精神力によって構築された、彼のやさしさ・・・・

そんな生き様が、リングを見つめるファンの胸に

強烈な波動を巻き起こし、共感を呼ぶ・・・

彼が背負うものの大きさと

その志の高さが比例している限り

リング上での闘いが放つ、勇気のオーラは

これからも輝きを放ち続けるだろう

そして、それは大阪プロレスのこれからを照らす

希望の光でもあって欲しいと願う・・・・・。





     to be continued






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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いやー、びっくりしましたよ。 (今猿人)
2012-08-29 09:57:49
いやー、びっくりしましたよ。
でもお元気そうでなにより。嬉しいですよ。

今日はまず、マーキングです。

またねー

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