とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。とこは樺太に住んでいたことがあります。とこの嫁の体験談、日記、備忘など。

(夫に話したら)笑えた話。

2020-03-24 22:02:02 | 日記
いつものルートで帰宅を急ぐ私。

途中、駅の大きなロータリーの近くの改札。
自動改札機が10数台並ぶ大きな改札で、
四方八方から絶え間なく人が行きかう、
正面に大きなロータリー、そのロータリーの奥は大きなビル群が控えている。

当然、駅の通行人をターゲットにしたいろいろなお店がある。
最近はセブンイレブンが一番目立つところにできた。
セブンイレブンは朝は殺気立っていることもある。
そこから少し離れて、有名チョコのお店、そこに対抗するかのように向かい合って
レモンケーキの店がある。
最初のうちは少し行列ができたりしたが、今はさほどでもない。
売り子が小さく切った試食のケーキを楊枝に差して
道行くサラリーマンにも配ろうとする。
(ていうかー、それ今時分食べる人いるの? 心配じゃない?)

そのレモンケーキの手前を左に折れれば、コーヒーショップと
話題のプレスバターサンドなるお菓子を売っているお店があり、
その奥に私が向かう乗換え駅の改札へつながる階段がある。

が、今日はうっかり、レモンケーキ屋のほうへ進んでしまった。
距離としてはそう変わらないのだが、
今日も売り子が手を伸ばしてアピールしている。
本来、左へ向かうべき私は、売り子の手前で避けようと
体の向きを右方向へ変えた。
すると、ちょうど同じタイミングで、私の右斜め前方から男性がこちらへ
向かってきた。

コートの中はグレイのスーツだろう、顔つきはインド人風。
ひげをはやしてないので、端正なたたずまい、すっきりとした様子。
が、はっきりと日本人以外だなと思われる。

その人がまるでケーキに吸い寄せられたかのように、私の目の前で
売り子に向かっていく。

ケーキを受け取るのか? と思った私に聞こえたセリフ、

「マスクわ、ドコにウッテいますカ」

…、 売ってないと思う。

と、心でそう答えて私は二人を躱してさらに右へそれ、
すぐ左へ曲がって進み、淡々と帰路をたどった。

マンガの一場面か??
この話を帰宅して夫にしていると、ふいに可笑しくなった。

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