2008 GW

この一ヶ月ほど、通勤電車では、地図を眺めておった。
どこに行くべかのぉと東北から関西まで、あれこれイメージしておった。
で、いよいよ今週末からはじまるステキな一週間（じつは強行突破の11連休予定）を
直前に控え、きょう、行き先およびルートを決定。

長期休暇とはいえ、好きよ勝手よとあんまし遠くへ行くと、父親としてなにかと問題が
（息子との登山、家族でのキャンプなど、お楽しみイベントが盛りだくさん）。
ここは2泊３日あたりが妥当と考え、横浜発、諏訪→R152→浜松のツーリングとした。

R152は、そうだねぇ、20年ほど前は、地図上では、道が途中で断絶しておって、
「こりゃ実際はどうなっとるのかのほい」と若者の想像を膨らませたルートであって。
して、こんにち、親切なツーリングマップルをみると、
やっぱりいまだに国道R152としてはつながっておらず、２カ所、舗装済み林道でもって
上から下へ、下から上へと、やっとのことで通してもらえる道のようで。
じぶん未開拓の土地、景色が2008 GWのツーリングテーマであり、
ずっと気になっておったんで、これを行ってみることにしたんですな。

あと、むかし、そうだねぇ、15年ほど前、甲府あたりをKLRでふらふらしておったら、
そんときは地元から出て来たままの三河ナンバーだったんで、
「天竜川に抜けるとてもいい道がある。浜松まで一緒に行かないか」と、いま思えば、
現在のオレぐらいの人にカッコよく誘われたことがあって、
東京に戻る途中だったんで笑顔で断ったんだが、「とてもいい道」というのは、
きっとR152のことだろう、というのが、ずっと引っかかっておって。

オートバイはエースのSRでも改造カブでもよかったのだが、
まあ、あんときと同じKawasakiのオフロード、同じグリーンの250で
走ってみるべかと、こんな理由づけでシェルパがいいのかなと。

けだし、限られた時間ながら、どこでなにをしてもいいとなると、
自分へのプレゼンテーションを必要としてしまう現在の自分は、
ややこしいけど仕方ない。そういう自分になったのだから。

ともあれ、逡巡を経て結論が出てスッキリ。
あとは行き当たりばったりで行くのみなのだ。
というわけで、R152の終点、ツーリングの〆は、
いきなり遠州の豪邸に押し掛けるかもわからんが（笑）。

◎イメージ写真＝「オートバイコネクション2」1983年刊 長濱 治著