【旅行6日目 小学校訪問その2】

小学校の中を見学していたときのことです。
話の途中で 通訳のリカルドさんが、
「あ、ちょっと、Hさん。」と主人の肩の方に手を伸ばしました。
主人の服には、小さな小さな虫がついていました。
リカルドさんは、指をのばして、その虫が自分の指にのってくるのを待ち、
指の上に虫がのっかると
今度は、近くに植えられている樹木の葉の一枚に
その虫を移動させました。
そのいつくしみの動作とゆったりとした時間…。
私たち夫婦にとって、この光景はとても新鮮でした。
私だったら、きっと服を軽くたたいて、虫を払い落してしまうでしょう。
それも無意識に。
虫がつぶれてしまったら、「あーあ、服が汚れちゃった」と思うだけです。
リカルドさんは、ごく当たり前のことのように虫の動きを尊重していました。
「自然を大切に」「いのちを大事にしよう」などというスローガンを掲げる必要のない
日常性が、ここにありました。
【カルタゴへ】

小学校の訪問を終えると、昼食をとり、
私たちはカルタゴという都市に向かいました。
目的の大聖堂に行く途中で、車が停まりました。
ついでに教会の遺跡を見せてくれるというのです。
この教会は完成をみるまえに大地震があり、建設をあきらめたようです。
昔、コスタリカの首都はカルタゴだったのですが
地震が多いためにサンホセに移転したときいています。
この遺跡をながめていると、リカルドさんが何やら下を見ています。
羽アリの行列がつづいていたのでした。
非常に長い行列だったので、その先がどこなのか私たちは探しました。
そして石の間から出ているのを確認し、カメラの動画で撮ってみたりしました。
久しぶりに子どもの視線にかえったようです。

小学校の中を見学していたときのことです。
話の途中で 通訳のリカルドさんが、
「あ、ちょっと、Hさん。」と主人の肩の方に手を伸ばしました。
主人の服には、小さな小さな虫がついていました。

リカルドさんは、指をのばして、その虫が自分の指にのってくるのを待ち、
指の上に虫がのっかると
今度は、近くに植えられている樹木の葉の一枚に
その虫を移動させました。
そのいつくしみの動作とゆったりとした時間…。
私たち夫婦にとって、この光景はとても新鮮でした。
私だったら、きっと服を軽くたたいて、虫を払い落してしまうでしょう。
それも無意識に。
虫がつぶれてしまったら、「あーあ、服が汚れちゃった」と思うだけです。
リカルドさんは、ごく当たり前のことのように虫の動きを尊重していました。
「自然を大切に」「いのちを大事にしよう」などというスローガンを掲げる必要のない
日常性が、ここにありました。
【カルタゴへ】

小学校の訪問を終えると、昼食をとり、
私たちはカルタゴという都市に向かいました。
目的の大聖堂に行く途中で、車が停まりました。
ついでに教会の遺跡を見せてくれるというのです。
この教会は完成をみるまえに大地震があり、建設をあきらめたようです。
昔、コスタリカの首都はカルタゴだったのですが
地震が多いためにサンホセに移転したときいています。
この遺跡をながめていると、リカルドさんが何やら下を見ています。
羽アリの行列がつづいていたのでした。
非常に長い行列だったので、その先がどこなのか私たちは探しました。
そして石の間から出ているのを確認し、カメラの動画で撮ってみたりしました。
久しぶりに子どもの視線にかえったようです。
