3代目になるポートを入れてきた。
8:30に手術準備室に入り、着替えて簡単な問診。
それから、抗生剤を入れるルートを確保するための、注射。
イヤな気はしてたん〜。
血管を探す雰囲気で伝わる。
【わ……この娘、自信ないな。失敗するわ…】
予感は的中…。1番出てる手の甲で失敗。
もう1回も手の甲で失敗。
心の声【手術する前なんやで!最初につまずくのが1番イヤなんですけど…】
前のポートの時もあったなぁ。
…と…思いながら…
手術室の中で、ルート確保はしてもらうことになった。
担当執刀医が見てくれた。
この先生、すごく物腰がやわらかい、話し方もふんわりしてて、小動物みたいな…アライグマみたいな先生。
だけど、
さっきの人より安心!…と…思いきや…
血管を探し始めたアライグマ先生の顔を覗いてみると…
【あれ?この人もダメそう…】と、、
案の定…30分血管を探す。
うそーん(ToT)
……あのぉ……だ…大丈夫ですか??
早くしてー!
そんなあたしの心を少し落ち着かせてくれたのは、アライグマ先生の暖かい手のぬくもり。
手術室のベッドは幅が狭いから、手が下におちやすい。
血管を探すために、手を固定する為に手の平をにぎりながらもう片方の手で血管を探す。
【あれ?うーん。どこだ?】と、探す先生をよそに…
【あー。あたし、手をつないでもらってる〜(←固定されてるだけやけど)】と、なんだか、不思議な安心感(笑)
エコーも出てきて血管探し。
結局見つからず…(奥の方にあるらしい)
足首からのルート確保。
血管探すだけで、まさかの小1時間…
もぅ、あたしもアライグマ先生も仕事を終えた気分(笑)
先生も申し訳なさそうに【長くかかり…すいません。これからが…メインなんです】と…。
…だよね……
もう1人、手術を担当してくれる先生と二人で、ポートを入れる場所をエコーを使って探す。
【ここですね!】
【そうだね!】
と、決まったらしく…麻酔の注射を打つ。
これまた痛い……
で、その後、またエコーを使って入れる場所の再確認。
【あれ?こ…この血管が静脈?】
【あれ?こ…これかな?】
ん???
かな?って言うた?
ハテナついてたよね!
まって!ちょー不安なんですけど!!
その後、また約30分くらい…
エコーを使って、静脈か動脈かわからんけど、探してる。
うそやーーーん。
ボソッっと、二人目のちょっと上司っぽい先生が【ちょっと、わからないなぁ。日にちを改めてする?】みたいな事を…
え?なんと?
今日、しない?の?
どうやら、2回ポートを入れたり出したりしてるから、その場所の血が少し固まってる?らしい…
このまま進めて行くのは安全ではないので、、と、いう事らしい……
た…確かに…
なんか、このまま続けてもらうのも不安しかないし、先生達に対しても、ちょっと…
と、思っていたら、3人目の先生が手術室に入ってきた。
その先生は今までの状況を聞いて、同じように血管を探しはじめた。
何分かいろんな方向から探してくれた後…
【反対側(おっぱいをとった方)に埋め込むことが出来るか?○○先生に確認をとってください。】と…
この3人目の先生が入ってから、手術室の空気が変わったのがわかった。
たぶん、腕の良い?先生なんだろな。。
自信がありそうな雰囲気!
この先生なら、いける!!
テキパキと指示を出す先生に、安堵感……。
おっぱいをとった方にポートを入れる確認が取れたらしく…
ようやく手術……に、なった。
執刀医は手を握ってくれたアライグマ先生だったけど、3人目の先生も居てくれて指示を出してくれていた。
安心感半端ない(笑)
二人目の上司みたいな先生は、どこにもいなかった。
30分もかからず…終わり…
無事に3代目ポートを入れれた〜
【いろいろ不安にさせて、すいませんでした。ちゃんと入りました。】と、言われた。
(心の声)
ほんま!それやで!
それでなくても、どんな手術でも不安でここに入ってきてるのに…
それ以上に不安にさせたらあかーん。
手術する人を前に、〜かな?は、特にあかーーーん。
9時前に手術室に入って、出てきたのは11:30前。
血管探しにどんだけ時間がかかったんやろう…。
それくらいにあたしの血管、細くなってるんやなぁ。と、思いながら、3代目と命名した(EXILEみたい)
…今回のポート…
拒否反応おこさずにお願いします。
っていうか…
抗がん剤する心の準備が、まだ出来てない。
ゼローダ効いて!
と、願うあたし…。
ポートの所…ズキズキ痛い。