深山霧島・（猟師山～合頭山） ６：５

梅雨の真っ最中、　職員の方の許可戴いて　九重森林スキー場を通らせてもらい
猟師岳への登山道に入る、
折からの雨で　それでなくとも　滑りやすい　くじゅう独特の黒土が足場を
悩ませる。ただ　この登山道は　開花していれば　結構な深山霧島の群落帯が
あるので期待しながら　慎重に歩を進めていく。



ギンリョウソウ



ガマズミ



少しだけ期待？していた　オオヤマレンゲも
まだ少し時間かかりそう。



しばらくして　樹林帯を抜ければ　視界開ける　斜面稜線に飛びだす。

お待ちかねの　名花　ミヤマキリシマが　今年も美しくも雨露に濡れて
その姿を　さっそく見せてくれています。







くじゅうの山々を後方に従えて　まだ満開とはまでもないが
今年も見事な花姿を展開しておりました。後方は　「涌蓋山」



＜ウツギ＞

また少し高度を上げると
おお　～！！　素晴らしい群落帯です。
いくらとっても同じような画像ですが　しっとりと　雨にぬれた
名花　ミヤマキリシマの今年の　花姿を。









なんと言っても　汗して　山で見る　ミヤマキリシマは格別の美しさが
あります。風雪耐えて今年も　綺麗に咲いていました。





マイズルソウ　アリアケスミレ？

今度は　合頭山へ向かいます。



合頭山稜線から　地熱発電所の湯けむり越しに　　「涌蓋山」



お馴染みの　くじゅうの名峰がくっきりと。
三股山・星生山・　



合頭山まできましたが？？
いつもと　なにか違う風景　　
よくよく　周囲を見渡すと　立木の焼けた無残な姿・・・
おそらく　原野森林火災の　焼け跡ではないだろうか？？

いままで何回も足運んでいるがこんな光景は見たこと見たことなかった。
断定はできないが　痛々しい光景にこころ痛める。

再度稜線を引き返し　スキー場経由で下山に向かう。



新緑が美しい　アセビの群落帯を抜ける。



足元に色鮮やかな　スミレさんも

スキー場を転げるように　下っていくと　一角に　＜ユウスゲ＞が咲いていたと聞く
まさか　この時期、この場所で？？　







私的には　信じられない光景で　思って見なかった　ユウスゲ　見れただけでも
今日の　雨の日の中の　山行は　得々の一日となった。
ユウスゲとの出会い　昨年夏の　阿蘇　以来です。

普通は陽が上がると　花は　閉じてしまうはずの　ユウスゲ　今日は
雨で厚い雲　日差しがない分　このお昼近くまで　ぱっちりと　花開いていたのだろう。　
それにしても思いもしなかった　感動の出会いでした。







帰路は時間に余裕あるので　万年山のミヤマキリシマの群生地へと移動して
まるで　アルプスの山々を連想させてくれるような　眺望を楽しみながら
雨の中の山行を終えた。



万年山の草原には　点々と



ヤマハタザオの花が　誇らしげに咲いていて　素朴なその姿が印象的でした。