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NHK杯 羽生選手が欠場だった分、見応えのあったベテラン勢の頑張り!

2017-11-12 16:05:10 | フィギュアスケート
マスコミとしては、担ぐ神輿がなくなって「どうしたものか…」と焦ったところかも知れない。

我が日本のエース、羽生選手が公式練習中に足をケガしてNHK杯を急きょ「欠場」せざるをえなくなってしまったから…。

映像で見る限り、グニャっと違う方向に曲がってかなり痛そうだった…いつもは何かに突き動かされるかのように、無理をしてでも強行突破するイメージのある羽生選手も、来年に迫った五輪シーズンを目の前に、「欠場」とは賢明な判断だったと思う。

足のケガが早くよくなりますように。

もうひとり、直前の棄権を余儀なくされた村上大介選手。急性肺炎。

ダイス、以前は肩を脱臼し、NHK杯を棄権…山あり谷ありという気がしてしまうけれど、何とか復活して欲しい。


羽生選手不在、村上大介選手不在の中、急きょエントリーが決まった友野一希選手。

ダイスの急なピンチヒッターだったにも関わらず、全国に「友野」という名前を充分売り込める活躍を成し遂げてくれたのではないでしょうか。
以前の全日本選手権で、私の勝手な印象だけど、高橋大輔と町田樹のいいとこどりをしたような選手だなと強く印象に残っていて、「彼はいつか来るぞ~~!!」と思っていたら、何というドラマチックなシニアデビュー戦。
いきなりのエントリーだったでしょうに、堂々とした演技。かなりの強心臓ですなぁ、、世界で戦うには何とも頼もしい限り。

そして、我が岩手県の期待の星、佐藤洸彬(ひろあき)選手。
盛岡に「通年リンク」が出来たことにより、佐藤選手は地元の大学に進学することを決意、今は、岩手大学の4年生。
地元の岩手日報の記事によれば、「大学院」に進学するとあった。
院卒後、就業をどうするのか気になるところではある…というのも、岩手、とりわけ盛岡ではフィギュアスケートが盛んではないから。彼をフィギュアスケーターとして採用してくれる地元の企業がどのくらいあるのかと…出来れば、佐藤選手をキッカケに、岩手でもフィギュアスケートを志すちびっこ達が増えてくれることを祈ると同時に、資金的にも無理なく出来るような「環境」が整ってくれたらなと、個人的には願わざるを得ないところ。

佐藤洸彬選手は、見ている人が楽しくなるような演技が出来る「個性派スケーター」。
近年、フィギュアスケート界は、得点を出す面ばかりに重点がおかれがちだけれど、そんな中、先ほどの友野選手も、佐藤選手も「表現力」に期待が持てる選手。
躍動感溢れる演技や、心伝わる演技が大好きな私としては、この両選手は将来が楽しみな選手。
佐藤君、まずはジャンプを安定させて(願)。ショートプログラム、良かっただけにね…。(自滅してしまうケースが少なくないような…頑張れ)


お馴染みの羽生選手や村上大介選手がいない分、海外のスケーターの演技をじっくり見つめることが出来たNHK杯であったとも言える。


セルゲイ・ボロノフ選手…30歳ですって!?彼、こんなに安定した円熟味のある演技が出来る選手でしたっけ??それくらい、随分と演技に磨きがかかったような気がする。フリーの演技を見ていて、何だろうな、物凄く目が離せない雰囲気のある演技で、最後演技が終わって、苦笑いしつつ息を切らしながら、しばらく立ち上がれずハァハァしていた時の表情、たまらない!「頑張ったね、よくやったね」と拍手喝采していた私。
ボロノフ選手のファンじゃないけど、惹きこまれました、今回。

そして、アダム・リッポン…ジュニア時代から注目されていたのに、長いこと不調な時期が続いて、リッポン、何度コーチを変えたのかな?っていうくらい、向上していこうと成長しようと頑張っていたんでしょうね…こんなにジャンプが安定した彼の演技を見たのは久しぶりかも知れない。
よく、くさらず這い上がってきたなと思う。
「やっとかい、リッポン!良かったね」って、画面に向かって手を振っていた。


男子の話が続いたけど、

女子では、宮原知子選手がケガからの復帰、随分と競技から離れていたので「試合勘」を取り戻すまでに、あともう一息というところでしょうか。
ゾーンに入れば、この人の安定感は抜群のものがあるので、頑張ってーーー!!

そして、本郷理華選手。
日本人離れしたスタイルを持っているだけに、ジャンプが安定して、猫背がもっと矯正されれば、かなり見栄えするスケーター。フリーではジャンプを失敗したのが勿体無かったけど、近年の不調な時期に比べたら、良くなってきたなって思うので、もうひと踏ん張り!
女子シングルの日本勢の五輪の枠が2枠しかないので、かなり熾烈な戦いになると思うけど、頑張って欲しいなぁ…。

白岩優奈選手は今回がシニアデビュー戦なのね。力つけてくればお顔が可愛いので人気出るのではないかしら?


で、私が今回もうっとりしてしまったのが、カロリーナ・コストナー選手の演技。
個人的にはショートプログラムの方が好みだけど、彼女もまたジャンプの不安定な時期が続いた選手だったから、30歳にしてここまで円熟味を増す演技が出来るなんて、ヤフコメの評価は低くても、私の評価は高いわよ(^_-)-☆

それと、忘れて欲しくないのが、長洲未来選手。
ご両親が日本人ということもあって、日本でも人気のある選手だけど、体型の変化だったり足のケガだったり、何年も不調に苦しんでいただけに、今回、体を絞って、しかもトリプルアクセルを習得してしまうなんて、どれほど頑張ったんでしょう。
不調な時期から、随分と見違えた!
ショートプログラムの、あの鬼気とした気迫のこもった演技、表情…フリーでも「やってやる!」というような思いが感じられて、何とかアメリカの五輪代表に選ばれて欲しいって思ったほど、応援したい選手。
こういう気迫伝わる演技って、ホント、応援したくなるんです。

もうひとつ、嬉しかったのが、ロシアのアリョーナ・レオノワ選手。
彼女も随分と長いこと活躍している選手なんだけど、近年、ロシアの10代の若手に押されて、パッとしない月日が続いていた一人。
今回、ショートプログラムは、かつての元気なレオノワが戻ってきた!そんな印象で、見ているこちらも笑顔になっていた。
「よく、頑張ったね…」



ここ何年、不調だったり不慮の出来事など万全の状態ではなかったベテラン勢が頑張りを見せてくれたことは、とても意味のある大切な大会だったんじゃないかなと、私は思います。
得点をあげるための工夫、それもとても重要なこと。何せ競技だから。結果を残してナンボの競技だから…。

されど、「魅せる」ってことも競技とは言え、大切な要素でもあるわけで。


今回のNHK杯のベテラン勢(ロシア:セルゲイ・ボロノフ、アリョーナ・レオノワ、アメリカ:アダム・リッポン、長洲未来、イタリア:カロリーナ・コストナー)の頑張りが光った大会でもあったと、個人的には思います。(勿論、日本の若手もだけどね)

羽生選手が不在でも、村上大介選手が不在でも、新たな発見があったことはとても有意義な時間を過ごせたなと。


あ、大事なことを忘れてた!!

ジェイソン・ブラウン選手が直筆で心を込めて書いてくれた、羽生選手への応援メッセージ。40歳くらいまでには日本語を流暢に話せるように、日本語を勉強しているなんて。
しかも、フラワーガール、フラワーボーイのちびっこ達一人一人にハグをし、言葉をかけ、笑顔を向けて、何て、優しい人なんでしょう。
こういう選手、かつていましたっけ???
友野選手も、フラワーガール達に声をかけていたけど、今までこういう場面を見たことがなかった(そこまで映像に映しだされなかった)ので、今回のNHK杯は、新鮮でもあったかな?

ジェイソン、ありがとう~~~m(__)m
いつもニコニコしていて、心から優しい人柄のいい方なんだろうな…。

いつも人の悪口ばかり言っていたり、弱いものイジメばっかりしていると、どんなに作りのいい顔立ちでも、「不細工」になっていくって知ってるかな?
自分の行いが「顔」に出るんだもの。

ジェイソンは、最高に癒しの笑顔でとても素敵!!


土日と用事があって、テレビで見ることが出来たのは金曜日の男子のショートプログラムだけ。
見られなかった分は、NHK杯特設サイトにある動画で確認出来るので、さすが、NHKですね、そういうサービス有り難い!!

ペアやアイスダンスは後で動画で確認したいので、NHKさん、しばらく削除しないでてくださいましm(__)m
(エキシビションは録画しているので、いつになるかな、時間のある時にでも見ることにしよう)



フィギュアスケートのことを久しぶりに書きたいって思えたのは、コストナー選手のおかげ。
フィギュアスケートを本腰入れて見つめてみようと思えたのも、コストナー選手のおかげ。

スポーツナビ+ブログ「銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-」を無期休止にしてから、1年以上が経過…再び書きたくなる日がくるなんて。
しかも、海外の選手からそういう熱をもらうなんて、想定外のこと。

なお、「銀盤の舞-フィギュアスケートエトセトラ-」は、スポナビ事務局で来年の1月末日でブログサービスを休止するとの発表がありましたので、ただいま、他のブログへ移行出来ないか検討中。(こちらのgooブログへはエラーが出てお引越し出来ないとのこと。)

フィギュアスケートに関して、新しいブログで引き続き綴っていくか、こちらのgooブログで綴っていくかについては未定ですが、gooブログは止める予定はありませんので、よろしくお願いします。



人気ブログランキング ←いつもありがとうございます。




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